今回の練習会は、女子短距離ブロックの指導をさせてもらうことになりました。実に…、4年振りの表舞台での指導でした。今のポジションに就く前に、専門委員長は”全体のお世話係だ”とはよく耳にしていた話です。確かにその通りで、元々自分が務めていたポジションは今、日高先生(檍中)にバトンタッチして任せているのですが、時に寂しい思いもしたりするわけです(笑)。そんな中、久しぶりに指導現場に立たせてもらいました。直に子ども達と接しながら、時間が共有できるってやっぱりいいなぁと思いました。
「TTD」徹底的にドリル(動き作り)、こんな話を皮切りに練習を進めていきました。「TTDって何だと思う?」「TTはテッテイテキにです。じゃあDは?」すると「ダイスキ?」と反応が…。”徹底的に大好き”かわいいですよね。「ざんねん~ドリルでした」こんなやり取りも楽しいものです。そして懐かしくも感じました…。さて、とにかく女子には細かい指導が必要です。男子の指導とはちょっと違うのですよね…。細かく、丁寧に、そして繰り返しが大事です。しっかり教え込む為には時間を要します。今回は時間にも限りがあり、なかなか十分な指導はできませんでしたが、何かヒントをつかんでもらえたでしょうかね。さらに、私自身の肩の故障の為(見た目には普通ですが、実はもう半年以上苦しんでいます…つらい。)、見本も十分にできずに迷惑をかけました…。
実際に指導をさせてもらい感じたことは、神経系、リズム系、そしてスプリントにつながる動きや重心移動等、まだまだ改善できる選手がほとんどであったということです。と言うことはです、この冬しかっりと「TTD」の精神で練習に取り組んでもらえれば、来シーズン自分の思う以上の結果を残す選手も出てくるのでは?!と思ったりします。実際問題、ここ数年全体的に本県中学女子スプリントのレベルは落ち込んでいます。(渡邉さん(東海中)や赤星さん(檍中)のような選手はいますが…。)今回久しぶりに指導をさせてもらい、女子に特化した練習会なんかもありかもっ!と思ったりしました。名付けて・・・”女子スプリントクリニック”なんてどうでしょう。【専門委員長 三股中:田原】