この冬2回目(わくわく練習会を入れると3回目)となる選抜練習会、今回、長距離ブロックには女子31名、男子44名、小学校12名が参加してくれました。初めに、12月3日に行われた九州中学駅伝の報告を小林中と大淀中の生徒一人一人に行ってもらいました。その中で、「他県とは競技力もだが、人間性や生活面でも差があった」と痛感している生徒もいました。実際に出場した生徒からそのような話を聴くと、「自分たちも頑張ろう」と他の生徒は刺激になったようでした。

午前は、男子Aチームが400m(70秒)×3(R=100m28秒)×3セット、女子のAチームが300m+300m+200m(R=100m30秒)×3セットをしました。リカバリーも入れて男子が1500mを4‘50“、女子が1000mを3’25”を目標にしていました。この練習は、リカバリーが短いのでとてもきついです。そんな中でも、同じ人が引っ張るのではなく、交代で引っ張る姿を見て「チーム宮崎」の結束力が強まっているなと思いました。

午後は、クロカンペース走と1000mを実施しました。どのチームも設定タイム通りに走ることができ、「さすが県の選抜メンバーだな」と感じました。整備されていない不整地を走ることは、とても有効なので、この冬の練習会では多用しています。ちなみに、このクロカンコースはニューイヤー駅伝に出る実業団や箱根駅伝に出る大学の選手も多く利用しています。日本のトップ選手と同じ場所を走るだけでもテンションが上がりますよね。最後の1000mでは、今日一日たくさん走ったにもかかわらず、自己ベストを更新する生徒がたくさんいました。

最後のミーティングでは、全国中学駅伝(12月17日・滋賀県)に出場する小林中学校に向けて、長距離ブロックでエールを送りました。応援リーダーを急に指名したにもかかわらず、すぐに対応してくれた花岡君(三股中)の言葉はとても素晴らしかったです。「三股中は、県駅伝で負けて、九州・全国に行けなかった。三股中だけでなく、ここにいる人たち、全員の想いを胸に全国では頑張ってほしい」と・・・。練習でも明るく元気に引っ張ってくれ、ムードメーカー的な存在の花岡君。今の長距離ブロックにはなくてはならない存在です。

12月25日のクリスマス練習会の予告です!長距離ブロックは午前に3000mT.T.を行います。クリスマスなので、大幅に自己ベストを更新した生徒にクリスマスプレゼントを用意したいと思います。ぜひ、参加を検討してください!【飫肥中:溝口】

今回の練習会は、女子短距離ブロックの指導をさせてもらうことになりました。実に…、4年振りの表舞台での指導でした。今のポジションに就く前に、専門委員長は”全体のお世話係だ”とはよく耳にしていた話です。確かにその通りで、元々自分が務めていたポジションは今、日高先生(檍中)にバトンタッチして任せているのですが、時に寂しい思いもしたりするわけです(笑)。そんな中、久しぶりに指導現場に立たせてもらいました。直に子ども達と接しながら、時間が共有できるってやっぱりいいなぁと思いました。

「TTD」徹底的にドリル(動き作り)、こんな話を皮切りに練習を進めていきました。「TTDって何だと思う?」「TTはテッテイテキにです。じゃあDは?」すると「ダイスキ?」と反応が…。”徹底的に大好き”かわいいですよね。「ざんねん~ドリルでした」こんなやり取りも楽しいものです。そして懐かしくも感じました…。さて、とにかく女子には細かい指導が必要です。男子の指導とはちょっと違うのですよね…。細かく、丁寧に、そして繰り返しが大事です。しっかり教え込む為には時間を要します。今回は時間にも限りがあり、なかなか十分な指導はできませんでしたが、何かヒントをつかんでもらえたでしょうかね。さらに、私自身の肩の故障の為(見た目には普通ですが、実はもう半年以上苦しんでいます…つらい。)、見本も十分にできずに迷惑をかけました…。

実際に指導をさせてもらい感じたことは、神経系、リズム系、そしてスプリントにつながる動きや重心移動等、まだまだ改善できる選手がほとんどであったということです。と言うことはです、この冬しかっりと「TTD」の精神で練習に取り組んでもらえれば、来シーズン自分の思う以上の結果を残す選手も出てくるのでは?!と思ったりします。実際問題、ここ数年全体的に本県中学女子スプリントのレベルは落ち込んでいます。(渡邉さん(東海中)や赤星さん(檍中)のような選手はいますが…。)今回久しぶりに指導をさせてもらい、女子に特化した練習会なんかもありかもっ!と思ったりしました。名付けて・・・”女子スプリントクリニック”なんてどうでしょう。【専門委員長 三股中:田原】