昨日は中学校選抜練習会でしたが、今回はここに小学校4年生以上の選抜メンバー約60人が参加して総勢300人程度での練習会になりました(小学生は午前中のみ)。開講式で話しをさせてもらいました。キーワードは『2027年』と『ターゲットエイジ』。私は尋ねました「2027年と聞いて、何かピンとくる人?」どんな反応だったか…。手が挙がったのは、ほんのほんの…ひと握りの人たちでした。あぁやはりこれが現実だよなと痛感しましたね。ただ、その中に小学生数名が反応しており、結果小学生に私は当てました。「宮崎で国体があります」と回答してくれました。その時には、国民スポーツ大会と呼ばれるものになっているだろうけど、ここ宮崎県、とりわけ陸上競技に関しては、今建設中の山之口の陸上競技場で開催されるんだよということを共通理解しました。そしてです。今回はターゲットエイジ強化プロジェクトでした。ターゲットエイジ…。この言葉。私は続けます。「ターゲットエイジになっている人、手を挙げてください」。・・・。誰も手をあげませんでした。ひとり歩きしている言葉なんですよね。恐らく、国スポを本気で意識している人達でないと、指導者であっても、教員であっても、大人であっても、ターゲットエイジって言われてそれを答えられる人は多くはないと思いますね。陸上競技で言うと、本年度は、中1、小6、小5、小4の人達がターゲットエイジと呼ばれるカテゴリーになります。つまり、これらの学年が高校生、そして中3になった時に宮崎国スポが開催されるのです。陸上競技には少年B(高1と中3が出る種目)という区分がありますので、こういう形になりますね。閉講式の時に、同じ問いかけをしました。すると、中1のメンバーがしっかりと手を挙げてくれました(小学生はいませんでしたので)。このようにして、ターゲットになっている世代であることを自覚させること、これが大事であるし、私達指導者ももっと意識しないといけませんね。もう5年しかないのです。もう少し県をあげて、国スポ、国スポ、国スポ、この空気感を作っていかないと、間に合わないのじゃないかなと思ったりする今日この頃です。私達ができることは限られています。ようやく練習会も軌道にのってきました。意図的・計画的な強化を進めていきたいと改めて思うことのできた1日なりました。【専門委員長 三股中:田原】    

今回、男子短距離ブロックは「体幹を中心とした筋力アップ」と「最大パワー発揮の向上」を目指し練習を計画しました。男子は女子と比べ、スピードレベルが上がるので、そのスピードに耐えうる体づくりが必要です。そのため、午前中前半は体幹補強トレーニングを行いました。初めて行う選手も多かったようですが、ペアになり鍛えている場所を意識しながら、真剣に取り組んでいました。今回、7種目の体幹補強トレーニングを行いましたが、どこを鍛えるトレーニングなのかを理解し、適度な負荷で今後も継続して実施してくれると嬉しいです。次にハードルドリルを行い、その後ハードルジャンプを行いました。ハードルジャンプは、瞬発力アップ(最大パワー発揮の向上)を目指し行いました。ハードルジャンプは、できる限り広い間隔で行います。(今回は、1.5m〜3.0m間隔の4箇所を設定しました。)ギリギリの間隔に挑戦し、跳び切った時には嬉しそうに喜ぶ姿が見られました。

そして、午後はビートランニングや動的柔軟でアップを行い、100m・200mの選手は、(100m+150m+100m)×2セット、400mの選手は(300m+200m+100m)×2セットを行いました。スピード持久力の向上を目的に行いましたが、ライバルと一緒に走るということもあり、スピードレベルの高い良い練習となりました。最後は、高台の階段を使い補強トレーニングを行い練習終了でした。県秋季大会で決勝進出した選手の練習会ということで、意識も高く積極的に練習に臨んでくれました。参加した皆さんお疲れ様でした。

練習後に、「来シーズンの目標は設定できていますか?」という話をしました。練習は、決して楽しいものばかりではありません。きつい練習の方が多いと思います。ただ、その練習を前向きに行っていくためには明確な目標が必要です。『来シーズン何秒で走りたい。この大会で何位に入りたい!』という明確な目標を設定してください。それが練習を頑張るエネルギーになるはずです。今後も、練習会等で皆さんと一緒に練習できることを楽しみにしています。【檍中:日高】