夏を制する者が、秋・冬を制する!~秋から伸びる人は、この夏に何をしているのか?~
いよいよ県中総体が7月25日、26日に行われます。山口全中の参加標準記録に挑戦する最後のレースです。一人でも多くの中学生が参加標準記録を突破できるように応援しています。
それが終わると、長距離選手はいよいよ駅伝に向けての準備に入っていくと思います。昨年まで勤務していた小林中学校での取り組みをまとめてみました。少しでも参考になればと思います。
近年の夏は本当に暑いです。暑さの質が全く違います。「こんなに暑くて思うように走れない…」そんな風に感じている選手も多いのではないでしょうか。小林中学校での指導もその点が一番の悩みでした。夏は「速く走る季節」ではなく、秋から「速くなる準備をする季節」と考え、練習をしてきました。夏は、秋から結果を出すための大事な時期です。それでは、この暑い夏は何を積み重ねればよいのでしょうか。そこを考えることが大切になります。小林中学校では次のようなことを意識して夏の練習を行ってきました。
1 E(イージー)jog を積み重ねていく。
各自の朝練習や学校での練習では、選手一人一人が余裕をもったペースで距離を踏ませました。この有酸素能力の向上が、秋の走りの土台になります。
2 LT 走(乳酸性閾値)を継続していく。
小林中学校では、週1回はひなもり台クロカンでLT走を行ってきました。これが秋からの記録を大きく左右します。
3 暑さに合わせて強度を調整していく。
夏と冬では気温が大きく違います。なのでペース的には当然遅くなっても大丈夫です。ペースよりも心拍や体のきつさによって練習強度を変えました。夏の練習では疲労を残さないことが大切です。
4 補強・流しでフォームを維持していく。
練習前の体幹練習、練習後の懸垂、手押し車などの補強、練習途中の階段走、本練習後の流しなどで「動ける体」をつくることが重要です。
5 身体と心の回復に努めることを大切にしていく。
最後に昼寝を取り入れるなど睡眠時間の確保、練習後30分以内の食事の摂取を大切することで次の日の練習ができる準備をします。
これらの取組が十分できたとは思いませんが、このような積み重ねをしていくことが、冬の駅伝での大きな差を生むことになると思います。夏に焦る必要はありません。焦らず、一歩ずつ積み上げていきましょう。【宮崎日大高:國丸】