現在、私は住吉中陸上部の副顧問として陸上競技に携わっています。顧問は前専門委員長の村北政彦先生です。
部活をするにあたって、専門競技を指導できることは当たり前ではないので、陸上部を担当させてもらえることは本当にありがたいことです。それなのにも関わらず、村北先生と一緒に陸上に携わることができることは本当に奇跡です。
私が村北先生と出会ったのは中学1年生の頃のとある練習会です。当時、走高跳を始めたばかりで、ドリルや走りの動きが未熟な私に「君、いい動きするね、どこの中学校?」と聞かれたのを今でも覚えています。今まで陸上を通して褒められたことがなかった私にとっては、忘れられない一言でした。そこから、陸上に対する自信のようなものもが芽生え、もっと強くなりたいのいう「気持ち」が確実に変わっていきました。そんな、自分の陸上観を変えるきっかけになった先生と共に、今陸上をすることができているのです。
村北先生と共に住吉中陸上部を見始めて半年が経って気づいたことがあります。それは、選手の成長には「素直さ」が欠かせないこと。村北先生の話の中で「素直」というワードが私の中で心に残る言葉です。様々な種目がある陸上競技において、自分が何の種目に向いているかは本人にも分からないことが多いのではないでしょうか?
でも、自分に向いている種目はあるはずだし、それを見極めて自分が輝ける種目を選んだ方が良いに決まってます。指導の中で、この選手はこの種目の方が伸びるのでは?というような考察を指導者はよくすると思います。新たな「提案」に対して、素直にやってみようと思えることや、その他にも練習の時の動きや、日常生活に対する指導者からの「アドバイスや意見」を素直に聞き入れることができるかどうか。
シンプルなことかもしれませんが、これができる選手は人間的にも競技的にも成長できている選手だと思います。これは実際にそうして素直に行動できて、結果に繋がった選手を見たからこそ言える確信でもあります。競技力がついてきて自分がやることに自信がつけばつくほど「こだわり」が出てきます。こだわりが悪いわけではありませんが、このこだわりは、時に素直さを邪魔します。
自分の中での正解が定まっていくからこそ、他の意見を聞き入れることが怖くなってしまったりします。でも、自分が分かっていることなど、まだ氷山の一角に過ぎないのです。いつまでも「素直さ」は忘れてはいけません。住吉中に来てから、改めて素直に生きることの大切さを村北先生や子どもたちから学ばせてもらいました。こうして学んだことを自分の軸にして、成長していきたいと思います。【住吉中:川越】