(1日目)午前中は、庄内中学校の福本先生が長距離に必要なリズム感を養うための「ビートランニング」をメインに練習を行いました。初めてこの練習を行った生徒も多く、様々な動きに悪戦苦闘していました。長距離選手の特徴として、細かい動きができない(身体の使い方が分かっていない)ため、効率の悪いフォームになってしまったり、故障が多くなってしまったりとマイナスなことばかりです。しかし、できないことをできるようにしようとする姿も見られ、楽しい雰囲気で練習ができました。

午後は、簡単な動きづくりとロードでの距離走を行いました。男子が10km(Bチームは8km)、女子が6km走りました。集団の力を使いながら、離れそうな生徒を励ます姿も見られ、「チーム宮崎」として良い雰囲気の中で走ることができました。

(2日目)ウォーミングアップでは、ハードルを使って股関節周りの筋肉に刺激を入れるためのドリルを行いました。近年は厚底シューズの影響で、股関節周りの故障が増えてきています。効率よく走るためにも、この股関節周りの筋肉が非常に大事だと考えています。普段の学校の練習で、少しでもこのドリルを入れると自分のフォームが変わってくると思います。メインの練習は、400mのインターバルを行いました。男子が4本3セット、女子が3本3セット、レースとほぼ同じペースで400mを走り、リカバリー(30秒)をはさみながら一生懸命頑張っていました。

長距離ブロックでは、来シーズンの全中出場者を今年以上(5名)出すことを目標にしています。こういった練習会で切磋琢磨しながら、「みんなで標突」を目指す雰囲気になれば、必ずこの目標は達成できると思います。全体的に元気がなかったり、表現力がなかったりと課題もありますが、普段の学校生活や家庭生活から見直し、自分を高められるようにしましょう。【飫肥中:溝口】

ミーティングの中で、競技者として飛躍していくために最も大切なことは、「人間性」であるという話がありました。技術を磨くことに比べて人間性を磨くことは容易なことではありません。技術は指導者に聞くことで正解が見つかりますが、「人間性」は他者と生きていく中で相手のことを思いやり、自分の行いを考えていく必要があるからです。

今回の合宿では、挨拶、お礼、積極性、お風呂のマナーなど「人間性」の課題が非常に多くあったように思います。冬季の厳しい練習の中で「人間性」を磨ける場面は数多くあるはずです。宮崎県のトップ選手として、ひと冬の間に人間性に磨きをかけ、来年大きく飛躍してくれることを期待しています。【野尻中:上別府】

1日目の午前中は、グライドの動きのポイントを細かく指導していただき、参加した選手は自分の課題を確認しながら黙々と取り組んでいました。午後は雨の中で実際に投げました。午前中に実践したことがうまくいかずに悩んでいる生徒もいましたが、休むことなく最後まで意識を切らさずに練習することができました。

2日目は時間が許す限り何度も投げました。1日目の午後にはできていなかった引きつける足の爪先の向きや足を使って投げる動作に変化が見える生徒もいました。何よりも投げた後、すぐに「右足が入ってきていない」「身体が残ってない」などの自分の動きを振り返る言葉が多く聞こえたのは大きな変化だと感じました。

指導してくださった延岡商業高校の吉岡先生が、「合宿で行ったことをどれだけ学校に帰って意識をして練習できるかが大事です。頑張りましょう。」と言われていました。

最後に、真剣に練習に取り組む姿勢は素晴らしかったです。ただし、活気がない、声が出ない人が多かったように思います。練習で恥ずかしがっていては、大事な大会で空気にのまれ、力を出し切れずに終わってしまいますよ。日々の練習から声を出して頑張りましょう!【西小林中:信時】

特別ゲスト:清山ちさと選手の指導のもと、ハードルドリル の基礎から見直して練習に取り組みました。「トップ選手でもやるべきことは同じ、取組の意識が上達への近道」ということを学びました。

雨の多い2日間でしたが、高校生の胸を借りて雨の中元気に練習に取り組みました。

次は12月10日の練習会、チーム宮崎ハードルブロックで練習会を盛り上げます!!【西中:矢野】