2番目の人

みなさんに、今日は少しだけ考えてほしいことがあります。それは、「2番目の人」 についてです。
世の中では、よく「1番の人」がすごいと言われます。大会で優勝した人、最初に何かに挑戦した人、最初に成功した人。確かに、それはとても立派なことです。
でも私は、学校生活を見ていて、本当に大事な人は、2番目の人ではないかと思うことがよくあります。
例えば、体育館や教室で荷物を置くときのことです。
最初の1人が荷物を置きます。その置き方は、人によってきれいなこともあれば、少しばらばらなこともあるでしょう。
ここで、2番目の人がどうするか。
もし、「まあいいや」と思って適当に置いたら、その後の人たちも、きっと同じように置いていきます。すると、あっという間にその場所は散らかってしまいます。
でも、もし2番目の人が、「少し整えて置こう」そう思って荷物を並べたらどうでしょう。
3番目の人は、その様子を見てこう思います。「ここは、きれいに置く場所なんだな。」
4番目の人も、5番目の人も、自然とそろえて置くようになります。
つまり、その場の空気をつくっているのは、実は2番目の人なんです。
これは学校のいろいろな場面で同じです。
掃除のとき・・・給食の準備のとき・・・並ぶとき・・・スリッパを置くとき・・・。
誰かが完璧に始めるのを待つ必要はありません。
2番目の人が少し整えるだけで、その場は変わります。
そして、このことは大人になってからも同じです。
社会の中で、本当に周りをよくしていく人は、大きな声で指示を出す人だけではありません。
誰かのあとに続いたときに「少し整えて、次の人に渡す人」。そういう人が、周りを変えていきます。
だから私は、みなさんにこう思ってほしいのです。
必ずしも、1番にならなくていい。でも、もし誰かのあとに続くときは、「2番目の人として、場をよくする人」そんな人になってほしい。
世の中を静かに良くしているのは、目立つ1番の人だけではありません。
2番目の人、3番目の人の小さな行動が、その場所の文化をつくっていきます。
そして私は、みなさんの学校に、そんな「2番目の人」がたくさん増えたら、きっと今よりもっと素敵な学校になると思っています。
みなさんは、どんな 2番目の人 になりますか。【姫城中:安在】

Posted by mzc