強いチーム・集団の育成するための「考動力(こうどうりょく)」
いよいよ6月1日・2日から各地区中総体が始まります。小林中も6月1日から選手それぞれの目標を達成するために頑張っていきます。そこで今回、小林中で普段から取り組んでいることについて書きたいと思います。
ところで地区大会など上の大会に繋がる大事な試合の時、ほとんどの指導者は競技役員等でなかなか指示を出すことができないことがよくあります。本校も同様です。そこで本校では選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように「考動力(こうどうりょく)」という力を身につけさせています。県大会や九州、全国大会のときもそうですが、自分で「考えて動く力」というのが凄く大切になってきます。
2023年の大会を振り返ってみると、選手一人一人に自分で考えて動く力が身に付いた1年だったと思います。特に、九州中学駅伝、全中駅伝では、選手にあらゆることを確認しようと思い選手のところに行ったら、準備万端の表情をした選手がそこにいました。大会当日細かい確認も、細かい指示も出さなくても、こちらが出す前に私の想像を超える考動をしていました。
このようなことができたのは、日々の家庭生活や学校生活の中で、誰かに言われてからやるのではなく、自分からあらゆることも予測して考えて動く力を鍛えていたからだと思います。このように毎日意識して考えて動くことを繰り返すと、できることが増えていきます。
今年のチームは、昨年に比べると「考えて動く力」が十分身に付いているとは言えない状況だと感じます。通信陸上、県中総体まではまだ時間があります。少しでも考動力が身につくように頑張っていきます。みなさんも大事な大会で力を出せるように、行動力ではなく、「考動力」の力を身につけていきましょう。【小林中:國丸】