都城地区では、先週末から地区大会が始まりました。よって、今週月曜日は大会後の登校となる生徒がいました。そこで、授業(3年生)の冒頭で全学級に同様の話をしました。私自身も金曜日の前日準備から土日の大会運営で、月曜日の出勤は決して楽ではありませんでしたからね。

「土日の大会に参加して、今日学校を休んでいる人は学級にいませんよね?」大会に参加したことの意味やこれまで部活動に取り組んできた価値って、大会後の学校生活をしっかり送れるかどうかで決まると思うのです。色々な先生方がよく口にする内容だと思いますが、あえて呟きます。仮に優勝したり、県大会出場を決めたりしていても、月曜日学校を欠席するようではその意味や価値は半減します。これは大会後に限ったことではなく、普段からそうです。休日明け、大会後、遠征後等に簡単に欠席するような人は…、本物ではありませんね。

今週末以降に地区予選が行われるみなさん、しっかりと調整をしてよい結果が残せるように頑張ってください。期待しています!そして、月曜日の朝元気に登校して、大会で結果を残したこと、これまで部活動に取り組んできたこと、そのことがしっかりと評価されるようにしましょう。真価が問われるのは…、そうです、大会後になりますねっ。【専門委員長:田原】

2014年度大宮中陸上競技部のキャプテンだったF君、元気にしているかな・・・。私は、生徒に彼の話をよくします。とても素直で人のために頑張る生徒でした。

放課後の練習時、私は練習中にF君の赤いラニングシューズの破れを見つけました。その裂けた部分を見て、彼に「新しいシューズを買ってもらわないといけないね」と声をかけました。数日後、その破れていた部分は、写真のように、小学校の家庭科の裁縫の授業で習った玉止めがはっきりわかる縫い方で、丁寧に縫われていました。「誰が縫ってくれた?」と聞くと、「自分で縫いました」と、キラキラした目で返答したのをはっきり覚えています。このランニングシューズに限らず、部のTシャツも自分で洗濯して、彼は大事に使っていました。

最近のランニングシューズは軽量化され、地面からの反発を得やすいように作られています。デザインも画期的な物ばかり。高価になり、購入するのにも親としては迷いが出るのではないでしょうか。一足数万円するシューズを、最近の中高生は普通に履くようになりました。履くことが悪いということではありません。しかし、中学生には中学生に見合ったシューズがあるのではないかと私は思います。F君は、縫った糸が切れたら、何度も縫い返しました。それだけ、愛着をもって使っていました。『我慢』『耐える』ことを十分に知っていた生徒です。

F君は、今どこで何をしているのかわかりませんが、きっと、何があっても我慢強く、人のために自分の力を尽くしていると思います。目の前の生徒も、私の娘も、Fくんみたいな人に育てたいです。

最後にF君へ
君のような、贅沢をせず、物を大事にする生徒を育てたいと思います。君の赤いランニングシューズから、物を大事にすることを学ばせていただきました。物を大事にすれば、周りの人にも優しくなることを、君の姿を見て感じました。君のような中学生を育てるために、赤いランニングシューズの話をこれからも子どもたちにしていこうと思います。体に気をつけて頑張れ。【姫城中:安在倫孝】

唯一世界中の人に平等に与えられているものは何でしょうか?それは、「時間」です。

1日24時間という時間だけは、すべての人に平等に与えられています。そして、その時間には限りがあります。時間は無限ではありません。中学校生活は、たったの3年間です。もし、陸上競技に対して、本気で強くなりたいと望んでいるのであれば、そのための時間を惜しんではいけません。

朝、自分の力で起きること。学校での授業を一生懸命受けること。ご飯を三食きちんと食べること。練習を一生懸命取り組むこと。家に帰ったらお手伝いをすること。疲れを取るために早く寝ること。中学生はやらなくてはいけないことがたくさんあり、「時間が足りない!」という人も中にはいるかもしれません。

体育大会や生徒総会などの学校行事があり、バタバタした生活を送っている人もいると思います。そんな中でも、時間は1日24時間なのです。あっという間に、地区大会、通信陸上、県中総体がやってきます。「時間は自分で作るもの」です。プロ野球選手は草野球をやっている人よりも圧倒的に多くの時間をトレーニングに割いています。実現したい目標や夢に向かって、どれだけの時間を使うかで結果が決まります。時間を制した人が人生を制す。毎日の限られた時間を効率的に、そして効果的に使えるようにしましょう!【飫肥中:溝口】

先週、三股中学校ではプール掃除を行いました。2年生がプール内のヘドロとりを中心にプールサイドや更衣室の磨きなど、いわゆるプール掃除のメイン的な活動を行い、その後、3年生が仕上げをする形になりました。

その活動を通して、見えてきたものがありました。それは『人間性』です。仕上げですので、パッと見るだけではなかなか汚れが視界に入りにくく、気づきをもって磨きを行う必要があります。みなさん、プール掃除!と聞けば楽しそうなイメージがありますよね?なぜなら水遊びができる感覚があるからだと思います。そうなのです、、、汚れもあまり目立たない状況ですので、自分でやるべきことを見つけて作業できる人と、ただただブラシやたわしをもって何となく掃除をしている人と・・・、はっきりと分かれますね。

そこで、じっくり作業を観察していると、運動が苦手で、体育の授業ではどちらかというと消極的な生徒たちが一生懸命に作業をしているなぁとふと考えてしまいました。あ~、これはぜひ伝えるべきだ!と思い、授業の終わりに話をしました。君たちが社長なら、どっちのタイプの人間を採用しますか?と。運動が得意で体育の授業では活発に動き目立つような生徒でも、このような活動をするとき「いい加減」に行動してしまうと・・・。まさに学びに向かう人間性の本質が見えたような気がしました。【三股中:田原】

ジュニア大会お疲れ様でした。結果は、どうでしたか?

当然、人によって満足いく結果だった人もいれば、そうでなかった人もいるはずです。でも、大事なのはこれからです。2024シーズンの目標を「県中学ジュニア大会、優勝」と掲げていた選手はいないと思います。なぜなら、ジュニア大会は上位に繋がる大会ではないからです。(ただし、4種競技を除いては)大事なことは、これから始まる地区大会や通信陸上、そして県総合体育大会でどのような結果を出すかです。今回のジュニア大会を通して、「それらの大会に向けてどう仕上げていくか」が大事です。自分の目標が達成できるように、しっかり仕上げていきましょう。

さて、今回は県中学ジュニア大会を通して感じたことを書きます。それは「スタート時のルールの変更について」です。今回の試合で、このルールの変更に戸惑った選手もいるはずです。「えっ、隣の選手がセット後ピクついたのに止められない」「セットからピストルが鳴るまでの間が長い」などです。

実は今年度より、「スターターは、全ての競技者が『Set(用意)』の構えで静止したと確認した時点で、信号器を発射しなければならない。スターターは全競技者の動きが正しいスタート姿勢で止まったなら、速やかに走らせるべきである。つまり、あるスタートではピストルを非常に早く打つこともあるし、全競技者がスタート姿勢で静止するのを確かなものにするため、長めに待たなくてならないこともある。」とあります。これまでは、「ある程度決められたタイミングで号砲が鳴っていて、ピクついた選手がいた場合は、ピクついた(静止していない)選手に対して、注意またはイエローカードが出されていました。」しかし、今年度より「全競技者がスタート姿勢で静止するのを確かなものにするため、長めに待たなくてならないこともある。」となったので、ピクついた選手が止まるのを待って号砲が鳴るということもあるのです。

ピクついている選手がいても、スタートを止めません。止めるのは、フライングが起こった時のみです。ピクつきで、他の選手がフライングをしてしまった場合は、ピクついた選手にイエローカードが出されます。イエローカードは、累積2枚でレッドカードになり、その後の競技会に参加できません。

他にもルールが変更になった部分があります。これから大事な試合が続きます。ルールを知っていることで、救われたり対応の仕方も変わってくるはずです。ぜひ、一度調べるようにしましょう。皆さんが悔なく、目標達成してくれることを期待しています。【大宮中:日高】

いよいよ6月1日・2日から各地区中総体が始まります。小林中も6月1日から選手それぞれの目標を達成するために頑張っていきます。そこで今回、小林中で普段から取り組んでいることについて書きたいと思います。

ところで地区大会など上の大会に繋がる大事な試合の時、ほとんどの指導者は競技役員等でなかなか指示を出すことができないことがよくあります。本校も同様です。そこで本校では選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように「考動力(こうどうりょく)」という力を身につけさせています。県大会や九州、全国大会のときもそうですが、自分で「考えて動く力」というのが凄く大切になってきます。

2023年の大会を振り返ってみると、選手一人一人に自分で考えて動く力が身に付いた1年だったと思います。特に、九州中学駅伝、全中駅伝では、選手にあらゆることを確認しようと思い選手のところに行ったら、準備万端の表情をした選手がそこにいました。大会当日細かい確認も、細かい指示も出さなくても、こちらが出す前に私の想像を超える考動をしていました。

このようなことができたのは、日々の家庭生活や学校生活の中で、誰かに言われてからやるのではなく、自分からあらゆることも予測して考えて動く力を鍛えていたからだと思います。このように毎日意識して考えて動くことを繰り返すと、できることが増えていきます。

今年のチームは、昨年に比べると「考えて動く力」が十分身に付いているとは言えない状況だと感じます。通信陸上、県中総体まではまだ時間があります。少しでも考動力が身につくように頑張っていきます。みなさんも大事な大会で力を出せるように、行動力ではなく、「考動力」の力を身につけていきましょう。【小林中:國丸】

先日、土々呂中学校で、日向・東臼杵・延岡・日向地区中学校総合体育大会陸上競技の番組編成会議が開催されました。各中学校陸上競技部の先生方が集まり、大会運営方法の確認およびプログラム作成を行いました。

本大会のスタートリストを県中体連速報室「MzcLive」に掲載しましたので確認してください。なお、大会2日目の様子は地元ケーブルテレビ局、ワイワイテレビで生中継されます。同じものが「MzcLive」で同時配信されます。お楽しみに!

先日の県中学ジュニア選手権の時もそうでしたが、有り難いことに、このブログ「風の色」を楽しみにしてくださっている方々が結構いるのだな~と実感しました。さぼっているわけではないのですが、練習会等がないとなかなか更新できずにいましたが、最近色んな方面から声かけをしていただきます。

そこでですが、専門部を中心にちょっと盛り上げていけたらなあと思っています。管理人の松濱先生(東海中)と私の方から専門部に投げかけをしました。毎週2名の先生が何かしらつぶやいていきましょう!と。早速、今週からスタートです。どんな話があがってくるか楽しみですね。定期的に更新されれば、ブログのみならず専門部ホームページを見てくださる人もさらに増えていくかもしれませんし、みんなで色んな情報を共有したり、色んなことを考えたりすることってプラスになると思います。乞うご期待を!!

ところで、中学生を指導されている指導者の方々で是非我がチームの取り組みをPRしたい!何かつぶやいて話題を共有したい!といった希望はないですか?遠慮されなくて結構です。むしろお待ちしています!何か話題提供したいな~という方がいらっしゃれば、是非連絡をください(松濱or田原まで)。お待ちしています。専門部と一緒に、みんなで宮崎県中学陸上界を盛り上げていきましょう!【専門委員長:田原】

私、陸上競技指導も19年目に突入していますが、これまでいつの時でも、まずは陸上競技に興味・関心をもつこと、その指導を徹底してきました。色んな情報を収集したり、記録・数字への意識は常に高くもつことであったり、、、。とにかく陸上競技に対してアンテナを高くというやつです。ん?そんなの当たり前じゃんって思う人もいるかもしれませんが、意外と子どもたちの「好き」って本気度が足りなかったりするのです。したがって、自チームのミーティング(MT)や合宿のMTでも、『知識アップトレーニング』と題して、問題形式にして解かせることで陸上競技への興味・関心を高める工夫をしてきました。
やはり、結果を出す、強くなるためには、陸上競技を好きになることからだと思うのですよね…。

通称、陸マガ、月陸と呼ばれる2冊の雑誌。これ分かりますか?手にとって、見てみたことありますか?まずは、このあたりからスタートするとよいかもしれませんね。実は私、中学時代は野球部所属です。その野球少年が中2の9月に「陸上競技マガジン」という雑誌に出会います。本屋さんに行ったときに見つけました。分かる人には分かると思いますが、9月号ですのでインターハイの結果特集月号です。いやぁ~、面白いと思いました。家に帰り、こんな本を見つけた!買って欲しいと親に頼み買ってもらいました。そして、翌月も購入…。結果、この年はこの2冊のみの購入になったのですが、今振り返るとこれが私のスタートです。

当時に比べて価格もあがっています。それなりの値段がしますので、毎月購入は厳しいかもしれません。でも、購入月を選んででも購入する価値観、大事かもしれません。そのことは間違いなく、陸上競技への興味・関心を高めていくことにつながりますからね。大淀中にいた時の、とある生徒は陸マガ、月陸どちらも年間定期購読をしていました。やがて、九州、全国大会に出場して活躍する選手に成長したことは言うまでもありません。

今は、競技力が高くない、強い選手ではない、陸上競技を始めたばかりである…。そんな人こそ、こういった視点からスタートするとよいかもしれませんよ。このです、陸上競技に詳しくなることって、誰でも自由にできることです。『好きこそものの上手なれ』本当にそうだと思いますね。

先日の話。セイコーゴールデングランプリ2024が行われましたよね。我がチームでの話になりますが、練習前のMT「昨日見た?」「見た人?」この問いかけで、手を挙げることができた人、反応できた人決して多くはなかったです…。北口選手の逆転劇あれにはしびれましたものね。こういったこと(話)に共感できるようになることが本物に近づいていくことなのかな~って感じる一コマでした。我がチームもまだまだ修行が足りません、これからです。ガンバリマス!【三股中:田原】

選手のみなさん、暑い中お疲れさまでした。
コンディションにも恵まれましたが、思っていた以上によい結果をたくさん見ることができて大変嬉しく思ったところです。定期的に練習会を計画しながら、強化を図ってきたつもりですが、その成果が出ているのかなぁと専門部の先生方とも話をしています。

練習会があるごとに、みなさんは全員、2027宮崎国スポに向けてのターゲットエイジになることを繰り返し語っていますが、そういった刺激入れも活力の一つになっているのかなと思ったりもします。冬期練習の入り口(県秋季大会終了時)では、次年度大丈夫かな~と心配の方が大きかったのですが、ここにきて、期待感が一気に増してきました。

息つく間もなく、今週末から地区大会が始まる地区もあります。それぞれ地区大会を経て、全中標準記録突破会の1つ目、通信陸上へと続いていきます。福井全中に向けて、みんなで気運を高めていきましょう!選手のみなさんのこれからの活躍を大いに期待しています。

あ、そうです。
県中学ジュニア選手権を終えて、県中総体への参加標準記録の見直しをさせてもらいました。リレーに関してです。少し緩めた(遅くした)形になります。やった~!と思う選手(学校)がいるかもしれませんが、冷静に考えるとちょっと残念、寂しいことかもしれません(←この意味を考えてみましょう)。時間がある人は、是非過去の結果をのぞきにいってみてくださいね。【専門委員長:田原】