あなたは教えることが好きですか?人に教えるのって難しいですよね。相手が理解できるようにするには、どんな言葉を使って、どんな方法で教えたら良いかな…と悩み、考える人が多いと思います。私も教師という仕事をしていますが、どうやったら理解してくれるかなと悩み、いろんな方法を試しています。

では、なぜここで「人に教える」という話題を出したのか。それは、アウトプットの重要性を伝えたいからです。アメリカ・パデュー大学のカーピック博士の研究で「インプットよりもアウトプットを繰り返すことのほうが記憶が脳へ定着しやすい」ことが分かっているそうです。先週、わくわく練習会と県選抜合宿が行われました。そこでは指導者の先生方からいろいろなことを学んだはずです。「なるほどな」とか「こんな考え方があるんだ」とか「自分を変えていこう」とかいろんな感情をその瞬間瞬間に抱いたと思いますが、そこから先、どうするかです。時間が経った今、その記憶がどんどん薄れていってしまっています。メモを見るなどして思い出し、自分の言葉にしてみましょう。チームメイトや家族、顧問の先生、誰でも良いです。学んだことを周りの人に説明すれば、記憶がどんどん定着していきます。

せっかく学んだことを無駄にしないために、自分をさらに成長させるためにぜひやってみてください。ちなみにこれは、勉強でも同じことが言えます。覚えたことを人に教えることによって、自分の頭を整理してみましょう。【門川中:吉原】

12月14日(土)に第2回ハードルクリニックを開催します。

ぜひご参加ください。【串間中:矢野】

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2日間の合宿・練習会お疲れ様でした。1日目は雨の降る肌寒い中、2日目は気温の上がる中となりましたが、今年度も充実した練習会になったのではないかと思います。例年、この時期は中高合同での練習会となっておりますが、今年度については中学生のみの練習会となりました。ハードルブロックについては選抜組と一般練習組を合同で練習を行いました。その理由として、「宮崎県のハードル界をみんなで盛り上げたい!」という思いがありました。R7沖縄全中より参加標準記録が引き上げられたことは皆さん知っていることだと思います。(100mH:14“80⇒14”60 110mH:15“00⇒14”70)特に女子については、ここ1~2年で全中出場者がいない中、さらに狭き門となりました。宮崎県全体のレベルアップのためにも今回は合同での練習としました。

1日目は徹底的にハードルドリル・フォーム確認のハードル走を行いました。ハードルドリルは継続することが第一です。練習会に参加した皆さんは、ぜひ自チームに戻ってからも継続してハードルドリルに取り組んでほしいと思います。(特に、切り返しのドリルをマスターできるとよいですね。)

そして2日目の練習は、「自分の走りの課題をつかむ」というテーマで練習に取り組みました。この写真はハードルのフライト距離(踏み切り~着地までに進んだ距離)の計測をしています。ハードルは、ハードル上でのハードリングのみならず、ハードルを跳ぶ前の踏み切り動作が非常に大切になってきます。後半、ハードルまでのインターバルが遠くなってしまい、インターバルのリズムが崩れることがありませんか?そのような選手は踏み切りを強化していくことで後半の走りが楽になっていきます。また、フライト距離をもとに、ハードル間の1歩の目安となるストライドを計算することもできます。【(ハードル間‐フライト距離)÷3】そうするとおおよそ1歩あたり1.6~1.8mという数字が出てきます。あくまで目安ですが、この間隔のマーカー走でのピッチを高めることができればインターバルランのスピードアップにもつながっていきます。

次は12月7日の選抜練習会となります。今回は選抜組だけの練習会となりますが、切磋琢磨し、互いを高め合う場にしていきましょう。次回の練習会も楽しみにしています。【串間中:矢野】

1日目は雨が降りましたが、せっかくの機会ですので午後はマットを出すつもりで、午前中はドリルを中心に行いました。ドリルは、踏切のドリルを徹底して行いました。

助走に始まり、踏切、空中、クリアランスと一連の流れの中で最も大事にして欲しいところが踏切だと私は考えます。それと同じくらい助走も大事なのですが…。海外の選手を見ると空中姿勢がバラバラなのにも関わらず、ものすごい高さを跳ぶ選手がちらほらいます。それは空中姿勢に入るまでの完璧な助走と踏切があるからなのだろうと思っています。

そこで、今回も踏切のドリルを徹底して行ったのですが、やはりとても繊細な動きだなぁと改めて思いました。もしかすると、やっている動きがどのような意味を持つのか分からない人もいたのではないでしょうか?自分の実際の跳躍と噛み合わない部分もまだたくさんあると思います。ですが、やっていくうちに少しずつ理解ができるようになります。今は分からなくてもこれからたくさんの跳躍を重ねてどんどん新しい発見をしてもらえればいいなと思います。

また、冬の期間も週に1回は跳躍練習をして、今シーズンで得た感覚を忘れることがないようにしてもらいたいなと思います。2日間ありがとうございました!【祝吉中:川越】

あいにくの雨で、午前中は室内でミーティング、柔軟、体作り運動、体幹トレーニングを行いました。午後は、ドリル、クロスカントリーコース(8km.6km.4km)をチームに分けて走りました。

昨年からこの練習会に参加させていただき、気づいたことが1つあります。それは、長距離ブロックは、あまり覇気がないなぁ~と・・・。しかし、体つくり運動では元気に声を出したり、楽しんだりする姿がありました。ここで私の中に矛盾が生じます。あいさつや反応面では『あまり覇気』を感じないのに、活動になると元気に動けたり楽しんだりすることができる。つまり、心の中で『できる自分』と『やらない自分』の2つの自分がいるのではないかという結論に至りました。

『できる力はあるのに…』という事はすごくもったいないと私は思います。どの選手もこの時期、来年に向けた目標設定をしていると思います。『できるけどやらない人』から脱出して新しい自分を構築していきましょう!では、そのためにはどうすればいいのか…。それをこの冬に考えてみるといいですね。【本郷中:川内】

土曜日のわくわく練習会、日曜日まで行われた選抜練習会お疲れ様でした。私は土曜日のわくわく練習会、男子短距離を担当しました。土曜日は、あいにくの雨で、私は少しだけ気持ちが暗くなっていました。ですが、その気持ちは一瞬でなくなりました。わくわく練習会に集まった皆さんの「練習を頑張るぞ」という気持ちが表情に現れていたからです。わくわくした表情、まさにわくわく練習会です。

まずはスプリントでは絶対に押さえておきたい、姿勢やつま先の向き、支持脚のポイント、膝下の位置を確認しました。皆さんは覚えてますよね!もし自信のない人は、配付したプリントで何度も確認しましょう!

動的柔軟、ハードルドリル、変形ダッシュ、メディシン走など、冬季練習で押さえておきたい練習メニューを確認しました。皆さんの冬季練習のヒントになれば嬉しいです。ぜひ頑張ってください。1日練習を行なっていく中で、1番印象に残っているのは、練習最後のメディシン走と終了後のミニミーティングでした。
時間がなく、メディシン走の本数を減らした時、多くの人が、本数が減ったことに、「えぇ〜〜っ!」と残念そうな声を出しました。その後のミニミーティング。選抜練習会の話になり、わくわく練習会に参加している全員が、来年は上位入賞して、選抜練習会に参加したい!といっていました。
もっと練習したいという姿勢、来年は先発組に!という負けない気持ち。
皆さんの様子を見て、来シーズンの皆さんの成長を想像し、私が「わくわく」しています。

冬季は辛い練習も多いですが、明確な目標を立て、来シーズンの自分を想像し、「わくわく」しながら冬季練習を乗り切ってください。応援しています。【久峰中:佐藤】

投擲選手に必要となるものは、「パワー」です。その「パワー」を出すためには「パワー=力×スピード」が必要となります。一人一人が持っている力にスピード(速さ)を加えることでパワーが生み出されます。

そこで、今回の2日間の練習会では、「スピード」をテーマにして、グライド投法の練習に取り組みました。今回のテーマ「スピード」では、①グライド動作のスピード、②砲丸が手から離れたときのスピード(砲丸をどれだけ加速させることができるか)の大きく分けて2つを意識するための練習をしました。

砲丸を投げるサークルの直径は、2.135mと決まっており、その決まった大きさのサークルの中から砲丸を投げなければなりません。例えば、身長が190cm以上ある選手でも、身長が190cm以下の選手でも、同じ大きさの約2mのサークルから砲丸を投げなければなりません。その決められた大きさの中で、どれだけグライド動作を速く行い、砲丸をリリースするまでに加速させることができるかによって、砲丸が飛んでいく距離が変わってくると思います。

今回の練習で行った、ドリルや意識するポイントを反復してこの冬季の中で練習を行ってみてください。もちろん、それぞれの顧問の先生から指導していただいている内容も大切ですが、そこにプラス1として、今回学んだことを取り入れてほしいと思います。今回参加された選手の皆さんが、次に会う時までに1つでも多くのことが成長・進化していることを楽しみにしています。【須木中:甲斐】

今回は股関節を使う練習を中心に行いました。ハードルドリルではフレキハードルではなく昔の白いハードルを使いました。引っ掛けたら痛いし、ケガの可能性もあるのですが、しっかり脚を回して股関節を使うことを重視しました。

普段の練習ではフレキハードルや黄色い低いハードルを使って練習している学校が多いはずです。集中して取り組んでいますか?ぶつけても痛くない、簡単にクリアできる。正しい動きを意識できていますか?時代は進化し、より安全により快適に練習できる工夫がなされていますが、それに甘えることなく自分を追い込んでいきましょう!本郷中時代に白のハードルでハードルジャンプをさせていたことを思い出しました。今では絶対にさせません!!

今回参加してくれた25名がさらに成長して会えることを楽しみにしています。次の日から修学旅行だった生徒は筋肉痛で京都やUSJをまわってるのかな?【大淀中:河野】

今年度のチーム走高跳、大変、雰囲気が良いと感じました。様々な学校から集い、お互い初めましての選手同士もいたと思いますが、アップやミーティングでの声出しや、教え合い、指導者へ積極的にアドバイスを求めるなど、主体的に練習に取り組もうとする選手が多くいたように感じます。だからこそ、練習会初日の大雨の中でも、私自身もやる気に満ち溢れていました。

練習会でも学校の授業でも、なんでもそうですが、指導者のやる気スイッチを入れることができれば、自分自身の成長確率は格段に上がるのではないかと思います。もちろん、指導者側も頑張るのは当たり前ですが、そこに選手のエネルギーが加われば、練習の質は更に高まります。そんなことを身をもって感じることができた練習会でした。

時には、跳べずに悩んだり、涙したり、本気で取り組んでいる様子が、この2日間で伝わりました。走高跳は、跳躍する上で、感覚的な側面と技術的な側面があり、特に、技術的な側面に関しては、細かい動きも多く、更には、非日常的な動き(普段あまりしないような動き)もあります。例えば、後傾であったり、内傾であったり、バーに向かって真っ直ぐ向かって助走するのではなく、途中から曲がって、バー手前で踵から入る踏切をしたり、バーを越える際に体を反らしたり、、、と、ここでは書ききれないほどです。

だからこそ、記録を伸ばしたいのであれば、勉強が大事。是非、次の練習会までに、走高跳の知識を蓄えておいてください。皆さんと積極的に対話をしながら、更に良い雰囲気で練習できることを楽しみにしています。【大宮中:長田】

わくわく練習会、選抜合宿お疲れ様でした。私は庶務担当でしたので、練習会の指導はできませんでしたが、各ブロックの練習を見て回ることができました。どのブロックの生徒も一生懸命に練習する姿が印象に残りました。冬季練習に向けて良いスタートが切れたのではないでしょうか。

さて、11月16日のブログに専門委員長が書いた「合宿の肝はミーティング」で、練習&ミーティングの重要性は分かったと思いますが、私は合宿後のことについて書いていきます。選抜合宿の生徒には日高先生が作成してくださった冊子がありました。これってちゃんと活用していますよね?11月18日に顧問の先生に提出するようになっていましたが、ちゃんと提出できていますよね?残念なことに本校には、月曜日の朝に提出できなかった生徒がいました。質の高い指導とやる気の出るミーティングを受けたはずなのに、実際に行動に移せなかったのは、非常に残念でした。また、ただ書いて提出しただけではダメです。中身が大事なのです。目標設定の所は、「整合性のある目標」になっていますか?例えば、「県中総体男子3000m優勝」という目標に対して、記録が「9分20秒」のように整合性のない目標になっていませんか?もし、きちんと目標が立てられなかった人は、日高先生のミーティングの話を思い出し、過去の記録をしっかりと分析して記入しましょう。

合宿や練習会で頑張るのは当たり前です。合宿後の普段の生活に戻ったときに、自分でどう頑張るかが、非常に大事だと思います。次に選抜で集まるのは12月7日です。その時に少しでも成長した姿を期待しています。【飫肥中:溝口】