第3回タレント発掘クリニック兼クリスマス練習会が12月25日に行われました。長距離ブロックには、女子20名、男子50名が参加してくれました。練習会お疲れさまでした。

午前中は3000mTTを行いました。今回は事前にブログで予告していた通り、自己ベストを大幅に更新した人にクリスマスプレゼントを用意しました。練習前に何人かの生徒から「ブログ見たんですけど、プレゼントって何ですか?」という質問もあり、このブログを見てくれている生徒が多くなっていることを改めて感じました。

さて、3000mTTの結果は69名が出走し、31名が自己ベストを更新する走りでした。学校での練習や合同練習会などで頑張っている成果だと思います。その中でも橋田くん(檍中学校)が54秒、稲子くん(祝吉中学校)が47秒も自己ベストを短縮して、プレゼントを獲得しました。今年最後の合同練習で、約半分の生徒が自己ベストを更新できたので、2022年の締めくくりとして、とても良かったのではないでしょうか。

午後はクロスカントリー(松林)を走りました。練習会では毎回使用しているコースですが、今回は「じっくり集団で走る」がテーマでした。どのグループも余裕をもったペース設定だったので、普段なかなかできない「集団走」ができて、いい練習になりました。その後、5人グループに分かれて、エンドレスリレーで締めくくりました。楽しくワイワイ言いながらも、自分のチームのために真剣な表情で走っていたので、これが駅伝大会などに繋がるといいなと思いました。練習会を重ねるごとに長距離ブロックの仲が深まってきているように感じます。最後の感想を言う場面でも、今まで以上に手を挙げる生徒が多く、学校でも意識して生活しているのだと感じました。

昼食時に、今年の世界陸上にも出場したダイハツの松田瑞生選手が競技場で練習していました。他競技でも言えますが、日本のトップ選手が宮崎県に合宿に来て、私たちは選手を近くで見ることができるのが宮崎県の強みです。日本のトップ選手の走りを見て、皆さんは何を感じたでしょうか?また、正月には、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝があります。長距離選手として勉強になる時間です。テレビに映る選手の走りを見て、陸上の勉強をするのもいいかもしれません。クリスマス練習会お疲れさまでした。そして、有意義な冬休みにしてください。【飫肥中:溝口】

練習会に参加した選手の皆さん、お疲れ様でした。今回のクリスマス練習会も充実した練習を行うことができ、また、年末最後の合同練習会として良い締めくくりとなりました。

【ウォーミングアップ】ハードルブロックでは、ウォーミングアップで必ずレクリエーション的なメニューを取り入れています。体を温めるのも大切ですが、選手の皆さんの緊張をほぐし、一日練習を共にするチームとしての雰囲気を作ることを目的としています。今回はリズムハードル、コーン集めゲームを行いました。次回の練習会でも楽しく、鍛えられるメニューを用意して待っています!

【午前練習】午前中はハードルドリルを中心に行い、最後に6台走でフォームの確認を行いました。今回伝えたポイントは①重心を落とさないこと(へその位置を高く保つ)②腰を前に進める意識の2点です。ドリルでできない動きを実際の走りの中で行うことはできません。良いドリルの動きを無意識にできるように、各学校の練習で継続・反復して練習に取り組みましょう。また、今回は利き足だけではなく、逆足のドリルにも挑戦しました。両足どちらも跳べることは、インターバルへの急な対応ができたり、身体のバランスが調整できたりとメリットが多いです。逆足についても継続して練習してほしいと思います。

【午後練習】午後のメイン練習は300mのタイムトライアルを行いました。ハードル走では、100mを走る体力+ハードルを跳ぶ体力、筋持久力が必要になります。また、高校、大学となると300mH、400mHという競技もありますので、ロングスプリントも走れるということは自己の可能性を広げることにつながります。今回は前回の練習会からの成長を確かめるコントロールテストとして行いました。前回の練習会より大幅にタイムを伸ばした選手もおり、成長を実感できたのではないでしょうか。かなりメンタル的にもタフな練習でしたが、互いに声をかけ合い、雰囲気良く練習を終えることができました。

練習会での経験、私たちからのアドバイスが選手の皆さんへのクリスマスプレゼントとなれば幸いです。いよいよ冬期練習も本格化してきます。辛くなった時には練習を共にした仲間達の顔を思い出してください。次の練習会や大会で、さらにパワーアップした姿で再会できることを楽しみにしています。【西中:矢野】

2022年最後の合同練習会(クリスマス練習会)が終わりました。第1回のMAGOKORO練習会に始まり、第2回のわくわく練習会、そして、第3回と、回を重ねるごとに練習会の雰囲気が良くなっているのを肌で感じました。宮崎県内の同じ志をもつ中学生が定期的に集まり、練習を共にしたり、時に意見交換をしたりと本当に良い機会だと実感しています。

さて、走高跳ブロックでは、午前中は走幅跳と合同でコントロールテスト、午後はドリルと跳躍練習を主に行いました。

午前中は普段慣れない動きもあり、初めは戸惑っている選手もいましたが、生目中の北林先生のご指導もあり、立ち幅跳び、立5段跳び、8歩助走走り幅跳びに、記録を狙って積極的にチャレンジしていました。冬季なので、様々な種目や動きを経験することはとても大事ですね。本番を意識して取り組む姿は大変素晴らしかったです。

午後の跳躍練習では、第1回、第2回の練習で学んだ「①軸、②締め、③ベクトル」を意識してドリルと跳躍練習を行いました。走高跳には、他の種目にはない要素が多くあります。例えば、曲線助走や踵で接地する踏切などです。だからこそ、難しさもありますが、その分、やりがいもあります。

冬季練習中も、普段の練習の中に走高跳につながるポイントはないか常に探究しながら練習に臨むことが大事です。走高跳の選手には、日頃から、「考える」ことが求められると思います。「考える」ためには、目標を設定し、それを達成するために必要なことを徹底的に身に付けていかなければなりません。目標と知識がなければ、「考える」ことはできないと思います。この冬は、しっかりと目標を設定し、知識を蓄え、練習を積んでほしいと思います。次の夏に目標を達成するために、2022年の練習会が少しでもヒントになってくれていると嬉しいです。【祝吉中:長田】

短距離ブロックの練習に参加した選手の皆さんお疲れ様でした。

午前中は、「動的柔軟」「スプリントドリル」「コントロールテスト」の3つのグループに分け進めていきました。私は、スプリントドリルを担当しました。「正しい動き(フォーム)を身につけさせたい」と考えていたので、細かいところまで確認し指導しました。皆さんにポイントを説明すると、皆さんの動きは劇的に良くなりました。ぜひ、これからも正しい動きを何度も何度も繰り返してください。意識しないとできない動きは試合では使えません。無意識でできるようになった動きだけが試合に出てきます。もう一度言いますが、反復練習が大切です。正しい動き(ドリル)を何百回、何千回繰り返すようにしましょう。

午後は、ハードルドリル後に、エンドレスリレー(100m+100m+200m)×2セットを行いました。私からのクリスマスプレゼントです。エンドレスリレーは、大変辛い練習だったと思います。ただ、選手の皆さんは、1セット目から、高いスピードで走っていました。皆さんのお陰で、質の高い良い練習ができました。そして、最後に補強「手押し車」を「50m以上、その後は自分の判断で100mを上限」という条件で行いました。その中で、渡邉さん(東海中:今年福島全中で3位入賞)の姿が印象的でした。70m付近で限界に達し、一度やめてしまいました。ただ、そこから「絶対負けたくない!」という言葉を発して、再び始め100mやり切りました。さすが、全国で入賞する選手だなと感心させられました。

余談ですが、、、、私も若い頃は、陸上競技の短距離選手として30歳まで走っていました。教員をしながら走っていたので、平日は午後7〜8時に練習を始め1人で練習することも多くありました。その中で、練習をしながらよく「限界とは何なのか」という問いに自問自答していました。

今、限界を越えようとやっている自分の練習を、末續選手(現在も200m日本記録保持者:熊本県出身の同級生)がやったらどうなのか。もしかしたら、余裕でこなすかもしれません。だとすれば、自分が限界に迫ろうとしている、この練習は何なのか。「限界とは何なのか」この問いを練習中、何時間も考えていました。そして、私が出した答えは「限界とは、自分の弱い心が引いた、ただの線(ライン)」であると言うことです。この限界のラインは、自分の目標(志、考え、意識)でいくらでも引き上げることができます。そして、その限界のラインを引き上げることで、自分をいくらでも成長させることができるのです。

現役を引退し、今も健康保持のために運動を行っています。ただ、現役時代ほど頑張れません。理由は、目標(志、考え、意識)が違うからです。現役時代は、「日本代表になりたい!」と本気で練習をしていました。だから、どんな練習にも前向きに取り組めましたし、辛い練習も耐えることができました。今、健康な体を維持するという目標に対して、現役時代行っていたような練習は絶対に耐えられません。

皆さんの練習する姿を見ながら、そのようなことを思い出していました。ぜひ、来シーズン輝く自分を想像しながら、日々の練習で自分の限界に挑戦していきましょう。【檍中:日高】

第30回全国中学校駅伝大会が無事に終わりました。女子は兵庫県の稲美中学校が2連覇、男子は千葉県の酒井根中学校が初出場初優勝でした。宮崎県代表の男子:小林中学校、女子:大淀中学校も最後まで粘り強く襷を繋いでくれました。本当によく頑張りました。大会へ参加して感じたことを、小林中学校の國丸先生に総括してもらいます。

男子の結果は11位、頑張ってくれました。駅伝の流れをしっかりとつくることの重要性を再確認させられた大会となりました。今大会、8位入賞を狙うためには、3区終了地点で15位以内で繋ぐことことでした。実際は22位とうまくいきませんでした。その分、4区を前半から突っ込ませることになり、本人が目標にしていた区間賞に届きませんでした。4区の頑張りで7位で5区に繋ぎ、5区も我慢強く走りましたが、流れを引き寄せることができませんでした。流れをつくり、一気に流れを引き寄せることができる選手の育成が急務です。他県との合同練習会等を行うことが競技力だけではなく、意識改善にも繋がると思いました。

女子の結果は43位、全国の選手の走りを見て、速いリズムと力強い走りが印象的でした。継続した体幹づくりと動きづくり、速いタイムでのペースランニング(PR)をしっかりとやっているようです。宮崎県の選手も行ってはいるのですが、質の高さが違うようにも思います。また、上位チームに共通するのは心の強さ、メンタル面の強さです。調整練習を見ていても苦しくなってから前に出る。それがレースにも出ていました。追いつかれても一歩前に、追いつく時も一気に、競ったら絶対引かない!そういう面は日頃からの練習の中でしかつくれないと思いました。

応援ありがとうございました。

本日、滋賀県で標記大会が開催されます。本県代表として男子:小林中、女子:大淀中が大会へ挑みます。

記録速報はこちらから

第30回全国中学校駅伝大会 速報

土曜日の選抜練習会、お疲れ様でした。午前中は小学生も含めての練習会になりました。

午前中は、踏切の練習を中心に行いました。みなさん、理想的な「7マーク」は体現できましたか?この技術を習得する上での最大の近道は、繰り返し練習をすることです。繰り返し、繰り返し練習をして、正しい動きが自然と出てくるようになると、どんな助走スピードにも対応できると思います。

午後は、助走練習に向けたドリル、そして全助走のカウントの練習でした。助走は、ただ単に速く走れば良いというものではありません。助走の構造をしっかりと理解して練習をして欲しいと思います。

今回の練習会は、ドリルなどの技術練習が多く、「難しいなー」「上手くできないなー」と感じた人もいたと思います。そこで諦めるのか、試行錯誤しながら挑戦するのか。ぜひ、自分の目標を達成できる道を選択してください。次のクリスマス練習会では、前回のコントロールテストを実施し、この1ヶ月の成長を確認する機会にしたいと思います。前回のコントロールテストの記録を確認してきてください!多くの参加を楽しみに待っています!【生目中:北林】

この冬2回目(わくわく練習会を入れると3回目)となる選抜練習会、今回、長距離ブロックには女子31名、男子44名、小学校12名が参加してくれました。初めに、12月3日に行われた九州中学駅伝の報告を小林中と大淀中の生徒一人一人に行ってもらいました。その中で、「他県とは競技力もだが、人間性や生活面でも差があった」と痛感している生徒もいました。実際に出場した生徒からそのような話を聴くと、「自分たちも頑張ろう」と他の生徒は刺激になったようでした。

午前は、男子Aチームが400m(70秒)×3(R=100m28秒)×3セット、女子のAチームが300m+300m+200m(R=100m30秒)×3セットをしました。リカバリーも入れて男子が1500mを4‘50“、女子が1000mを3’25”を目標にしていました。この練習は、リカバリーが短いのでとてもきついです。そんな中でも、同じ人が引っ張るのではなく、交代で引っ張る姿を見て「チーム宮崎」の結束力が強まっているなと思いました。

午後は、クロカンペース走と1000mを実施しました。どのチームも設定タイム通りに走ることができ、「さすが県の選抜メンバーだな」と感じました。整備されていない不整地を走ることは、とても有効なので、この冬の練習会では多用しています。ちなみに、このクロカンコースはニューイヤー駅伝に出る実業団や箱根駅伝に出る大学の選手も多く利用しています。日本のトップ選手と同じ場所を走るだけでもテンションが上がりますよね。最後の1000mでは、今日一日たくさん走ったにもかかわらず、自己ベストを更新する生徒がたくさんいました。

最後のミーティングでは、全国中学駅伝(12月17日・滋賀県)に出場する小林中学校に向けて、長距離ブロックでエールを送りました。応援リーダーを急に指名したにもかかわらず、すぐに対応してくれた花岡君(三股中)の言葉はとても素晴らしかったです。「三股中は、県駅伝で負けて、九州・全国に行けなかった。三股中だけでなく、ここにいる人たち、全員の想いを胸に全国では頑張ってほしい」と・・・。練習でも明るく元気に引っ張ってくれ、ムードメーカー的な存在の花岡君。今の長距離ブロックにはなくてはならない存在です。

12月25日のクリスマス練習会の予告です!長距離ブロックは午前に3000mT.T.を行います。クリスマスなので、大幅に自己ベストを更新した生徒にクリスマスプレゼントを用意したいと思います。ぜひ、参加を検討してください!【飫肥中:溝口】

今回の練習会は、女子短距離ブロックの指導をさせてもらうことになりました。実に…、4年振りの表舞台での指導でした。今のポジションに就く前に、専門委員長は”全体のお世話係だ”とはよく耳にしていた話です。確かにその通りで、元々自分が務めていたポジションは今、日高先生(檍中)にバトンタッチして任せているのですが、時に寂しい思いもしたりするわけです(笑)。そんな中、久しぶりに指導現場に立たせてもらいました。直に子ども達と接しながら、時間が共有できるってやっぱりいいなぁと思いました。

「TTD」徹底的にドリル(動き作り)、こんな話を皮切りに練習を進めていきました。「TTDって何だと思う?」「TTはテッテイテキにです。じゃあDは?」すると「ダイスキ?」と反応が…。”徹底的に大好き”かわいいですよね。「ざんねん~ドリルでした」こんなやり取りも楽しいものです。そして懐かしくも感じました…。さて、とにかく女子には細かい指導が必要です。男子の指導とはちょっと違うのですよね…。細かく、丁寧に、そして繰り返しが大事です。しっかり教え込む為には時間を要します。今回は時間にも限りがあり、なかなか十分な指導はできませんでしたが、何かヒントをつかんでもらえたでしょうかね。さらに、私自身の肩の故障の為(見た目には普通ですが、実はもう半年以上苦しんでいます…つらい。)、見本も十分にできずに迷惑をかけました…。

実際に指導をさせてもらい感じたことは、神経系、リズム系、そしてスプリントにつながる動きや重心移動等、まだまだ改善できる選手がほとんどであったということです。と言うことはです、この冬しかっりと「TTD」の精神で練習に取り組んでもらえれば、来シーズン自分の思う以上の結果を残す選手も出てくるのでは?!と思ったりします。実際問題、ここ数年全体的に本県中学女子スプリントのレベルは落ち込んでいます。(渡邉さん(東海中)や赤星さん(檍中)のような選手はいますが…。)今回久しぶりに指導をさせてもらい、女子に特化した練習会なんかもありかもっ!と思ったりしました。名付けて・・・”女子スプリントクリニック”なんてどうでしょう。【専門委員長 三股中:田原】

昨日は中学校選抜練習会でしたが、今回はここに小学校4年生以上の選抜メンバー約60人が参加して総勢300人程度での練習会になりました(小学生は午前中のみ)。開講式で話しをさせてもらいました。キーワードは『2027年』と『ターゲットエイジ』。私は尋ねました「2027年と聞いて、何かピンとくる人?」どんな反応だったか…。手が挙がったのは、ほんのほんの…ひと握りの人たちでした。あぁやはりこれが現実だよなと痛感しましたね。ただ、その中に小学生数名が反応しており、結果小学生に私は当てました。「宮崎で国体があります」と回答してくれました。その時には、国民スポーツ大会と呼ばれるものになっているだろうけど、ここ宮崎県、とりわけ陸上競技に関しては、今建設中の山之口の陸上競技場で開催されるんだよということを共通理解しました。そしてです。今回はターゲットエイジ強化プロジェクトでした。ターゲットエイジ…。この言葉。私は続けます。「ターゲットエイジになっている人、手を挙げてください」。・・・。誰も手をあげませんでした。ひとり歩きしている言葉なんですよね。恐らく、国スポを本気で意識している人達でないと、指導者であっても、教員であっても、大人であっても、ターゲットエイジって言われてそれを答えられる人は多くはないと思いますね。陸上競技で言うと、本年度は、中1、小6、小5、小4の人達がターゲットエイジと呼ばれるカテゴリーになります。つまり、これらの学年が高校生、そして中3になった時に宮崎国スポが開催されるのです。陸上競技には少年B(高1と中3が出る種目)という区分がありますので、こういう形になりますね。閉講式の時に、同じ問いかけをしました。すると、中1のメンバーがしっかりと手を挙げてくれました(小学生はいませんでしたので)。このようにして、ターゲットになっている世代であることを自覚させること、これが大事であるし、私達指導者ももっと意識しないといけませんね。もう5年しかないのです。もう少し県をあげて、国スポ、国スポ、国スポ、この空気感を作っていかないと、間に合わないのじゃないかなと思ったりする今日この頃です。私達ができることは限られています。ようやく練習会も軌道にのってきました。意図的・計画的な強化を進めていきたいと改めて思うことのできた1日なりました。【専門委員長 三股中:田原】