新年のスタートにあたって

あけましておめでとうございます。新しい1年が始まりました。それぞれが新たな目標を胸に、練習に向き合っていることと思います。

三股中の始業の日の話をきっかけに、改めて「凡事」について考える機会がありました。当たり前のことを、どこまで大切にできているか。その姿勢は、日常生活だけでなく、陸上への取り組み方にも強く表れていると感じています。

凡事徹底という言葉があります。挨拶、返事、集合時間、練習への入り方。どれも特別なことではありませんが、それを丁寧に行うのか、ほどほどで済ませるのかは、人それぞれです。そしてその選択は、無意識のようでいて、実は自分自身が決めているものなんです。

この凡事への向き合い方は、練習の質にも直結すると思っています。メニューをただこなすだけの練習と、意味や目的を考えて取り組む練習。同じ時間、同じ本数、同じ動きをしていても、積み上がるものは全く違います。

目標は、遠くにあるゴールです。しかし、成長を生むのは、今日の練習で何を身につけるのかという「目的」です。短距離なら、今日はスタートなのか後半なのか。跳躍なら、助走なのか踏切なのか。投擲なら、フォーム確認なのかスピードなのか。その1つ1つを考え、はっきりさせることで、練習は作業ではなくなります。

凡事を徹底するというのは、気合いや根性の話ではありません。1つ1つの行動に意味を持たせ、目的を理解した上で取り組むことです。だからこそ、凡事を大切にできる選手ほど、集中力が高く、修正を求め、成長も安定するのです。

「なんとなく」積み重ねた練習からは、「なんとなく」した結果しか生まれません。逆に、凡事を大切にし、意味のある1歩を積み重ねた練習は、必ず力になります。

新しい1年、どんな目標を掲げ、どんな練習を積み重ねていくのか。その答えは、日々の凡事と、1本1本の取り組みの中にあります。今年もそれぞれの挑戦が、実りあるものになることを期待しています。【三股中:今村】

Posted by mzc