言葉がもつ意味とは…
宮崎県中学校秋季陸上競技大会が無事終了しました。すべての種目で来年の佐賀九州、山口全中出場への期待がもてる結果が出たのではないでしょうか。今年以上の参加人数を楽しみにしています。
本校の選手も男女合わせて14名の少数で頑張ってくれました。その中に2年生男子選手2名の長距離選手がいます。その選手の共通点は、小学生の時はサッカー選手で陸上をやっていなく、1年生の時の県ジュニア陸上 1500m で Aくんは5分25秒、Bくんは5分42秒と速い選手ではなかったことです。相違点は、Bくんはこつこつと取り組む選手で、朝の自主練習、部活後の家でのケアを毎日続けています。毎日ですよ。Aくんは怪我も多く、ほぼ何もしていませんでした。その結果が 1年時の3000mの記録は、Bくんは9分 31秒、Aくんは 11分54秒でした。
2年生になってもBくんは、1500mを5分17秒、3000mを9分06秒までタイムを縮めています。Aくんはなかなかタイムを縮めることができませんでした。しかし、Aくんに変化が見られるようになってきました。練習のない日でも jog をしたり、家でも体幹を鍛えたり、ケアをするようになってきました。そうすることで800m2分10秒までタイムを伸ばしてきました。
なぜ、Aくんは急に伸びたのでしょう?本校ではミーティング等でいろいろな言葉を伝えるようにしています。その中でよく言うのが「努力は裏切る。継続は裏切らない」という言葉です。えっと思うかもしれません。努力しても自分が思うような結果が出ず、諦めてしまうことがありませんか。でも小さなことでも諦めずに続けていけば大きな成果が生み出すことがあります。この言葉を理解して、考動に移したのが今回のAくんのタイムだと思います。
皆さんの顧問の先生もミーティングでいろいろな言葉を発信していると思います。その言葉のもつ意味をどう理解して、考動(こうどう)していくかで大きくその選手の成長が変わってくると思います。
これから冬のシーズンが始まります。短距離系は来年に向けての土台づくり、長距離系はいよいよ駅伝シーズンに突入です。その中でしっかりと力を蓄え、来シーズン「チーム宮崎」が大躍進することを楽しみにしています。【小林中:國丸】