2025年2月3日は立春

2025年もすでに1ヶ月が過ぎ、2月になると3年生は県立推薦入試があったり、2年生は「立志式」や「立志の集い」があったりします。本校では、今週の7日(金)に立志式が行われるので、私はその準備に追われているところです。ちなみに宮崎県では当たり前のように行われている立志式ですが、全国的にみると立志式を行っている学校はあまり多くないそうです。それでは、立志式とは何なのか?

これは、かつて大人になるための通過儀礼として行われていた「元服の儀」からきています。この元服の儀は14歳の立春の時期に行っていたので、中学2年生が立志式をこの時期に行うのです。14歳という年齢は、心や体が大人への変化を遂げる年齢であり、現代では法律上でも扱いが大きく変わる年齢でもあります。この時期に「志を立てる」(将来の夢や目標を立てる)ことは非常に大事なことで、3年生になるための準備としてもこの立志式は大きな意味をもちます。

立志式の中身としては、著名人の講演会があったり、学級の代表者が作文を読んだり、色紙に書いた漢字一文字や四字熟語を紹介したりすると思います。本校では、第2学年62名全員が体育館のステージに立ち、1人1分程度、将来の夢を語ります。自分の将来の夢を声に出し、保護者や学年の友達に聞いてもらうことで、その夢の実現に向けて努力をしようと考えます。また、自分の意見を言ったり人の意見を聴いたりすることで、「なぜ、学ぶのか?」「なぜ、働くのか」など深く考えてもらいたいと思います。そのような考えをすることが部活動にも繋がってきますし、「陸上選手としての目標」にもたどり着くのではないかと私は思います。

立春のこの時期に、2年生だけでなく、1年生や3年生も遠い将来や近い将来について考えてほしいと思います。【飫肥中:溝口】

Posted by mzc