全国中学駅伝大会に思う・・・

全国中学駅伝で優勝した木瀬中学校の優勝インタビューが関心を呼んでいます。私も京都から伊丹空港に帰るバスの中で記事を目にしました。気になったので、帰宅後就寝前に動画を探してみました。

これまでにはないインタビューでした。そして、う~ん・・・。私は最初にそう感じました。翌日は、学校でも話題になりました。自分なりにいろいろと考え、学校が落ち着いていないのかなぁ?と勝手に想像し、自分があの立場の顧問の先生だったら・・・とさえも思ってしまいました。

するとです、その後、「えっ」と思えるような情報が入りました。なんと、木瀬中学校ってとても落ち着いている学校だというのです。そして、あの優勝メンバー、一人一人も普段はとても素晴らしい、礼儀正しい生徒たちとのこと。へぇ~、そうなんだと思わずビックリ!

となるとなんだったのか…。中学生が”日本一”になるってことなんですかね。本当に舞い上がってしまっただけなのかと・・・。日本一とは言わなくても、九州NO.1、宮崎県NO.1、地区大会優勝、、、。結果を出すことができたときに、選手はどんな立ち振る舞いをすることが大切なのか、どんな言葉を発することが適切なのか。そんなことを普段から指導していくことの重要性を改めて再確認させてもらえる機会ともなりました。

それはそうとです。群馬県勢の男子駅伝優勝は10年振り5回目だったわけですが、最近は少し元気がなくなっていました。群馬県といえば、加藤先生(現共愛学園高校)。それこそ前橋富士見中で女子2連覇を成し遂げられた名将です。実は、最近の群馬県中学駅伝のコースは以前、加藤先生らが群馬県中学陸上界をリードされていた時のコースと違っていたのだそうです。昨年度までは…。

しかし、近年の結果を振り返り、本年度からかつてのコースに戻したとのこと。そのコースとは、渋川市総合公園瑞穂建設スタジアムを発着とするクロカンコースです。関東の先生方と話をすると、このコースがまたきついのだそうです。アップダウンがあり、下はウッドチップがメイン。芝ではないようですが、ハードなコースだと。希望ヶ丘(滋賀)よりは、だいぶきつい感じだそうです。

今回、木瀬中学校が優勝したことで、結局そういうことか!っと・・・。地元、あるいは関東では話題になっているようです。県予選がそのコースになるとなれば、恐らく対策をしたでしょうからね。さらには、関東中学駅伝も群馬県開催だったとのことで、県大会、ブロック大会で優勝するにあたり、しっかりと足を作っていたことが分かりました。

現地で実際にレースを見ていましたが、4区、5区の選手の走りは凄かったです。競技場を出たら一気に下ってコースにでていくのですが、だいぶ突っ込んでいるように見えました。落ちてくるだろうとみていたのですが、後続との差は広がる一方でした。それもそのはず連続区間賞。強かったです…。

インタビューのこともあり、ちょっと木瀬中学校にスポットを当てて書いてみましたが、県大会では、さきほど紹介した難コースにおいて「コース新」で優勝し、関東大会でもその記録に迫る記録で優勝。かつて全国制覇した学校の記録を上回っていたということですからね。強いチームだったのです…。あっぱれです!【専門委員長:田原】

Posted by mzc