練習会を終えて➂
先日、走り幅跳びの選抜練習会が行われ、今回は特別に溝上先生をお迎えしてご指導いただきました。普段とは違う雰囲気の中で、選手たちは少し緊張しながらも、集中した表情で練習に取り組んでいました。
練習では、「どうしてその動きが大事なのか」を丁寧に説明していただきながら、助走、踏切、空中動作(はさみ跳び)、着地と、一つ一つの動きにしっかりとした意味があることを教えていただきました。また印象的だったのは、先生が一人一人の動きを丁寧に見て、その選手に合った言葉で声をかけていたことです。同じ走り幅跳びでも、得意なところや課題は人それぞれ違います。その違いを見抜き、必要なアドバイスを的確に伝えている姿がとても印象に残りました。練習が進むにつれて、選手たちの助走のリズムや踏切の形が少しずつ変わり、跳躍の動きにも変化が見られるようになりました。そして何より、表情に自信が出てきたことがとても印象的でした。


走り幅跳びは、一瞬で勝負が決まる競技ですが、その一瞬の中には、これまで積み重ねてきた努力や工夫、そして挑戦する気持ちが詰まっています。今回の練習会は、そのことを改めて実感できる貴重な時間になったのではないかと思います。
今回学んだことを、これからの練習や大会に生かし、選手一人一人がまた一歩、自分のベストに近づいてくれることを期待しています。【南郷中:北林】