全中の今後の展望
R9年度から全中が大きくかわっていくことは決まっていたのですが、その方針がついに明るみに出てきました。みなさんがニュース等で目にした通りです。規模縮小が言われていますので、いかに大会規模を小さくしていくか、人を減らしていくのか、そのあたりでずっと議論されてきました。
種目の精選等については、2年くらい前から方向性を聞いてはいましたが、この夏沖縄の会議で聞いて一番の衝撃だったのがリレーの廃止という話題でした。やはり、そこに落ち着いたかという感じでしたが…。
ただです、今世の中に出ている情報は全て決定事項ではない。今後の方針が掲載、報道されているだけがということをお知りおきください。日本中体連や日本陸連、スポーツ庁、文部科学省の協議決定会議はこれからのようです。現段階では、あくまで方針であるということを今日はお伝えしておこうと思いました。
ところで、九州大会、全中が終わると同時に夏休みも終わりバタバタと学校がスタートする中で、なかなかまとめができていませんでした。U16大会がありましたので、監督会や保護者代表者会では少しお話できましたが…。
今年も九州大会では、まぁそれなりにチーム宮崎も勝負ができたのかなと思っています。入賞者もそれなりに出ましたし、男子は大淀中学校が総合優勝しました。実は、これ県勢4連覇(南、小林、三股、大淀)なのです。結構な勝率なんです。九州大会の優勝は。強豪県だからなのか?そうではないのです。この点については、また今度機会がある時に…。
が、しかし…。なのです。全中については2年連続入賞ゼロ。いわゆる惨敗となってしまいました。国スポも近いですし、もう少し健闘したいところはあったのですが、なかなか現実は甘くはないですね。
でも、標準記録があれだけあがった(男子はほぼ全種目)中で、それなりの突破者は出ましたので、その点はよかったです。よかったというか、練習会等を通して強化していることの成果は出ていると感じています。何も策を練っていなければ大変なことになっていると思います。
全中に出場することが経験となり次につながりますからね。今回は2年生も含まれていました。次年度山口全中での活躍に期待したいです。今夏の戦いを終えて改めて実証されたことは、九州大会も全国大会もやはり、そのステージで自己記録更新、これです。これにつきますね。
ミーティング等でも話をしますし、各チームでもそんな話をされていると思います。やっぱこれなんですよね。長らくやってきて、たくさんの選手を見てきましたが、自己新を出せれば何かついてきます。次ラウンド進出だったり、入賞だったり…。
上位大会で結果を出せるような選手育成をまた練っていきたいと考えているところです。練習会等を企画していきますので、みんなで盛り上げていきましょう。それはそうと…。標準記録がさらにあがることも発表されました。こちらも案の段階ですが、きっとそうなるのでしょうね…。
例えばですが、今年の宮崎で考えると、男子400m。足立君があと一歩でした。本当に惜しかった…。そんな状況であった400mでさえまたあがりそうです。女子100mH…。もはやこれは宮崎県にとってどうなるのでしょう。随分前に話題にしましが、宮崎県女子中学生史上4名しか到達したことのない数字(今年の標準記録)から…、またあがろうとしています。果たして、到達できる選手は出てくるのでしょうか…。
このように振り返りをしながら、九州大会に話を戻しますが、今年も応援は素晴らしかったです。県外の先生方からもたくさんほめていただきました。ライバル鹿児島が開催県ということもあり強烈でしたが、でも宮崎らしさは発揮できたと思っています。先日まで紹介されていた選手達の感想にもたくさん応援の素晴らしさ、応援の力、応援への感謝の言葉が並んでいました。来年の九州大会は佐賀県になりますが、またチーム宮崎をアピールできたらと思います。
そして今日の最後にです。今、選手の感想の話に触れましたので…。今回、松濱先生の方で、九州、全国の参加者へ感想アンケートを作成してもらいました。その回答者の中から抜粋して掲載してもらっていたわけですが…。
残念だったことを少しつぶやいて終わりにしたいと思います。まず、回答は100%ではありませんでした。提出できなかった選手がいました。また、提出はできたものの、ほんとひと言で終わったり、1~2行で終わったりの選手がいました。そして、まぁ量的にはたくさん書けてはいるけれど、上述したように応援や感謝、チーム宮崎等のことに触れる表記がなく、ただひたすら自分のことだけを書いて終わっている選手もいました。
どこに自分があてはまったかを考えてみてもらえるとよいなと思ったところです。掲載のあった人の文章は、どこか参考になり、ヒントになる視点があったのではないかと思います。結果、結果とは口では言ってはいますが、結果を出す以上に大切なことってあるように思います。感想を見れば、その人の人間性は見えるものです。今、必死に取り組んでいる陸上競技を通して、一生の武器になる人間性を磨いていきましょう。【専門委員長:田原】