何気ない場面だからこそ・・・
清掃時間のことです。ある生徒が大きなため息をついていました。どうやら周りの生徒がを真剣に掃除をしていないようでした。
自分ばっかりが掃除をしている気がする・・・、そんな経験、みなさんにはありませんか?自分一人が黙々と掃除をしている、その間、他のメンバーはおしゃべりに夢中。そんな光景、見覚えありませんか?
なんで自分ばっかり・・・、そう感じたことのある人は、実は少なくないはずです。しかし、この小さなモヤモヤをきっかけに、私たちは「協力」や「公平」について考えることができます。
掃除は、ただ教室をきれいにする時間だけではありません。 一人ひとりが責任をもって動くこと。仲間と声をかけ合って助け合うこと。それが、よりよい人間関係の第一歩です。
サボってしまう側には、おそらく理由があるのかもしれません。「めんどうだから」「他の人がやってくれるから」・・・、でも、それって???その結果、頑張る人だけが負担を感じてしまうのは、本当に「みんなの教室」って言えるでしょうか。
誰もが気持ちよく参加できる方法はきっとあるはずです。➀役割を見直す ➁話し合う時間をつくる ➂「ありがとう」と言い合える関係を目指すなど。
そんな積み重ねが、「協力って楽しい」「自分の行動には意味がある」と思える、あたたかい学級づくりにつながると思います。普段の何気ない場面だからこそ、大切な学びがあります。 もう一度、清掃時間に目を向けてみませんか?もちろん、これって部活動の中でもいえることですよね!