県中学選抜練習会~ハードルブロック~
練習会に参加をした選手の皆さん、お疲れ様でした。12月に入り、気温の低い日が続き、本格的に冬に入ってきましたね。昨日、県総合運動公園では、県秋季大会8位以内の選手を対象とした選抜練習会が行われました。今回は、小学生も参加しての練習会となりました。
ハードルブロックでは11月17日~18日の練習会の内容とつながりのあるメニューを行いました。午前中はハードルドリルを中心に行い、ハードリングの基礎動作の確認を行いました。前回の練習会から1カ月弱しか経ちませんが、ハードリング動作に変化が見られる選手もいました。その選手は合宿のみで終わるのではなく、合宿での学びを日々の練習に生かしていたのだと思われます。今日のドリルでは、ハードルの「踏み切り局面」にポイントを置いたドリルを行いました。ハードル競技においてタイムを向上していくためには「遠い場所から」「前方向へ」踏み切ることのできる能力が必要となってきます。世界トップレベルの泉谷駿介選手(住友電工)は走幅跳で8m14、走高跳2m03という記録も持っていることを考えるとクリアランス動作だけでなく踏み切りという動作が記録にいかに関わるかということも分かると思います。
午後の練習では、インターバルの平均ストライド距離でのマーカー走とハードル3歩走を行いました。詳しくは合宿の振り返りの記事で触れてますが、インターバルのタイムを縮めるためにインターバル間のピッチアップは欠かせません。今日の練習で、初めて3歩で走ることのできた選手もいました。午後の練習の最後にはハードルを使った股関節周辺の補強を行いました。
練習会・合宿の最後に必ず選手に話すことですが、練習会の期間だけで技能が格段に向上するということは少ないと思います。このような合同練習は「技術の確認」や「成長のきっかけを掴む」場だと考えています。今日の練習会に参加した選手たちが自分たちのチームに戻った時に、練習会で得た学びを発揮してくれることに期待したいと思います。【串間中:矢野】