われわれが今よりも強くなるためには!

弱いチームは、返事ができない。たとえしても他につられたり、自信がなく小声になってしまう。強いチームは、自信に満ちた返事ができる。常に気を張り心の準備ができていて瞬時にできる。

弱いチームはあいさつができない。先生、先輩、保護者など目上の方に対して、自分からあいさつができない。強いチームは、気持ちのいいあいさつができる。言われる前に自分から言うことができる。

弱いチームは、心配りがない。周囲の状況判断ができず、言われてから動くだけ。強いチームは、あらゆる心配りがある。機転がきき、言われる前に行動に移すことができる。

弱いチームは、グランドや部室、身の回りが汚い。整理整頓ができない。強いチームは、身の回りや体育館がきれいに保たれている。自分のもの以外にも努めて整頓できる。

弱いチームは、先輩が威張り、後輩を恫喝する。そんなチームは勝てない。強いチームは、先輩が後輩に対して、厳しく指導することができる。先輩は強く偉大であり、後輩に真剣に接するため自然と信頼され尊敬される。

弱いチームは「練習をやらされている」という意識でやっている。そのため、力もついていかない。強いチームは。チームや個人の目的意識がはっきりしていて「練習を自らやる」という意識でやるため力がつく。

弱いチームは、言い訳をする。「相手が悪い」や「気象状況が悪い」などと言い訳をし、自分を正当化する。強いチームは、言い訳をいっさい言わず、自分の反省点を謙虚に受け止め、次に活かすことができる。

弱いチームは、選手のみが偉そうな態度をとり、みんなの支えのおかげという感謝の気持ちがない。強いチームは、選手・補欠・応援の生徒にかかわらず、自分がチームのためにできることを考え行動する。

弱いチームは、リーダーが機能せず、号令部長となっている。チームが傾いたときの立て直しがきかない。強いチームは、キャプテンが司令塔になり、的確な指示を出す。常にチーム全体を見つめ、士気を高める。

弱いチームは、生活に隙がある。陸上競技のみがんばろうとする見せかけのため、本番にもろく崩れる。強いチームは、隙がないため、最後の勝負がかかったところで全人格をかけて戦った時に勝つことができる。

今できていないのは、たいした問題ではありません。この問題に気づき、考え、行動することに価値があるのです。できない項目が多ければ多いほど、人間として成長できます。その一人一人の成長が、チーム力となります。人任せにせず、自分自身が、自覚と責任をもって取り組むことが大切です。

夏の最後の中体連が終わったときに、どう変わっているか、どう変えようと努力するか。変えようと努力した分、変わった分結果は自ずと出るものです。

みなさん、頑張っていきましょう。【小林中:國丸】