日本人の平均寿命は今現在、男性が81歳、女性が87歳と言われている。多くの人は平均寿命ぐらいまで生きるキャリアプランの中で生活していることだろう。ただ、人は何歳まで生きることができるかはわからない。ということは、与えられた人生の時間は人によって違うことになる。ただし、世の中ですべての人に平等に与えられているものは『1日の時間』である。

私は大学3・4年生の頃、授業数も多くなく自由な時間が多くあった。しかし、この時期に私はどれだけ時間の価値を理解して生活できていただろうか。多くの無駄な時間を過ごしてしまったと後悔している。ただ、大学を卒業して教員として働きながら現役を続けていた頃は、学校の仕事を終え19時ぐらいから練習を始め21時から22時まで練習をしていた。この頃は、本当に時間が無かった。ただ、限られた時間だったからこそ、時間の価値を理解し活動できた。1分1秒を大事に生活できていた。そして、より効率的に練習できるようにと練習の取組の工夫もしていた。そして社会人3年目で生涯ベスト記録を出すこともできた。

人は弱い生き物であり、時にダラダラと無駄な時間を過ごしてしまうことがある。全ての人に与えられた1日24時間という平等な時間の価値を理解し、これからも自分の成長のために大切に過ごしていきたい。【大宮中:日高】