先日、日向・東臼杵・延岡・西臼杵地区中学校総合体育大会が実施されました。雨の降る中での競技となりました。選手が一生懸命に頑張る姿も素晴らしかったですが、私の印象に残ったのは仲間を応援する姿です。

雨が降っていてもチームメイトの出場種目前になると芝生席に出てきて、雨に濡れながらその一瞬のために準備をします。そして、選手が出てくると大きな声での応援が始まります。レース後には一緒になって自己ベストや標準記録突破を喜んでいます。きっと、仲間の応援があるから頑張れたという人もたくさんいたと思います。また、応援以外でもアップで付き添いをしてあげたり、陣地ではストレッチやマッサージをしてあげたりと自分の記録のためではなく、仲間のために動いた人がたくさんいたのではないでしょうか。陸上競技は、県大会の出場権が個人に与えられます。応援していた選手、サポートしていた選手が1位になろうが、総合の部で優勝しようが、出場権を得た人しか県大会に出場することはできません。それでも誰かのために頑張る、誰かが結果を出すためのサポートができる、素敵な団体競技でもあると思います。

通信陸上や県大会でもチーム一丸となって戦う姿を楽しみにしています。【日向中:河原】