南那珂地区を除き、今月末に地区中学校秋季体育大会陸上競技が開催されます。この大会に向けて各学校で選手推戴式が行われると思います。東海中学校でも先週、新チームになり初めての推戴式を迎えました。

この推戴式に向けてしっかりと準備を行い、式に臨むことができたのか・・・。キャプテンが全校生徒の前で大会に向けた抱負を立派に述べましたが、この言葉がキャプテンだけのものになっていないのか・・・。部員全員であいさつや返事をしっかりと行うことができたのか・・・。

もちろん考え始めたらキリがありませんが、チーム全体でこの推戴式を振り返ることが大切ですね。偉大なる3年生がいなくなり、その3年生には新チームの姿がどのように映ったのでしょうか。アドバイスを求めることもチームとしての成長につながるかもしれませんね。

用意ドン!走りにしても何にしても大勢の人が勢いを出してスタートします。ところが時間がたち、日がたち、年数がたつにつれて「あんなに大勢スタートしたのに、もうこんなに少なくなったの?」と思うほどやり続ける人が減っていきます。そして、一つのことを十年も続ける人というと、100人のうち1人いるかいないか・・・。もっと少ない数になっているかもしれません。どんなことでも研究心をもってそのことに打ち込んでいるとその道では相当な実力者になっているはずです。チャンスというのは不思議にもその頃に目前にドンと現れます。やってきてよかった!と思うときの到来ですね。

陸上競技をしている選手は、誰もが強くなりたいと考えているでしょう。指導される先生方から「学校生活や家庭生活などの練習ではないところも大事」だとよく言われていると思います。これは、1日24時間の中で、練習は2~3時間程度で、残りの時間が疎かになってはダメだし、残りの時間に強くなるチャンスは転がっているということです。

そして、これは練習のない休日でも同じです。先日、息子と宮崎市内のスポーツ店に行ったときの話です。何気なく商品を見ていると「こんにちは!」と元気よく挨拶をしてくれた中学生がいました。誰だろうと思って、声の方を見てみると他校の陸上競技部の生徒でした。何も悪いことはしていないのに、気まずいのか、先生たちを見かけたら隠れる生徒はよくいます。しかし、この生徒は元気よく挨拶をしてくれました。学校や競技場などで挨拶をするのは当たり前ですが、休日のお店できちんと挨拶をできる生徒はなかなかいません。「知っている人を見かけたらきちんと挨拶をする」ということが身に付いているのでしょう。この生徒の行動は、私の印象に大きく残り、このような素晴らしい生徒を応援したいと強く思いました。

指導者の印象に残れば、競技場などで会った際に、声をかけられたり、アドバイスをもらえたりするかもしれません。そういったことで大きく伸びる可能性もあります。生活をする中で、強くなるチャンスはたくさん転がっています。自分のためになる行動を探してみてください。【飫肥中:溝口】

高校生が競技場で練習をしているときのことです。指導者の方がマネージャーに「パ~ン」をもってきて!と。すかさずマネージャーは「パ~ン」ですね!と笑顔で返します。パ~ンって何だろうと見ていると、信号機(ピストル)のことでした。なんとも微笑ましい光景です。

教育実習の先生が授業をされていたときのことです。板書を終え、生徒に向かって一言、「OK?」と・・・。すかさず生徒は「オッケ~」と元気よく返します。その後、実習生の先生が「わかった?」と言えば、「わかった!」と・・・。教育実習生とはいえ、先生に対しての言葉遣いかな?と思っていると、「わかりましたか!」の問いかけに、今度は「わかりました!!」と・・・。なんとも微笑ましい関係です。

そんな純粋な言葉のやり取りに、いつも心がホッとしますね。

ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというゲリラ豪雨が各地で起こっています。大水害で大きな堤防がくずれ、大変な被害を受ける様子を映像で見たことがあるかもしれません。その災害のもとはというと、堤防の土手にあけられた小さなカニの穴。そこに水が入り込み、穴をだんだん大きくし、ついに土手をくずし、堤防を決壊させてしまうのです。

さて、勉強にスポーツに一生懸命に取り組もうとしているみなさんへ・・・、「自分なんかいくら頑張ったって、たいして力なんかつきっこない」と思っていませんか?「どこかで自分なりの大きな力がつくはず」とまず信じ、好きなこと、できそうなこと、興味がもてること、その一点にエネルギーを注ぎ込んでみてください。ちょっと手ごたえを感じたら、少しだけ一歩前に進んでみる。前に飛び、横にも跳んでみる。いつの間にか大きな力をつかんでいるはずです。その勇気をもって、明日も笑顔でね。

2学期が始まり、1~2週間が経過しました。学校生活は順調でしょうか。自分が思うように行動できない人、イライラしている人、なんかうまくいかないんだよなぁと嘆いている人・・・。こんな人はいませんか?

ものすごく腹が立ったとき、「そう怒るなよ。身体に悪いぞ」 とてもつらいとき、「そのつらさはわかるよ。でもなぁ、つらい思いをしながら頑張っている人もいるんだよ。私も付き合うからもう少しだけ頑張ってみたら」と、いつも一緒にいて温かい言葉や励ましの言葉をかけてくれる人がいるといいですよね。実は、みなさんにもその人が必ずいます。もう一人の自分です。鏡に写っている自分をもう一人の自分と考えるといいですね。

いつも心のポケットに小さな鏡をしのばせ、そして問いかけ、アドバイスをもう一人の自分から受けるのです。どんなときも裏切らず、みなさんのことを温かく見守ってくれる人、そう、それがもう一人の自分です。心強い味方になってくれるはずですよ!

さぁ、明日、体育大会が予定されている学校もあるようですね。天候は問題なし、明日も一日頑張ろう!!

日本人の平均寿命は今現在、男性が81歳、女性が87歳と言われている。多くの人は平均寿命ぐらいまで生きるキャリアプランの中で生活していることだろう。ただ、人は何歳まで生きることができるかはわからない。ということは、与えられた人生の時間は人によって違うことになる。ただし、世の中ですべての人に平等に与えられているものは『1日の時間』である。

私は大学3・4年生の頃、授業数も多くなく自由な時間が多くあった。しかし、この時期に私はどれだけ時間の価値を理解して生活できていただろうか。多くの無駄な時間を過ごしてしまったと後悔している。ただ、大学を卒業して教員として働きながら現役を続けていた頃は、学校の仕事を終え19時ぐらいから練習を始め21時から22時まで練習をしていた。この頃は、本当に時間が無かった。ただ、限られた時間だったからこそ、時間の価値を理解し活動できた。1分1秒を大事に生活できていた。そして、より効率的に練習できるようにと練習の取組の工夫もしていた。そして社会人3年目で生涯ベスト記録を出すこともできた。

人は弱い生き物であり、時にダラダラと無駄な時間を過ごしてしまうことがある。全ての人に与えられた1日24時間という平等な時間の価値を理解し、これからも自分の成長のために大切に過ごしていきたい。【大宮中:日高】

気が付けば2日間、ブログの更新が止まっていました。陸上三昧の8月、仕事が山のようにたまっていて・・・。先を見通し、計画を立てることの大切さ!と子どもたちに言っておきながら。ただただ反省です!

ところで、先日、部活動の休憩中に子どもたちと話をしていたときのことです。ブログを見た?という会話の中で、「風の・・・音」ですか?と・・・。まだまだ我が中学校には浸透していませんね。「風の色」です!!では、なぜ「風の色」なのか、もう一度、みなさんにお伝えします。

陸上競技では風が結果を左右します。この風にはっきりとした色があれば、目に見えればと思うことも。当然ですが、風に色はありません。しかし、心の目で見たら、それぞれの人の「色」に見えるのかもしれません。そして、その「風」が、いつかみなさんの心の中で色をつけて、またちがう誰かに素敵な風を送っていく・・・。そんな目には見えない大切なものを一緒に考えてほしい、この「風の色」にはそんな想いを込めました。

ほとんどの3年生が引退し、受験モードに突入、そして、いよいよ1・2年生による新チームとしての活動が本格的に始まりました。これまでの伝統を受け継ぎ、新たな風を新チームに吹き込んでほしい。先生方の指導のもと、どんなチームカラーになっていくか・・・、1年後が楽しみです。

選手の皆さん、U16宮崎大会お疲れ様でした。さて、タイトルにあるテント力(てんとりょく)はチーム力(ちーむりょく)!という言葉ですが、体育大会が近づくたびに生徒へ話している言葉です。昨日の大会でも、朝早くから補助員の生徒がテントの設営に一生懸命に取り組む姿がありました。試合がある選手がほとんどだったのではないでしょうか、本当にありがとうございました。

上記の言葉の言わんとすることは、テント設営が速いチーム(組織)はチームとしても優れているということです。大体、1つのテントを設営するのに10人弱の人力を要します。どのような人たちの集団が速くテントを立てられるでしょうか。もちろんですが、設営の指示を出せる人、自分で気づいて動ける人、コミュニケーションをどんどんとる人たちのチームはテントが速やかに設営されていく様子が容易に想像できます。逆に、指示をされるのを待っているだけの人、ただ立っているだけの人、そもそもやる気のない人の集団では、いつまでたっても作業は進まないですよね。一人一人が目標達成のためにどれだけ自ら考えて動けるか、テント設営はチーム力の指標になるのではないかと思います。

これから体育大会や大会の準備でテントを立てたり、チームの陣地を設営したりする場面が出てくると思います。ぜひ、チームや学級をそのような視点で見てみてください。集団をまとめているのは誰でしょう。進んで、声を掛け合って作業をしているのは誰でしょう。皆さんにはぜひ、チーム力を高めるキーパーソンになってほしいと思います。

タイトルとは別件ですが、昨日の大会終了後に、競技場のゴミ拾いをしているチームがありました。一かたまりで動くのではなく、一人一人が考えて動く姿に感動したところです。チームの強さの秘訣はこういうところにあるのかもしれませんね!【串間中:矢野】

為末大さんをお招きして9/21(土)に小林市で講演会が行われます。地元の高校生が企画してくれました。為末大さんといえば、男子400mHの日本記録保持者であり、スプリント種目の世界大会で日本人として初めてメダルを獲得した選手です。小中学生でハードルをしていた頃、テレビに釘付けになって応援していた為末大選手がまさか私の地元小林市に来られるとは!たくさん勉強させていただきたいと思います。今から楽しみでなりません。

小林市外の方も参加可能です。参加は無料ですが、事前申し込みが必要なので、気になった生徒さんは下記資料のQRコードから申し込みを行ってくださいね。【加久藤中:上別府】

為末大 講演会案内