「うわ。これ、まずっ。」「これ、美味しくないよねー。」とても残念な言葉です。作ってくれる人のことを考えれば、このような発言は軽率にするべきでないことは当然わかると思います。

更に残念なことがあります。それは、その言葉に対して「そんなことを言ったらいかんやろ。」と注意する言葉よりも、「だよねー。」「わかるー。」などの同調や共感している言葉が多く聞こえてくることです。

一番いけないのは当然発言している人です。しかし、それを正してあげる仲間が少数であること、それを間違っていると思わない雰囲気がその集団にあることは一番の課題だと思います。全体の質の低下から生まれた状況なのかもしれません。

部活動の練習時、みなさんはどうでしょう。練習メニューに対しての反応。「うわー。しんどいてー」「嫌だ―」 このような言葉が出ていませんか。その言葉に対して周りの反応はどうでしょう。発言する人間の課題かもしれません。しかし、それを言える雰囲気や状況がそこにあるとすればチームの質はどうだと思いますか?

冬季は来シーズンに向けて、体力を高める時期。当然苦しいメニューは増えることと思います。だからこそ、チームの質は練習の効果に大きく影響すると思います。改めて、自身の姿、チームの状況に目を向けてみませんか。【西小林中:信時】

11月23日に宮崎市ジュニアアスリート強化練習会が行われました。

講師にいちごの清山選手と中尾選手、富島高校の大津選手にきていただき、ハードルと走高跳の練習を行いました。ドリルや技術の練習など充実した練習会になりました。今回参加した選手が来年の県大会の上位を独占してくれることを楽しみしています。

教えてくださった清山選手、中尾選手、大津選手ありがとうございました。また機会があればお願いします。【大淀中:河野】

先日のわくわく練習会で、一生懸命に指導者の話を聞き、ノートにメモをしている生徒がいました。故障のため練習ができなくても、本気で学んでいることが伝わりました。これも、お弁当の準備や送迎に協力してくださる保護者の支えがあってのことです。いつでも、いるべき場所、いたい場所にいるためには、本人の努力と家族の支えが必要です。

さて、基礎をつくる冬期は、故障のない体、病気に負けない体をつくる時間でもあります。あたりまえですが、効果があるからと○○ばっかりのトレーニングは×、体にいいからと○○ばっかりの食事も×。好き嫌い、選り好みすることなく、バランスよくトレーニングして、バランスよく食べる、そして、しっかり寝ることが大切です。トレーニングや栄養についての情報は溢れるほどありますが、情報を選択し、正しく理解して、実践しなくてはなりません。大人の体と成長期の体が違うことも忘れてはいけません。毎日のストレッチなどのルーティンをつくると、いつもと違う自分の体に気付き、早めにケアすることができるようになります。 今年も12月21日(土)にクリスマス練習会が行われます。1ヶ月後の自分にどんな良い変化が起きているのか、楽しく想像しながら、日々の練習に励んでください。【宮崎西中:大坪】

あなたは教えることが好きですか?人に教えるのって難しいですよね。相手が理解できるようにするには、どんな言葉を使って、どんな方法で教えたら良いかな…と悩み、考える人が多いと思います。私も教師という仕事をしていますが、どうやったら理解してくれるかなと悩み、いろんな方法を試しています。

では、なぜここで「人に教える」という話題を出したのか。それは、アウトプットの重要性を伝えたいからです。アメリカ・パデュー大学のカーピック博士の研究で「インプットよりもアウトプットを繰り返すことのほうが記憶が脳へ定着しやすい」ことが分かっているそうです。先週、わくわく練習会と県選抜合宿が行われました。そこでは指導者の先生方からいろいろなことを学んだはずです。「なるほどな」とか「こんな考え方があるんだ」とか「自分を変えていこう」とかいろんな感情をその瞬間瞬間に抱いたと思いますが、そこから先、どうするかです。時間が経った今、その記憶がどんどん薄れていってしまっています。メモを見るなどして思い出し、自分の言葉にしてみましょう。チームメイトや家族、顧問の先生、誰でも良いです。学んだことを周りの人に説明すれば、記憶がどんどん定着していきます。

せっかく学んだことを無駄にしないために、自分をさらに成長させるためにぜひやってみてください。ちなみにこれは、勉強でも同じことが言えます。覚えたことを人に教えることによって、自分の頭を整理してみましょう。【門川中:吉原】

12月14日(土)に第2回ハードルクリニックを開催します。

ぜひご参加ください。【串間中:矢野】

申込はこちらから

2日間の合宿・練習会お疲れ様でした。1日目は雨の降る肌寒い中、2日目は気温の上がる中となりましたが、今年度も充実した練習会になったのではないかと思います。例年、この時期は中高合同での練習会となっておりますが、今年度については中学生のみの練習会となりました。ハードルブロックについては選抜組と一般練習組を合同で練習を行いました。その理由として、「宮崎県のハードル界をみんなで盛り上げたい!」という思いがありました。R7沖縄全中より参加標準記録が引き上げられたことは皆さん知っていることだと思います。(100mH:14“80⇒14”60 110mH:15“00⇒14”70)特に女子については、ここ1~2年で全中出場者がいない中、さらに狭き門となりました。宮崎県全体のレベルアップのためにも今回は合同での練習としました。

1日目は徹底的にハードルドリル・フォーム確認のハードル走を行いました。ハードルドリルは継続することが第一です。練習会に参加した皆さんは、ぜひ自チームに戻ってからも継続してハードルドリルに取り組んでほしいと思います。(特に、切り返しのドリルをマスターできるとよいですね。)

そして2日目の練習は、「自分の走りの課題をつかむ」というテーマで練習に取り組みました。この写真はハードルのフライト距離(踏み切り~着地までに進んだ距離)の計測をしています。ハードルは、ハードル上でのハードリングのみならず、ハードルを跳ぶ前の踏み切り動作が非常に大切になってきます。後半、ハードルまでのインターバルが遠くなってしまい、インターバルのリズムが崩れることがありませんか?そのような選手は踏み切りを強化していくことで後半の走りが楽になっていきます。また、フライト距離をもとに、ハードル間の1歩の目安となるストライドを計算することもできます。【(ハードル間‐フライト距離)÷3】そうするとおおよそ1歩あたり1.6~1.8mという数字が出てきます。あくまで目安ですが、この間隔のマーカー走でのピッチを高めることができればインターバルランのスピードアップにもつながっていきます。

次は12月7日の選抜練習会となります。今回は選抜組だけの練習会となりますが、切磋琢磨し、互いを高め合う場にしていきましょう。次回の練習会も楽しみにしています。【串間中:矢野】

1日目は雨が降りましたが、せっかくの機会ですので午後はマットを出すつもりで、午前中はドリルを中心に行いました。ドリルは、踏切のドリルを徹底して行いました。

助走に始まり、踏切、空中、クリアランスと一連の流れの中で最も大事にして欲しいところが踏切だと私は考えます。それと同じくらい助走も大事なのですが…。海外の選手を見ると空中姿勢がバラバラなのにも関わらず、ものすごい高さを跳ぶ選手がちらほらいます。それは空中姿勢に入るまでの完璧な助走と踏切があるからなのだろうと思っています。

そこで、今回も踏切のドリルを徹底して行ったのですが、やはりとても繊細な動きだなぁと改めて思いました。もしかすると、やっている動きがどのような意味を持つのか分からない人もいたのではないでしょうか?自分の実際の跳躍と噛み合わない部分もまだたくさんあると思います。ですが、やっていくうちに少しずつ理解ができるようになります。今は分からなくてもこれからたくさんの跳躍を重ねてどんどん新しい発見をしてもらえればいいなと思います。

また、冬の期間も週に1回は跳躍練習をして、今シーズンで得た感覚を忘れることがないようにしてもらいたいなと思います。2日間ありがとうございました!【祝吉中:川越】

あいにくの雨で、午前中は室内でミーティング、柔軟、体作り運動、体幹トレーニングを行いました。午後は、ドリル、クロスカントリーコース(8km.6km.4km)をチームに分けて走りました。

昨年からこの練習会に参加させていただき、気づいたことが1つあります。それは、長距離ブロックは、あまり覇気がないなぁ~と・・・。しかし、体つくり運動では元気に声を出したり、楽しんだりする姿がありました。ここで私の中に矛盾が生じます。あいさつや反応面では『あまり覇気』を感じないのに、活動になると元気に動けたり楽しんだりすることができる。つまり、心の中で『できる自分』と『やらない自分』の2つの自分がいるのではないかという結論に至りました。

『できる力はあるのに…』という事はすごくもったいないと私は思います。どの選手もこの時期、来年に向けた目標設定をしていると思います。『できるけどやらない人』から脱出して新しい自分を構築していきましょう!では、そのためにはどうすればいいのか…。それをこの冬に考えてみるといいですね。【本郷中:川内】

土曜日のわくわく練習会、日曜日まで行われた選抜練習会お疲れ様でした。私は土曜日のわくわく練習会、男子短距離を担当しました。土曜日は、あいにくの雨で、私は少しだけ気持ちが暗くなっていました。ですが、その気持ちは一瞬でなくなりました。わくわく練習会に集まった皆さんの「練習を頑張るぞ」という気持ちが表情に現れていたからです。わくわくした表情、まさにわくわく練習会です。

まずはスプリントでは絶対に押さえておきたい、姿勢やつま先の向き、支持脚のポイント、膝下の位置を確認しました。皆さんは覚えてますよね!もし自信のない人は、配付したプリントで何度も確認しましょう!

動的柔軟、ハードルドリル、変形ダッシュ、メディシン走など、冬季練習で押さえておきたい練習メニューを確認しました。皆さんの冬季練習のヒントになれば嬉しいです。ぜひ頑張ってください。1日練習を行なっていく中で、1番印象に残っているのは、練習最後のメディシン走と終了後のミニミーティングでした。
時間がなく、メディシン走の本数を減らした時、多くの人が、本数が減ったことに、「えぇ〜〜っ!」と残念そうな声を出しました。その後のミニミーティング。選抜練習会の話になり、わくわく練習会に参加している全員が、来年は上位入賞して、選抜練習会に参加したい!といっていました。
もっと練習したいという姿勢、来年は先発組に!という負けない気持ち。
皆さんの様子を見て、来シーズンの皆さんの成長を想像し、私が「わくわく」しています。

冬季は辛い練習も多いですが、明確な目標を立て、来シーズンの自分を想像し、「わくわく」しながら冬季練習を乗り切ってください。応援しています。【久峰中:佐藤】

投擲選手に必要となるものは、「パワー」です。その「パワー」を出すためには「パワー=力×スピード」が必要となります。一人一人が持っている力にスピード(速さ)を加えることでパワーが生み出されます。

そこで、今回の2日間の練習会では、「スピード」をテーマにして、グライド投法の練習に取り組みました。今回のテーマ「スピード」では、①グライド動作のスピード、②砲丸が手から離れたときのスピード(砲丸をどれだけ加速させることができるか)の大きく分けて2つを意識するための練習をしました。

砲丸を投げるサークルの直径は、2.135mと決まっており、その決まった大きさのサークルの中から砲丸を投げなければなりません。例えば、身長が190cm以上ある選手でも、身長が190cm以下の選手でも、同じ大きさの約2mのサークルから砲丸を投げなければなりません。その決められた大きさの中で、どれだけグライド動作を速く行い、砲丸をリリースするまでに加速させることができるかによって、砲丸が飛んでいく距離が変わってくると思います。

今回の練習で行った、ドリルや意識するポイントを反復してこの冬季の中で練習を行ってみてください。もちろん、それぞれの顧問の先生から指導していただいている内容も大切ですが、そこにプラス1として、今回学んだことを取り入れてほしいと思います。今回参加された選手の皆さんが、次に会う時までに1つでも多くのことが成長・進化していることを楽しみにしています。【須木中:甲斐】