陣地の外観です。今年も宮崎をアピール、チキン南蛮!
全中日記1日目③
陣地の奥には、各選手の写真と目標が掲げられています。ぜひ目標を実現してほしいですね。
全中日記1日目②
開会式も終わり、14時30分からの競技開始に備えている宮崎県選手団、素晴らしい陣地が完成しています。
全中日記1日目①
いよいよ始まります。宮崎県の名を全国へ、選手のみなさん、ベストを尽くして頑張ってください!
さて、先ほど、開会式が終わったようです。
ギリギリまで粘った夢物語…。
8月4日の昼頃、九州各県の那覇行きの欠航がアナウンスされ、一気に動きが激しくなりました。当然、宮崎、鹿児島発も例外ではなく、いよいよ6日、7日に、他の空港を経由しての那覇入り大作戦の開始です。同時に、沖縄では会議が行われ、九州大会は8日の1日開催が決定します。焦点は、そこに合わせて九州各県からの選手団が沖縄入りできるか。ここに絞られました…。
この日の夜、九州の専門委員長で臨時のオンライン会議を行いました。何故なら、各県飛行機の座席数の確保が難しい見通し…。というのも、西日本の空港ほとんどが那覇行き満席…。羽田空港経由までみても厳しい状況…。これではいよいよという話しです。この会議の時(4日の夜)にすでに、那覇入していた福岡県委員長徳丸先生が、現地の悲痛な思いも語ってくれます。コンビニにものがない…。今回は、どのホテルも夕食が付いていませんでした。仮に沖縄入りしていたとしても…。夜ご飯がどうなったかわからない状況ででした。この夜の会議で出た方向性は、7県1000人余りの選手団が沖縄入りできない=大会どころではない。つまりは、中止にせざるを得ないでした。断腸の思いとは、まさにこのことです…。正式には、翌日の沖縄県の会議を待ってということにはなりましたが、中止が濃厚となった瞬間でしたね。
翌朝、本来ならば空港にいる時間に練習に向かう自分がいました。その途中で、県中体連島田理事長と話した中身。これが、宮崎に会場を移しての九州大会でした。これ、馬鹿げた話しに聞こえるかもしれませんが、かなり本気でした。延岡西階での九州大会に向けて、何気に本気で動いたのです。実は…。島田理事長も直ぐに沖縄県に連絡をいれてくださりました。私も、会場確認に動きました。予想通り、松濱先生(東海中)も直ぐにスイッチオン。ただ、あまりにも時間がなく、何より一番の条件は沖縄県チームが宮崎に入ってこられるのか。ここがキーでした…。結果、夢物語にはなりましたが、宮崎県の熱!本気度!これは、九州各県の委員長に伝わりましたし、中でも沖縄県の委員長阿利先生は感激されていました(そんな発想が普通はない…。ぶっとんでいると)。実は、卓球競技(沖縄開催)でも同様の話題があがったようですが、前例がないことやそこまで熱のある県がなくて却下、だったとのこと。話しが、前進し現実的になったら、公にして各種方面からの協力を!と考えて動いていたので、今このブログを読んで初めて、え~!そんなことが起ころうとしていたのかって思っている方が多いと思います。でも、それだけ簡単に九州大会中止!のひと言で片付けるのはイヤだったということです。夢物語は、夢に終わってしまいましたが、一石を投じることはできました。8年後の沖縄開催(九州大会)では、補欠開催県を作っておく必要性を提言するとのことでした(阿利先生談)。とにかく、どこに怒りのぶつけようもなく終わってしまった今年の九州大会…。悔しいし、切ない思いでいっぱいですが、一番可哀想なのは選手達…。しかしです、先週加納中で結成したチーム宮崎。その一員として君臨したことを誇りに、今後の競技生活や学校生活に生かしてください。5年後、いや10年後…。もっと先かな…。その頃には、よき思い出として語られている事になっているかもしれませんね。幻の九州中学陸上in沖縄2023…。【専門委員長:三股中 田原】
九州中学への出場権を獲得していた皆さん
7月29日のミーティングにおいて「チーム宮崎」を結成しました。その時に、九州大会が中止になるとは予想もしていませんでした。本当に残念な結果です。この大会を目標にしてきた選手に対し、どんな声かけをしても今の無念さや消失感は晴れることはないと思います。
ただ、これまで目標達成に向け努力してきたことは消えることはありません。暑い日も寒い日も自分の弱い心に負けることなく練習に励んできたことでしょう。キツい練習の時には逃げ出したい時もあったことでしょう。でも、皆さんはこれまでやり抜いてきました。よく頑張ってきましたね。そんな努力があったからこそ、九州大会出場という結果を残すことができたのです。そして、そんなあなたたちの頑張る姿に、周りの人は元気を貰っています。感動を貰っています。
そして、皆さんは陸上競技を通して多くのものを得てきたのではないでしょうか。専門的な競技力はもちろんのこと、頑張る心、耐える心、協力する心、感謝の心など、きっと心を育ててきたことでしょう。そして、何より皆さんが活動する周りには仲間がいたはずです。キツい練習を共に乗り越えた仲間は一生の仲間となるはずです。さらに、先日のミーティング等においても学校の枠を越えた仲間もできたはずです。
中学校の部活動等を通して多くのことを得ることができましたね。ぜひ、今回の中止の経験も、これからの競技人生の糧にしてくれることを期待しています。皆さんが、これからも笑顔で陸上競技に励んでくれ、幸せな人生を歩んでくれることを心から祈っています。
最後に九州中体連の役員の方々も開催に向け、最大限の努力と検討をしていただいたと思います。心から感謝します。
【女子監督:檍中 日髙】
九州大会(沖縄)中止・・・
本来であれば、本日7日(月)は九州大会1日目でした。しかし、台風6号の影響で、一昨日中止が決定。九州大会に行くために、3年間頑張った生徒もいるでしょう。九州大会で活躍するために、一生懸命練習を頑張った生徒もいるでしょう。1週間前の結団式では、予想もしなかった、まさかの中止。男子監督を任された私もそのような生徒と同じで、中止になったことが非常に残念です。今年のチーム宮崎が立てた男子の目標点数181点は、誰が見てもとても高い目標でした。しかし、自分たちで「絶対取ってやる!」と決めた目標。今年の彼らならできると私は密かに自信をもっていました。それなのに中止となり、本当に悔しくてなりません・・・。九州大会の閉会式が終わって、目標を達成し、「よくやったぞ!」と褒めてあげたかったですが、それもできず・・・。そこで、最後に男子監督としてみなさんにある言葉を紹介します。
ラグビーW 杯で活躍した日本代表の稲垣啓太選手の言葉です。「自分でコントロールできない部分にフラストレーションは溜めず、コントロールできる部分に100%取り組もう。」これは、新型コロナウイルスで試合が中止になったときの稲垣選手のコメントですが、今回もそれに似ているなと・・・。コロナも台風も自分ではコントロールできないので、フラストレーション(不安や不満)を溜めるだけ、意味のないものになります。逆にコントロールできる部分(中学生であれば次の試合や将来)に100%の力を注ぎましょう。「九州大会が中止になって残念だ」と思うのも今日まで。台風が過ぎ去った日から、次の試合に向かってまた努力を続けてください。気持ちを早く切り替えましょう。この「残念だ、悔しい」と感じた経験が、今後の陸上人生の大きな糧になると信じましょう。そして、来年こそは宮崎県が1位を取りましょう。みなさんの頑張りを1年間応援しています!!
【男子監督:飫肥中 溝口】
生徒のために
7月29日の練習会の前々日、田原専門委員長から「加納中のグラウンドが・・・」と連絡が入ります。「とても練習ができるグラウンド状況ではない。どうしましょうか?」と。そこで、専門部の先生方が出した結論が下記の写真です。(練習会前日の午前中、専門部会議前に炎天下の中で実施)
誰一人、マイナス的な発言をすることもなく、「生徒のために頑張ろう!」と黙々と作業をする先生方でした。そして、感謝しなければならないことがもう一つ。会場校の教頭先生をはじめ、職員の方々が一緒にお手伝いをしていただきました。
様々な方々に支えられて開催された練習会でした。
学びの特等席
気温よりも熱い皆さんの熱気を感じたわくわく練習会。私は短距離ブロックを担当しました。短距離ブロックでは、正しい姿勢の作り方や基礎基本の足の動き、ハードルドリル、SDなどを行いました。実は、簡単な動きでも、徹底して意識することで体がいつもより前に進みます。そのことに気づき、楽しみながら練習をする皆さんの表情がとても印象的でした。練習を進める中で、「学びの特等席を取ろう」という話をしましたが、覚えていますか?例えば、普段の練習や合同練習会で先生方が見本を見せてくださる時、細かい部分まで近くで見て学べるのは前3列ぐらいまでです。ハードルドリルなどで代表の生徒の見本を見る時、姿勢から足の動きまで、すべての動きを確認できるのはハードルの横のスペースです。この「学びの特等席」は席数が限られています。その席を取るには、席の取り合いに負けない速いスタートダッシュが必要です。そのスタートダッシュが速くなるには「学びたい!速くなりたい!」というエネルギーが必要です。そのエネルギーを皆さんから感じました。来年は九州大会、全国大会に行きたい!ベストを出したい!そのエネルギーがわくわく練習会を熱くし、「学びの特等席」を取り合う生き生きとした姿になっていたと思います。私も大きなエネルギーをもらいました。普段の練習でも「学びの特等席」を確保して、自己ベストを更新し、陸上競技を楽しんでください!次の練習会でも一緒に陸上競技を楽しみましょう!待ってます!【久峰中:佐藤】
最後の一歩まで
わくわく練習会は暑い中での開催となりましたがたくさんの選手が参加してくれました。私はハードルブロックを担当させてもらいました。ハードルブロックは、最初に少しだけドリルをした後は、とにかくハードルを跳びました。ドリルでは日頃、学校の練習ではしないリズム、動きのものもあり、苦労している選手もいました。それでもみんな最後の一歩まで一生懸命にやる姿が印象的でした。日々の練習の中でもできないと最後の一台、最後の数歩を誤魔化してしまう。ということがあるのではないでしょうか。今回参加した選手は、みんな誤魔化すことなく丁寧に取り組んでいました。こんな風にこつこつ頑張ることができる選手はきっと強くなるんだろうな、強くなってほしいなと思いながら見ていました。後半は正規よりも短いインターバルのハードルを跳びました。ハードルの独特のインターバル間を走るリズム「0・1・2・3」に苦労している選手もおり、最初は2歩や4歩、5歩で走っている選手もいましたが、最後に走るときにはみんな3歩のリズムを刻みながら走ることができていました。ハードルは跳ぶのが怖いというのもあり、なかなかやってみようとならない種目かもしれません。ですが、跳べたとき、走り終えたときの達成感は気持ちがいいですね。今年度より、秋の中体連も標準記録突破が必須となりました。一人でも多くの選手が標準記録を突破して県大会で活躍する姿を楽しみにしています。【日向中:河原】