夏休みに入り、小学1年の息子に「なぜ勉強するのか?」と聞かれて困ってしまいました。なぜ、こんな話になったのかと言うと「夏休みの宿題は早めに終わらせなさい」というやりとりからでした。適当に回答しても良かったのですが、ちょっと真剣に考えて・・・。そして、色々と調べていくとある人のメッセージに辿り着き、「なるほど!」と思ったので、息子に話した内容を書きます。
目の前に水を入れたコップを置いて算数を勉強したらここには200mlの水があるとわかる。理科を勉強したら水は水素と酸素でてきていることがわかる。社会を勉強したらコップには浄水場でキレイになった水が入っていて飲めることが分かり、世界にはキレイな水を飲むことができない人もいることがわかる。美術を勉強したらこの水の反射をどうやったらキレイに描くかがわかる。音楽を勉強したら水の量で響く音が違うことがわかり、その音を表現することができる。技術を勉強したらこのコップが何で作られていて、なぜ水が漏れないかがわかる。体育を勉強したらこの水が身体にどう必要なのかがわかる。道徳を勉強したら水を分け合うことの大切さを知る。国語を勉強したらこの話が理解できる。英語を勉強したらこの話を世界の人にすることができる。そして哲学を勉強したらこの話に何の意味があるのか考えるようになる。勉強をしなかったら、ここにあるのはただの水である。
息子には意味が分からなかったかもしれませんが、大人になるに連れて理解できればいいかなと思います。この話をした後に、宿題もほぼ終わらせたみたいで褒めたところでした。様々なことに「なぜ?」と疑問をもつことは本当にいいことだと思います。なぜ、この練習をするのか?なぜ、親や先生はこんな話をするのか?時間のある夏休みだからこそ、言葉の意味を深く考えるのもよいですね。私が最近勉強している「応用行動分析学のABC分析」も結構面白いので、時間のある人は調べてみてください。【椎葉中:溝口】













