少し前の練習の時の話です。ひょんなところから大会のウォーミングアップの話になりました。技術指導が大切なことは言うまでもないのですが、練習の途中、途中に挟むミーティングのような話が結構子どもたちの意識を変えたり、成長に繋がったりすることってあるのですよね…。翌日の練習日誌を見ていると、そんなことを感じることも少なくありません…。
ところでこの日は、どんな話になったのかと言うと…。大会の時は、レース前に一体どんなアップをしているのだ?こんな話に始まり…。勉強での例えに話をすり替えつつ話を進めていきました。日々の練習は勉強で言えば、日々の授業のようなもの。テストが大会。テスト前は、テスト対策、テスト勉強をするでしょ?と。このテスト対策にセンスが問われる。ウォーミングアップをどのように組み立てるかって、どんなテスト勉強をするのかと同じことなんだ。こんな話をしました。
テスト勉強…。どうすれは、点数に繋がるのか?点数をとるためにテスト対策考えますよね?工夫しますよね?大会でよいレースをする、よい記録を出すために、どのようにウォーミングアップを組み立てて、自分が最高のパフォーマンスを発揮できる状態にもっていくかってとても大事です。それこそセンスが問われるのだと思います。
勉強ができる人と苦手な人が同じようなテスト勉強をするとは考えにくい。陸上の世界も競技力によって、人によって、アップ内容は違ってきそうですね。どんなドリルを選択するの?ストレッチの時間は?流しの距離、本数は?刺激は何をする?予選が刺激にできるレベルにある人は、アップではそんな追い込まなくてよいですよね。でも、多くの人は、レースに全力を尽くせるようにアップで刺激を入れないといけないです。なかなかパフォーマンスがあがらない段階での反省として、アップ不足で体が動かなかった…。これはよくある話です。
レース前に、友達とチームメイトと仲良く一緒に、同じウォーミングアップをしていては、なかなか厳しいのかもしれませんね。間もなく県中総体。余裕があれば1、2年生は是非、強い先輩方のアップをのぞいてみてください。恐らく、一人で集中している人がほとんどだと思いますよ。【三股中:田原】