福井全中女子走幅跳、高知の岡林さんは5m34で19位。彼女は1年生で200m、2年生で100mの全中チャンピオン、異なる種目での全中3連覇という偉業を目指した逸材でした。

ラスト3本目。助走地点に立ち、何度も胸を叩いて自らを鼓舞し、勢いある助走から思い切り踏み切りましたが、記録は4m75。1、2本目の5m34がこの日の最高記録となり、上位8人が進出する4本目以降に進むことができませんでした。自己ベストの5m90に届かず、「自分のベストを出し切れなくてすごく悔しい」と振り返っています。

今年4月から始めた走幅跳、主に練習場所として活動する高校の先生から走幅跳の楽しさを教わり、新しいことに挑戦したいと思ったそうです。4か月を経て立った全国の舞台、悔しさから試合後は涙を流し、「練習が足りなかったのかなと、練習の大切さを学びました」とも言っています。高校進学後は、100m、走幅跳、200mも全部頑張りたいと挑んできた3種目すべてに意欲を燃やしています。

チャレンジすること、陸上の楽しさ、練習の大切さ・・・、私たちにも見習うべきことがたくさんありませんか?

福井全中男子走幅跳、北海道の藤原くんは6m93で4位。話によれば、屋外の砂場が使えるのは4~10月の約7か月。残り5か月は積雪などのため外で練習ができないそうです。踏切動作や基本的な動きを徹底的に鍛え、室内練習場も活用して力を付けてきたとのこと。6月の通信陸上大会で6m76、当時の自己ベストを更新したものの、以降は跳び方に悩みます。土壇場で考えたのは「自分を信じる」こと、3年間の想いが結実した1本になったと言っています。

暖かい気候に恵まれた宮崎の地で、年間を通して練習ができることが私たちには当たり前になっています。毎日のように練習ができることを感謝しつつ、自分を信じるためにも毎日の練習を大切にしなければならないことは言うまでもありませんね。

8月17~20日に福井全中が開催されました。開催地は福井県営陸上競技場(9.98スタスタジアム)でした。なぜ、「9.98」なのか・・・はこのブログを読んでいる皆さんならもちろん分かると思います。この競技場は、2017年9月9日、桐生祥秀選手(当時東洋大学4年生)が日本人初の9秒台で走ったメモリアルな競技場なのです。

今回の全中は、チーム宮崎としては悔しい結果に終わってしまったのではないでしょうか。小林中学校、田中優哉くんが予選で自己ベストを出し、TR(トライアルレース)3着という結果でしたが、ほとんどの選手が自己ベストを更新できずに目標を達成することはできませんでした。私たちスタッフも、サポートをしていく中で九州大会と全国大会のレベルの差を感じたところです。ただ、「自己ベストが出ていれば・・・」「あと0.1秒あれば・・・」という選手がいたのも事実です。

「東京五輪における自己ベスト達成率と入賞者の特徴」について分析をした論文によると、次のようなことが示されています。「多くの種目でPB達成率は98%であった。」つまり、東京五輪での入賞者の98%の選手は自己ベストを更新しているということです。大会においてはまず自己ベストを更新することが大切。更新すればなにかしらの結果が自ずとついてくるということですね。そうは言っても、全国大会で自己ベストを更新するということは簡単なことではありません。これまで一生懸命練習してきたからこそ緊張もしますし、不安になることもあると思います。今回、自分の力を出し切れなかった選手は、「何かが足りなかった」のかもしれません。その「何か」と向き合って、これからの人生に生かしてほしいと思います。

3年生の皆さんは、陸上もありますが、中学卒業後の進路に向けて力を尽くしてほしいと思っています。中学校の指導者としては、高校でも陸上を続けてくれると非常に嬉しいです。2年生、1年生の皆さん来年は九州大会「鹿児島」全国大会「沖縄」です。来年の自分の姿をイメージして頑張ってほしいと思います。

最後に、これまで選手の応援・サポートをしてくださった保護者の皆様、選手の指導にあたられた先生方、そして全力で試合に臨んだ選手の皆さん本当にお疲れ様でした。次は秋シーズンの戦いが始まります!宮崎県の陸上界を更に盛り上げていきましょう!【男子監督:矢野(串間中)】

全中で宮崎県選手団が頑張っている中、日曜日にとても嬉しいニュースが流れていました。陸上アンテナの高いみなさんは、もう知っていることと思います。宮崎県選手の水久保漱至選手が、富士北麓ワールドトライアルで日本歴代5位タイの20秒14で優勝し、来年9月に東京で行われる世界選手権の参加標準記録(20秒16)を突破したというニュースです。また、同大会で清山ちさと選手が100mHで優勝しました。水久保選手、清山選手は、今年度行われる佐賀国体でも宮崎県選手として出場します!

この夏、高校生、成年と様々な年代で多くの宮崎県選手が全国で躍動しています。しかしその全員が、みなさんと同じ中学生という過程を経て今の結果を残しています。つまり、自分の今できることをコツコツ頑張ることが、その先での結果に繋がっていきます。ターゲットエイジのみなさん。宮崎国スポで活躍する選手へと飛躍していくためにも「今」の練習に精一杯取り組みましょう。【生目中:北林】

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昨日、門川中学校が4×100mRに出場しました。

本日、男子110mHに本県選手が出場します。

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