今回の練習会は走高跳ブロックを担当させていただきました。走高跳の指導に入るといつも、難しさの壁に直面します。たくさん、走高跳と関わってきたはずなのに、教える立場なのに気づけば選手たちと一緒に「答え」を模索する練習・・・。

でも、そんな一人一人の答えを探しながらひたすらに跳躍練習をする時間こそが、面白いし跳躍技術向上に繋がるんだと思います。逆に、ここまで繊細に日々の跳躍練習をすることが出来れば確実に記録は向上します。走高跳は助走の中で曲線を描き、空中では体を捻り、大きく反る。決してシンプルな動きでないし、非日常な動きをするからこそ、跳躍練習を重ねることが大切ですし、日頃の練習も工夫しなくてはならない。

そんな走高跳の難しさにこれからも向き合っていき、宮崎県の走高跳が少しでも盛り上がってくれればいいなと思います。今回、練習会に参加することができた選手達はそんな走高跳の面白さと難しさを伝えられたと思います。是非、次の練習会も参加して一緒に走高跳の沼にハマりましょう!【祝吉中:川越】

先日、長崎県から溝上先生が来県されました。色々な講習会やイベントで県外から講師を招聘(しょうへい)した場合、前夜に食事をしながら打ち合わせをするのが一般的です。今回も一緒に食事をさせてもらったわけですが、、、。

実は、この日は県中体連の会が入っていました。ですので、その会が始まる前に1時間程度ご一緒させてもらい、、、。しばしお別れ。会の後に再び合流することにしていました。集合場所は、MRTmic前です。

さて、中体連の会は、とあるホテルが会場でした。私は自分の務めを終え、溝上先生との集合場所に向かいます。このホテルは、エスカレーターでのぼってきたところにフロントがあるホテルです。会場を後にし、エスカレーターに向かうと、、、。

なんとなんと、溝上先生がエスカレーターでのぼってくるではありませんか…。えっっ?!会の場所伝えてたっけ?いや、言ってないよなぁ。。。なんで?
 
なんで?っと思ったのは、私だけでなく溝上先生も同じだったとか。溝上先生は、トイレを探し求め、たまたまこのホテルに入ってきたようです。トイレを借りようとエスカレーターをのぼりきったら、私がいたわけです。確かになんで?っとなりますよね。

お互いに『ビックリ』でした。やばいやばい.…。結局、私も一緒にトイレを済ませ、このホテルを出たという話です。「こんなことってある?」「やばいわぁ~」2人で口をそろえ連発でした。すごくないですか?

そうそう、タイトルにあるように、実は私たちには「こんなところで会う?」が2年前にありました。ちょうど2年前の12月の出来事です。みなさんどこだと思いますか?修学旅行中でした…。京都の「清水寺」です。あの時も、いやぁ~ビックリでした。思わず、あの時の事を2人で思い出した次第です。これまたすごくないですか?

それにしても、、、。宮崎と言えども街中にはそれなりの数ホテルはありますからね。しかも待ち合わせ場所にしていたMRTmicからは少し離れたホテル。ほんと奇跡、というか絶妙な鉢合わせですよね。

「こんなところで会う?」からの「こんなことってある?」あまりにも、ビックリしすぎて紹介せずにはいられず書かせてもらいました。

あっ、そうそう。先生方から、練習会を終えてのコメントもあがってくると思うので楽しみに待っていてください。【三股中:田原】
 

11月20日の投稿に「次の日のお礼」という記事がありました。上別府先生が、中学時代の恩師の先生からもらった言葉の素敵なエピソードが書かれていましたね。あのブログを読んで「たしかに、そうやな~。自分の学校の生徒にも伝えないとな~。」と感じたところでした。

早速、次の日に学級や部活の時間に同じような話をしてみました。相手の行動に対する感謝の気持ちや、その思いは自分の言葉や行動できちんと伝えよう、相手への礼儀を大切にしよう、まさしく先日のブログの話を引用させていただいて話をしました。そして次の日のことです。部活動の終わりの時間に修学旅行のお土産を配ることがありました。その時に、副顧問の先生からもお土産をいただいていました。「さあて、明日何人の生徒が次の日のお礼が言えるのかな・・・。」そんなことも思いながら次の日を迎えました。

次の日、「〇〇先生~、陸上部の生徒って何か先生へお礼を言いに来ましたか?」と聞くと自分でお礼を言いに来ることができていた部員はわずかな数でした。お礼を言いに来た生徒の名前を聞くと、やはり、という感じでしたね。今回、ミーティングで考えたことを行動に表せた生徒は、秋シーズン急激に記録を伸ばしたり、大会でも成果を出しつつある選手でした。
 
「気づく感性、動ける人間性」という言葉を私は以前教わりました。お土産の例で例えると、ミーティングでお礼の話があった時にそれを自分のことに置き換えて受け止められるか、引いてはそれを行動に移せたか。これができる人、できない人では人生が変わってくるのではないかと思います。「これは大切だな~」と感じても実際に動き出せない人は結構います。「〇〇選手みたいに速くなりたいな!自主練したいな!」と思っていても、動き出さなければ何も変わりませんし、自分の成長にもつながらないと思います。未来の自分のために、気づく感性・動ける人間性を磨いてみませんか。【串間中:矢野】

宮崎県の中学校の修学旅行は、11月・12月に実施される学校が多く、行き先は関西地方が主流ですが、東京や沖縄を選ぶ学校もあります。今年は、大阪万博に行ったという学校もあるのではないでしょうか。本校は、11月末に大阪と京都を訪れました。今年は例年よりも中国人観光客の数が少ないように感じました。

本校の修学旅行は、他校とは少し異なる特徴がありますので、ここで紹介します。まず、2年生は12名という少人数のため、熊本空港までは椎葉村のマイクロバスで移動します。伊丹空港に到着してからの移動は、貸し切りバスではなく、全て公共交通機関を利用します。バスや電車を乗り継ぎ、各地の観光地へ向かいます。また、多くの学校が京都市内での終日自主研修を実施するのに対し、本校では午前中に椎葉村のPR活動を行い、午後から自主研修という行程です。もちろん、お楽しみのUSJには最終日に行きますが、このPR活動こそが、修学旅行のメインテーマと言っても過言ではありません。

PR活動では、「椎葉村をPRし、観光客を増やす」という目的のもと、例年、生徒が作成した村の名所を紹介するガイドブックと、村の特産品である椎茸を無料で配布します。しかし、ガイドブックや椎茸をもらうだけで「椎葉村に行きたい!」と思わせるのは難しいと感じていました。そこで今年は、椎茸に加え、高級で大変おいしい椎葉村の特産品である蜂蜜とお茶をプラスして配布することにしました。これらは、製造している会社に事情を説明し、無償提供していただいたもので、大変ありがたかったです。さらに、パンフレットにはこれらの特産品が購入できるページのQRコードを加え、「観光客を増やす」だけでなく、「特産品を買ってもらう」という新たな視点を組み込みました。生徒たちの努力の結果、1時間で約150人の方に配付でき、現地の方々や外国人観光客にもしっかりとPRできたと感じています。

大規模校の修学旅行の話を聞くと、奈良で大仏や鹿を見て、自主研修し、USJへ行くなど、ほぼ観光のみの行程のところも見受けられます。物価高騰などの影響で仕方のない部分もあるのかもしれませんが、最も重要なのは「修学旅行で何を学ぶのか」です。わざわざ費用をかけて行くにもかかわらず、学びがなければ意味がありません。本校が実施した修学旅行は、公共交通機関の利用の仕方、村の活性化に向けたPR活動という「実践的な学び」を重視した行程でした。特に、PR活動は生徒たちにとって、体験的に学ぶ貴重な機会となりました。修学旅行の形態は変わりつつありますが、費用をかけて実施するからこそ、「観光」以上に「何を学ぶか」という目的意識をもつことこそが、最も重要であると考えます。

この「何を学ぶのか」は、日頃の授業や部活動でも同じことが言えるのではないでしょうか。今年の県全体の練習会も終わりました。何を学んだのか、来年に向けてどう動くのか。じっくり考えて目的意識をもって練習をしたいですね。【椎葉中:溝口】

10月、2学期始業の日、本校の生徒指導主事が全校生徒に向けて、京セラ株式会社の創業者、稲盛和夫氏(1932-2022)の成功方程式について話をしました。京セラといえば、女子陸上競技部の存在を知っている人もいるでしょう。

稲盛和夫氏の名言はたくさんあり、どれも心に響くものですが、この日、生徒指導主事が、勉強や部活動などの学校生活と繋げて分かりやすく話をしてくれたことで、私の心にもヒットしました。

① 「考え方(Mindset)」物事への向き合い方や価値観。プラスにもマイナスにも働くため、−100点〜+100点の幅で評価。
② 「熱意(Passion)」どれだけ強いモチベーションを持って行動できるか。0点〜100点で評価。
③ 「能力(Ability)」知識・スキル・身体的特徴など、成果を出すための素地。0点〜100点で評価。

この3つを「かけ算」することが人生・仕事の結果に繋がるというものです。「考え方」についてのみ点数が「マイナス」になることがあります。生きている以上、どんな人でも「熱意」と「能力」が0になることはあっても、マイナスなることはありません。しかし、「考え方」は人に害を与えたり、破滅を招いたりするようなマイナスの考え方もあるということから、一番重要なのが「考え方」としています。能力や熱意とともに、人間としての正しい考え方をもつことが何よりも大切であるということです。

稲盛和夫氏のことを検索してみると様々な功績とともに名言もたくさん出てきます。「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」を分かりやすくまとめたサイトを見るには、「モチラボ 稲盛和夫」で検索してみて下さい。【宮崎西中:大坪】

本日2回目の投稿です。

県中学選抜練習会およびパワーアップ練習会をもって今年の練習会は一区切りとなります。様様な練習会で多くの学びがあったかと思いますが、自分自身を振り返ることが大切です。そこで、下記の内容を12月12日(金)までに回答してください。生徒のみなさんの多くの声を聞かせてください!

アンケートはこちらから

先日行われた中高合同選抜練習会で、跳躍ブロックには坂部先生が指導に来てくださいました。坂部先生は、長らく大阪の摂津高校という跳躍の名門校を率いてこられ、現在は宮崎スポーツ協会で、滋賀国スポでも4位入賞した田中隆太郎選手の指導もされた先生です。その練習会で坂部先生は、「練習そのもの」よりもまずは、普段の生活、普段の考え方・意識から変えなさい、と話してくださいました。

皆さんに話してくださった言葉を、ここに残します。読んでいる皆さんが、自分のこととして受け止めてくれたらうれしいです。

① ベクトルを自分に向けること
「君らはな、1年で1センチ伸びるかどうかの競技を選んどるんやで。ラッキーなんかない。勝てへんかったとき、人とか環境のせいにしてへんか?風がどうとか、砂場がどうとか、コーチがどうとか。そうやって人のせいにしてる限り、強くなんかならへん。ベクトルを、自分に向けなさい。弱い人ほど、人と環境のせいにするんや。『あいつが悪い』『今日はたまたま調子悪い』。ちゃうねん。自分の準備、自分の心構えに問題があるんやって、一回ちゃんと自分に矢印向けてみ。」

② 陸上以外の生活からつくっていくこと
「『勉強できません』って言う子ほど、スマホは触れんねん。提出物、期限までに出してるか?宿題ちゃんとやってるか?授業中、ちゃんと前向いて話聞いてるか?お弁当作ってくれたお父ちゃんお母ちゃんに、『ありがとう』ってちゃんと言えてるか?陸上の練習だけちゃんとしてたら記録伸びる、そんな甘い世界ちゃうで。むしろ、普段の生活のほうが大切や。準備を大事にせぇへん人は、自分の体も大事にせぇへん。スパイクのひもも適当、アップも適当、寝る時間も適当。それで『今日は調子悪いです』って、そら当たり前やろって話や。」

③ 意識レベルを“地区”から“全国”へ上げること
「宮崎のジャンパー、このままの意識やと他県には勝てへんよ。君らが『頑張ってる』と思ってるその時間に、
九州の他の県、全国のライバルは、もっと高い意識で練習してる。今の君らの意識は、まだ“地区レベル”なんよ。『自分なりには頑張ってます』って言葉な、それ、めちゃくちゃ危ない言葉やで。自分で勝手にハードル決めて、そこで満足してしまう言い訳になっとることが多いんや。」

④ 強くなりたいなら、人の話をちゃんと聞くこと
「本当に自分が強くなりたいって気持ち、まだ持ちきれてへん子が多いねん。きつい言い方するけどな、強くなりたい奴はな、まず人の話を“ちゃんと”聞くねん。聞いて、考えて、行動にうつす。それができへんうちは、いつまでたっても弱いままや。今もそうや。話してるのに、ほかのブロックの練習ばっかり見てる子、おるやろ。そういう子に言うわ。 負けて、思いっきりへこんだらええよ。でもな、こういう話もロクに聞かへんやつは、そのまま一生、へこんだ人生送ったらええねん。せやけど、『このままじゃあかん』『ほんまに変わりたい』って心の底から思ってる子はちゃうねん。ちゃんと目を見て話を聞いて、メモ取って、明日から、いや今日からの行動を変えようとする。そういう子から順番に、強くなっていくんや。意識を変えな、心を変えな、九州も全国も見えてこうへんよ。練習量増やす前に、まず意識の質を変えなあかん。全部、自分にベクトルを向けて考えなさい。」

そばでこの言葉を聞いていた自分も、何度もドキッとしました。皆さんはいかがでしょうか。自分に当てはまること、ドキッとすることはありませんでしたか?

意識を変える――そのためには、これまでと同じような行動をしていても変わりません。何かを変えるには、これまでと違う行動をしてみること。

ただし、それにはものすごくエネルギーを使います。それでも、強くなる人は、そのエネルギーをかけてでも変わろうとする人です。強くなるために、あの日の言葉を、皆さんも一緒に生かしていきましょう。【高千穂中:三浦】

皆さん、世界一短い童話『桃太郎』という話を知っていますか?

『ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。ある日、おばあさんが川で洗濯していると、桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきましたが、おばあさんは、おばあさんは、おばあさんは、おばあさんは、ムシしました……。完!』

この世界一短い童話こそ、実は、とても大切な真理を示しています。”自ら動かなければ、何も始まらない”。人生という名のドラマは始まらないということです!

今、冬季練習がスタートしたり、選抜練習会や九州駅伝大会などを経たりして、色々と感じている部分も多いと思います。感じたら動くこと!そこに、ドラマが生まれていきます。仮にそれがうまくいかなくても、そこで味わったすべてがかけがえのない経験値となります。

自分の人生の物語は、自分自身の動き次第!さあ、動き始めよう!【高鍋東中:友重】

三股中学校の3年生は、12月8日に宮崎県英単語コンテストを実施します。これは全県下で実施されているもので、皆さんもその内容をご存じのはず。50問の英単語や熟語の問題をひたすら解き、100点満点を目指すものです。

私の学級では、6日間にわたって対策を行っています。毎日、朝・昼・夕の3回です。

初めの4日間は「知識を詰め込む」期間、英語から日本語、日本語から英語をひたすら覚え、頭に叩き込みます。合格できたら昼休み、できなければ覚えて再びテスト。その繰り返しです。

残りの2日間は実践期間、知識を詰め込んだ人、つまり4日間のテストをクリアした人は実践テストを行います。日本語と英語をランダムで出題するテストです。ここまで来たら再テストはありません。

面白いのは、ここにおける個人差です。英単語は「覚える」ことがメインですので、「努力」すれば目標を達成できます。これが計算力コンテストになると、また別です。計算が得意でないと解けませんし、算数や数学ができないと解けません。限界を迎えやすいのです。

一方、この英単語コンテストは、先述した通り、必死に「努力」すれば満点が取れます。普段、英語の点数が低い人でも満点を取りますし、逆に得意な人でも満点が取れないこともあります。つまり、ある目標に向かって努力し切れるかどうか。そういう性格も試されるのだなぁ、ということです。

もうすぐテスト本番。どの生徒がどんな結果を出すのか、楽しみです。目指すは、学級平均100点!【三股中:今村】

今回、九州中学駅伝に出場して一番印象に残ったのは、「チーム宮崎の力」でした。これまでも九州大会や全国大会で“チーム宮崎”を感じる場面はありましたが、今回は特にそれを強く実感しました。

普段はライバルとして鎬を削っている選手たちが、コース上を走り回り、互いを大声で応援し合う姿――その光景は本当に美しく、胸を打たれました。そして今回は、本校の生徒だけでなく、他の中学校の選手や保護者の方々も朝早く宮崎を出て現地まで駆けつけ、力強い応援を届けてくださいました。その存在も非常に大きかったです。

選手に聞くと、レース中に至る所から
「三股!頑張れ!」
「宮崎!頑張れ!」
「○○ちゃん頑張れ!」
と声が聞こえてきたそうです。その声援が確実に選手の心を押し、今ある力を出し切る後押しになりました。本当にありがとうございました。

さて、レースですが、1区はスタート直後に珍しく超スローペースとなりました。その中でも冷静に判断し先頭を引っ張り、1km通過後に競技場を飛び出していきました。急激なペースアップに対応しきれず遅れはしたものの、後半も粘り、一桁順位で2区へ襷をつなぎました。

2区は自己ベストを更新する見事な走り。3区も後半こそ失速したものの、積極的なレース運びでした。4区も今持てる力を十分に発揮してくれました。5区アンカーではアクシデントもあり、九州・全国大会のアンカー特有の“後ろから強い選手が追ってくる圧”の中で順位キープは容易ではありませんでした。

チームとしての目標は「42分40秒、10位」でしたが、結果は「43分00秒、14位」
それでも今回の駅伝で、
「自分たちは弱い。まだまだ強くならなければ九州・全国では勝負できないこと」
「スタートラインに立つまでの準備の大切さ」
この2つを強く実感することができました。

今回の九州駅伝は選手にとっても私自身にとっても、少し苦い、ただ大変貴重な経験となりました。また、その場所に立てたことは本当に幸せで、たくさんの応援に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
12月14日の全中駅伝に向けて、やれる準備はすべてやり切ります。そして宮崎県代表として、精一杯、駆け抜けてきます!【三股中:福本】