今年も市町村対抗駅伝は成人の日に行われました。この日はあちこちで「二十歳の集い」が催されていました。私は箱根駅伝復路の1月3日に前任校の「二十歳の集い」に出席しました。5年前の卒業生といえば、中学校2年生の終わりに突然の一斉休校、そこから高校2年生まで、様々な制限の中で過ごすことになった学年です。部活動においては、多くの大会が中止になったり、延期になったりしました。何事においても制限だらけで、あたりまえの生活が奪われ、こんなはずじゃなかった、もっとこうしたかったという思いを抱えながら過ごしたはずです。この時期にコロナ禍で最後のインターハイが中止になった高校生に向けて作られたback numberの「水平線」は有名です。

この日の「二十歳の集い」の学年は2クラスで、3年間ずっと関わってきたので、いろいろなことを思い出しました。中には「立志の集い」で語ったこと、高校入試の面接練習で語ったこと、自己推薦書に書いていた内容まではっきりと思い出した生徒もいて、覚えていた自分に驚きました。さらに驚いたことは、中学生の時に言葉にした夢や希望を既に実現していたり、実現に向けて勉強をしていたりしている人がたくさんいたことです。感激しました。もちろん、中には、高校をやめてしまったり、仕事がうまくいかなかったりした人もいましたが、アルバイトをしながら通信制高校に通って卒業までがんばる、新しい職場でもう一度がんばりはじめたと明るい表情で話してくれた人もいました。言葉にできないような辛い経験、思い通りにいかないことや苦しいことはあっても、軌道修正しながら前に進もうとしているキラキラと輝いている姿にたくさんの勇気と元気をもらった日になりました。式典の後には、部活動の仲間と集まって写真を撮る姿がたくさんありました。

中学生の皆さん、あたりまえに過ごせる日常を大切にしてください。家族や仲間のそばで一緒に過ごせる日々を大切にしてください。そして自分の夢や希望を言葉にして語ってください。夢や希望は、将来のことだけではありません。どんな自分になりたい、どんな結果を残したいということでもいいのです。声に出してどんどん言ってください。【宮崎西中:大坪】