11月20日の投稿に「次の日のお礼」という記事がありました。上別府先生が、中学時代の恩師の先生からもらった言葉の素敵なエピソードが書かれていましたね。あのブログを読んで「たしかに、そうやな~。自分の学校の生徒にも伝えないとな~。」と感じたところでした。

早速、次の日に学級や部活の時間に同じような話をしてみました。相手の行動に対する感謝の気持ちや、その思いは自分の言葉や行動できちんと伝えよう、相手への礼儀を大切にしよう、まさしく先日のブログの話を引用させていただいて話をしました。そして次の日のことです。部活動の終わりの時間に修学旅行のお土産を配ることがありました。その時に、副顧問の先生からもお土産をいただいていました。「さあて、明日何人の生徒が次の日のお礼が言えるのかな・・・。」そんなことも思いながら次の日を迎えました。

次の日、「〇〇先生~、陸上部の生徒って何か先生へお礼を言いに来ましたか?」と聞くと自分でお礼を言いに来ることができていた部員はわずかな数でした。お礼を言いに来た生徒の名前を聞くと、やはり、という感じでしたね。今回、ミーティングで考えたことを行動に表せた生徒は、秋シーズン急激に記録を伸ばしたり、大会でも成果を出しつつある選手でした。
 
「気づく感性、動ける人間性」という言葉を私は以前教わりました。お土産の例で例えると、ミーティングでお礼の話があった時にそれを自分のことに置き換えて受け止められるか、引いてはそれを行動に移せたか。これができる人、できない人では人生が変わってくるのではないかと思います。「これは大切だな~」と感じても実際に動き出せない人は結構います。「〇〇選手みたいに速くなりたいな!自主練したいな!」と思っていても、動き出さなければ何も変わりませんし、自分の成長にもつながらないと思います。未来の自分のために、気づく感性・動ける人間性を磨いてみませんか。【串間中:矢野】