21日(火)は、県内一斉に地区駅伝大会が行われました。その結果、男子27校、女子26校が県大会への切符を手にしました。おめでとうございます。

さて、今年の県中学校駅伝大会は霧島酒造スポーツランド都城で開催されます。昨年は小林開催で、なかなかの難コースにチャレンジしてもらいました。その前5年間はひなた運動公園内で開催。駅伝と言えば『西都』。西都を出てしまってからなかなか大会会場が定着していません…。

都城地区大会を今年の県駅伝のコースを利用して実施しました。いくからの課題が見つかりましたので、県大会に生かしていきたいと思った次第です。応援(声かけ)は、うまく行えば複数回できますし、観戦する立場でいけばまぁまぁよいのかもしれません。公道であれば基本は2回(行き、帰り)だけですからね…。

各地区予選の結果を見させていただいて、少し感動したのが西都・児湯地区です。何と男女ともに5チームが県大会に出場してきます。素晴らしい!と思いました。私は今都城地区にいますが、今年は代表枠”3”です。参加校数がもっと多ければ・・・。

比例代表枠を緩め、無理に参加させなくてよいように手立てをとってはいるのですが、西都・児湯地区の頑張りを見ると、、、。個人的には、もっと頑張らないといけない地区があるような気がします。もちろん都城も…。

「駅伝」って・・・。とても素晴らしい競技だと思います。私は、前任校大淀中、その前の大宮中でもずっと語ってきたことがあります。それは、「駅伝」って陸上競技部の為の大会ではなく、学校対抗で戦うものだと言うことを。

当時の部員にも伝えていました。長距離をやっているからと言って大会に出られるわけではない。駅伝は学校対抗なので、学校で選ばれた者が学校の名誉をかけて走るものだと。だから、部活動生集会では、全部活動生に話をしていました。駅伝に選ばれるように各競技のトレーニングを頑張ってほしい…。そして、職員室では、各部活動顧問の先生方にお願いをしていました。いかに連携して進めていくのか。これが大事だと思います。

久峰中の佐藤先生。前任校は美郷北学園です。全校生徒は26名くらいだったそうですが、男女ともにチームを組んで地区大会に参加されています。全校生徒数はもちろん重要(多い方が良い)ですが、それ以上に大人の熱量がものをいうような気がしますね。4月から計画的に進めていけば、大概の学校がチームを組めるものだと私は思います。

そうこう言いながら、強制はできません。でも、駅伝に参加したことで人生が変わったという生徒もたくさんみてきました。教職に就いた以上、目の前の生徒の為に情熱をもって事にあたること、それが使命だと私は思っています。

数日前に、本郷中の川内先生がブログに登場していました。大淀中時代の教え子です。中学2年の時に出会いましたが、彼は野球部。しかし、いい走りをするなぁと思い、2年次から駅伝への意識付けを行いました。と言っても、2年生の地区大会はとりあえず参加(Bチーム2区で出走)。野球がメインでしたので…。3年の夏以降、本格的に長距離の練習をスタートさせました。

3年次の県中学駅伝は3区区間賞です。チームの優勝に貢献してくれました。そして九州中学校駅伝競走大会、全国中学駅伝に出場。その経験をもって、今や中学陸上界の指導者として立派に成長し活躍中です。野球少年だった彼が、高校、大学でも陸上競技を選び、そして今につながっています。

話を戻します。今年の県中学駅伝は、新コースで行われます。霧島酒造スポーツランド都城です。昨年の男子はトラック勝負となり最後までもつれました。今年はどんなドラマが展開されるのか…。とても楽しみです。選手のみなさん頑張ってください。【専門委員長:田原】