宮崎で2年後に行われる国スポに向けて、協力審判員として滋賀の国スポに行ってきました。私は今回初めて国スポに行ったのですが、私が思った印象は、まさにスポーツのお祭りそのものでした。そこでは各都道府県の代表選手が1点でも多く、自分の都道府県のために取ろうとする姿が印象的で、また選手紹介の時や表彰のときにはそれぞれの県の選手を県全体が一体となって盛り上げようとする姿がとても印象的で、見ていてとても楽しかったです。

宮崎県選手団の皆さんも、成年女子100mHで優勝した清山ちさとさんをはじめ、少年共通110mHで2位となった高城昊紀さんや、少年B3000mで4位入賞した竹田櫂司さんなど、熱い闘いを繰り広げていました。スポーツは楽しいものであるべきという理念をまさに体現したような大会であったと思いました。そして何より出場する選手の皆さんがスポーツを生き生きとのびのびと楽しんでいる姿が印象的で、あぁこれだからこんなにも競技力が伸びているんだろうなぁと思いました。

私は3日間のうち、1日は成年女子棒高跳びの審判を一緒になって行っていたのですが、出場していた競技者全員が同じことをしたことにとても驚きました。皆さんは何だと思いますか?それは3回連続で失敗して、試技が終わった後に役員の皆さん一人ひとりに「ありがとうございました」と伝えていたことです。

とはいえ、公認記録を得るには公式の競技会に出場する必要があり、その場は多くの役員やスタッフの支えで成り立っています。出場した選手が、目立ちにくい役員の皆さんにも「ありがとうございました」と感謝を伝える姿は、とても清々しく、思わず応援したくなりました。感謝の気持ちを持ち、言葉と行動で表すことを大切にしていきましょう。

宮崎県の中学校の皆さんも、1人でも多くそんな選手になってもらいたいです。【高千穂中:三浦】