皆さん、夏休みが終わりましたね。鴨池での九州大会に沖縄での全国大会と、アスリートにとって勝負の夏でした。私自身、九州大会の応援に行きましたが、各チームの熱、各県の熱、開催地・鹿児島の応援の熱に圧倒されました。特に印象的だったのは、レース後に互いを讃え合う選手たちの姿。勝敗を超えた何かがそこにはあり、改めて陸上の魅力を感じました。

ちょっと先の話をさせてください。U16大会も終わり、各チームで話題になっているのは「代替わり」ですよね。多くの3年生が、この夏で区切りをつけ、部活動から一線を退き、受験に向かっていくことと思います。そんな中、2年生が中心となって部活を回し、1年生もいずれ先輩となることを自覚して、それなりの行動をとっていく必要があります。3年生がいなくなった状態で、新しいチームを作っていく必要があるのです。

それでは…後輩たちは何を見て育つのでしょうか?それは「先輩の背中」です。でも、この「背中」とは一体何なのか…。練習中の姿をイメージください。手を抜いて流している先輩を見て、後輩はどう思うでしょうか。「あ、このくらいでいいんだ」と思うはずです。逆に、毎回全力で取り組む先輩を見れば、「僕も頑張らなきゃ」と思います。これが「背中を見せる」ということです。

部活の雰囲気を決めるのも先輩です。仲間のミスを責める先輩がいれば、後輩も同じことをします。でも、仲間を励まし、支える先輩がいれば、後輩もそうなります。挨拶をしない先輩がいれば、後輩も挨拶をしません。逆もまた然りです。つまり、後輩が成長するかどうか、チームが強くなるかどうか、チームの雰囲気が良くなるかどうかは、すべて先輩の日々の行動にかかっているのです。これは責任でもありますが、同時に大きな力でもあります。

皆さんも1年生の時を思い出してください。あの時、どんな先輩の姿を見て「かっこいいな」「こんな風になりたいな」と思いましたか?きっと、記録よりも、その人の取り組む姿勢や仲間への接し方に心を動かされたのではないでしょうか。3年生が残してくれたのも、まさにそういう「背中」でした。彼らがどんな練習への向き合い方をしていたか、どんな風に後輩に声をかけていたか、負けた時にどんな態度を見せていたか。それらすべてが今の皆さんを作り上げています。

新チームのスタートは、もう始まっています。少し先の話にはなりますが、いずれ入部してくる後輩に見せる「背中」によって、これからのチームの方向性が決まっていくのです。その「背中作り」を今取り組むべきです。その自覚を持って、今日から動いてください。見せるべき背中がどんなものか、もう皆さんは知っているはずです。そして、新チーム初の秋の中体連が近づいています。3年生から引き継いだ想いを胸に、どんな戦いを見せてくれるのか、今から楽しみです。【三股中:今村】

短時間で設定したトレーニングをくり返すサーキットトレーニング・・・例えば、30秒活動して30秒休憩するというような設定があったとします。休憩の25秒で立ち上がり、気持ちや呼吸を整え、次の動きに備える生徒と、休憩が終わってから5秒遅れて取りかかる生徒。両者の差は一見わずかに思えます。しかし、その小さな差が積み重なれば、体力の向上も、集中力の習慣も、やがて大きな差となって表れます。

前者は「備え」を習慣とし、時間の流れを味方につけた人。後者は「待ち癖」にとらわれ、常に後れを取り続ける人。人生もこれと同じだと私は思っています。一秒を軽んじる人は、気づかぬうちに機会を逃し、可能性を削っていきます。しかし、一秒を大切にし、先んじて準備を整え、与えられた時間を余すことなく尽くす人は、努力を確かな成果に結びつけることができるのではないでしょうか。

成功は偶然の産物ではありません。日々の一秒の積み重ねこそが、未来を形づくる基礎となります。ですから、私たちは、一秒を惜しみなく生かす姿勢を持たねばならないと思います。やがてその一秒が、きっと人生を切り拓く大きな力となると信じています。【姫城中:安在】

先日、家族で動物園に出かけました。1歳2ヶ月の娘と共に動物園に出かけるのは人生初のことでしたので、思い入れのある一日となりました。

そこで、様々な動物を見ながらふと考えたことがあります。それは、「人間として生まれる確率」です。諸説ありますが、遺伝子の組み合わせから考えると、なんと「約70兆分の1」の確率だそうです。この地球上の動物のうち、脊椎動物は、わずか4%で、そのうち、哺乳類の中のヒト、、、と考えても、確率が低くなることは予想できたのですが、まさかそこまで低いとは。

人間として生まれ、そして、今いる周りの人と出会っていること。そのこと自体が奇跡です。「いのち」を大切に過ごしていきたいですね。【大宮中:長田】

スポーツでよく言われることですが、具体的にどういうことなのか、教えてくれた生徒たちがいました。以前、陸上競技場で練習をしていた際に加久藤中の生徒たちが他の学校の生徒たちとスタートダッシュの練習を一緒にさせてもらう機会がありました。県の決勝の常連選手たちもいたため、一緒に走ることでそのスピード感や動きを勉強させてもらうためにお願いしました。もちろん走りも勉強になったのですが、刺激を受けたのは1人1人の1本のSDに臨む姿勢でした。1本1本スタート前にただならぬ緊張感が漂うのです。ピリッと張り詰めた空気感、そして、ブロック設置の後、試合のように何度も流しや蹴り出しを確認。「On your marks」の合図の後、試合でよく見ているルーティンを一通り行う選手たち。走り終わった後に走りの確認をし合い、戻ってからはじっくりと他の選手の動きを観察する。これは強くなるはずだよなあと心から思いました。陸上が好きで楽しくてたまらないという表情でした。

試合では、どの競技も自分が集中するまで待ってくれません。時間がきたら、スタートしなくてはいけない、助走を始めなくてはいけない、投げなくてはいけません。陸上競技に限らず、短い時間で集中しなくてはいけない場面は多くあります。伸びる選手は、毎日の練習が「集中力を高めるチャンス」ということを意識して取り組んでいます。練習でできる限り本番をイメージして取り組んでみましょう。練習でできないことは、試合でできません。週末のU16に向けて、練習での集中力と本番のイメージづくり、意識して取り組んでみてください。【加久藤中:上別府】

皆さんは甲子園の決勝を見ましたか?
ネットでは色々言われている日大三高の近藤君ではありますが、私は素晴らしい選手だと心から思います。本気だったからこそ、譲れないものがあったんでしょう。本気だったからこそ、我慢できない感情だったんでしょう。

でも、日頃から本気で向き合ってない選手では、思いもないのであんな表現すら出ません。今週はU16大会。3年生には最後のチャンス。それぐらいの思いを持った選手の戦いを見たいですし、そのような選手達が全国の切符を勝ち取って貰いたいと心から思います。

残りの時間、改めて自分の姿を振り返ってみてはいかがでしょうか?【西小林中:信時】

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なお、トップ画面上部にある「参加チームリスト」→「チーム名」をクリックすると、各個人(チーム)の種目ごとに組・レーンを確認することができます。

九州大会、全国大会に出場した選手の皆さん、お疲れ様でした。出場ができなかった1・2年生の選手の皆さん、来年こそは出場できるように、ここから頑張っていきましょう。

私も鹿児島九州、沖縄全中に選手とともに現地に行きましたが、特に全国の壁は高かったです。でも自己ベストを更新できれば入賞や決勝進出も可能だったのではないかと感じました。大舞台を平常心で挑める心の強さを競技力向上とともに身に着けることがこれからの課題になってくるかもしれません。

私は九州大会後の8月11日から13日まで山形の蔵王で行われた合宿に単身で参加しました。5月に山形第十の竹嶋先生から連絡をもらい、参加を決めました。山形蔵王と言えば、全国の長距離選手の夏合宿のメッカの1つです。小林中の生徒によく言っていますが、「頼まれ事は、試され事」自分は試されているなと思って…。

合宿には東北の中学生、高校生や関東からも高校生が参加していました。もちろん、全中出場者もいました。高地でのクロカンやトラックでの練習では、涼しい気温の中、70名を超える選手がお互いに声を掛け合うことで、もてる力以上のものを出し切っていたように感じました。宮崎では夏の合宿を行うことが難しいですが、でもコロナ感染前までは盆合宿を100名以上でやっていたのですが…普段の合同練習でも声を掛け合いながら取り組んでいけば、もてる力以上のものを出せると思います。

今夏は鹿児島・山形・沖縄でたくさんの学びを得ることができました。また次に向かって皆さんと頑張ろうと強く思っています。【小林中:國丸】

宮崎市内の中学校は25日月曜日から学校が再開されます。久峰中学校陸上部は23日土曜日に西都原運動公園で、夏休み最後の練習を宮崎中学校陸上部と合同で行いました。宮崎中陸上部顧問の柳田先生とは同い年ということもあり、いつもさまざまな面で刺激をもらっています。

柳田先生は水泳が専門で、水泳の専門部にも入られています。そんな柳田先生のある姿に、学力=「学ぼうとする力」という言葉を思い出しました。

アップでドリルを進めているときに、柳田先生は「この動きはどこを意識させてますか?この動きは?この動きは?」と質問の鬼に。柳田先生の、宮崎中陸上部の生徒のためにという熱意に裏付けされた学力=「学ぼうとする力」の高さを目の当たりにしました。これぐらいの姿勢を、私は色々なところに向けられているかと、考えさせられました。

皆さんはどうですか?さまざまな練習会に参加した部もあると思いますが、「学ぼうとする力」を高められていますか?普段の授業や練習で「学ぼうとする力」を高められていますか?私も柳田先生に、水泳時の肩甲骨の使い方を質問しました。陸上にも通ずるところがあり、勉強になりました。宮崎中学校陸上部の皆さん、柳田先生ありがとうございました。

夏休みが明けます。学力=「学ぼうとする力」を高めた状態で、元気に登校してください!【久峰中:佐藤】

夏休みも終わり、いよいよ2学期が始まりますね。
沖水中は、新チームとして動きだしましたが、その中で、改めて生徒に伝えたのは、「応援される人になってください」ということです。聞き飽きた様な言葉かもしれません。しかし、「応援される人」という言葉に、選手として人として、大事なことの全てが詰まっている様な気がして、私は生徒に伝え続けています。

応援される人、例えばどんな人でしょうか。周りの大人や友達を思い浮かべてみてください。その、あなたが応援したいと思う人はどんな人ですか?
例えば、私が応援したいと思う人の共通点は、
するべき事をきちんとやっている人
周りの人に温かな気配りができる人
謙虚な人 前向きな人…
他にも沢山ありますが、この様な人に対して、頑張ってほしいな、良い結果が出ると良いな。と心の底から応援する気持ちを抱くことができます。

さて、みなさん自身はどうですか?自分を振り返ってみてください。周りが応援したい人になれているでしょうか。やはり、どれだけ競技で強くなることができても、周りから応援される人でなければ意味がありません。プロのスポーツ選手たちも、応援してくれるファンやスポンサーがいるから、お金を稼ぐことができる訳です。

応援される人になってください。その為にはどうすれば良いか、しっかりと自分で考え、行動に移してください。これから秋の中体連に向け、新チームでの活動が本格的にスタートしていくと思います。応援される人になるために、これからより一層、練習や学校生活に励んでいってください。【沖水中:森山】

夏休みももう終わりそうですね。

「休みって恐ろしい」 これはお盆休み明けの練習で生徒が言った言葉です。日頃なら余裕をもってこなせる練習メニュー。体も思うように動かないし、息もすぐに上がるしとてもきつく感じ、口に出たのがこの言葉だったようです。と同時に日々の練習の大切さにも気づくことができたようです。同じようなことを感じた人もいるのではないですか?この生徒は1年生。きっと年末年始の休みや来年の夏休みはいろいろ考えて過ごすのではないかなあと思います。

大事なのは同じ失敗を繰り返さないこと。みなさんも何かあったときは原因を分析して、同じことを繰り返さないようにしてくださいね。【日向中:河原】