8月2日のわくわく練習会は、昨年同様に”可能性探し”の練習会を企画中です。しかも今年は、KUROKIRI STADIUMで実施できます。かなり色々なことが充実しそうですよね。川内先生の投稿でトランスファーの話題があがったのでちょうどよいなぁと思って今パソコン叩き始めています。
昨年は、短距離、跳躍、ハードル、投てきの4ブロックでローテーションをしました(長距離は別メニュー)。跳躍、投てきはブロック内でもプチローテーを行いながら…。今年は、それを踏まえさらなる充実を図ります。場所が場所なので…。
跳躍を走高跳、走幅跳に分けて2ブロックにします。投てきは、昨年同様にブロック内ローテーしますが、円盤投を入れます。大きく分けると、ハードル、走高跳、走幅跳、投てきという感じです。長距離は、今年も別で動いていくことになりそうですが、、、おやおや短距離ブロックがない…。
そうなんです。あまり細かく分けても…。ということになり、じゃあどのブロックを封鎖するかという話になり短距離ブロック閉鎖にって話になりました。え~~~ですよね。ということで、全体アップとして30分~40分程度、短距離の指導をしてもらうことになりました。恐らく男女別くらいになるのでしょうかね…。種目練習もアップなしでは練習できませんのでよい流れになるのではないかと思っています。
色々な種目に触れ、自分の可能性ややり甲斐を見つけられるような練習会にしてほしいと思っています。専門の先生方に指導をもらい可能性を見いだすって有り難いことだと思いますよ。申込できなかった人がいたら、是非連絡をください。それか当日飛び込んできてもらっても構いません。特に、1、2年生は秋以降に向けてヒントを得る練習会になることと思います。お待ちしています。
トランスファーの話でいくと、陸上競技って、他競技からのトランスファーもたくさんありますし、成功例がたくさんある競技ですよね。その逆は正直なかなか厳しい…。陸上選手がバレーボール等の球技に転向して成功とか、ましてやラケット競技に転向して成功なって話はカイムに等しいのではないかと思います。
でも、笹岡君の例があがっていたように、陸上競技は種目間トランスファーでも成功することもたくさんありますよね。私の教え子を振り返ってみると…。そうですね、、、大宮中時代の黒木隆一君を思い出しますね。
彼は、入部してきて当初短距離をしていました。14秒台くらいでは走っていたのですかね。やがて13秒台には入ってきた記憶です。100mをしていたので同時に走幅跳の適性もチェックしていました。まぁ踏み入れないタイプでした…。4m跳べるか跳べないか…。中2になり400mを走らせます。でも、58秒、57秒かかります。冬期練習で、持久系の強さを確認できたので、400mで試したのですが、どのレースでも予選落ちでした。そして、距離が短いのか…。っと思った私は8月末のJO県予選で1500mに出すことを決めます。
当時この種目はB1500m(B=中学2年のこと)。同じ学年に、九州大会1500m2連覇中の山本君(飫肥中)がいました。私の指示は、彼につけるところまでつけ!です。すると1000m手前までついていきました。ぴったり…。山本君もちょこちょこ後ろを気にしながら、誰よ~って感じでレースを進めていたことを思い出します。
それもそのはず、中1、中2の1500m九州チャンピオンです。(ちなみに山本君は中1の時は100mでも九州8位)。そんな彼の背後にぴったりですから、誰よ~ってなりますよね。このように健闘した黒木君でしたが、ずるずると終盤は失速…。見る見るうちに順位を下げ4分39秒74の10位でフィニッシュします。でも、いいテストレースができたなぁと私は手応えを感じました。
そうです。私の中では、ここで黒木君の勝負種目が固まりました。800mです。秋季大会から800mに挑戦した黒木君は、確か地区を2分7秒くらいで走り、県中学秋季大会では当時の大会記録2分5秒をマークし優勝しました。ここからは早送りでいきますが、、、。翌年、800mで千葉全中に出場し準決勝まで進むことができました。
さらに全中以降は、駅伝に向けて距離を伸ばし1区(当時4km)を12分25秒で走破しています。県中学駅伝1区4位で走りきりましたね。そしてその後、熊本の記録会で3000mを9分9秒で走るまでになりました。
中1で100m13秒台だった選手が800mで全中にいき、駅伝でもエースとして活躍したという話です。つい先日まで、ちょこちょこ大会記録も残っていたのですが、有衛君や田中君の登場で綺麗になくなりました(笑)。まぁでも私の教え子史上では、なかなかはまったトランスファーの1人なので紹介しました。タイトルはトランスファーでしたが、教え子シリーズにもなりましたね…。【三股中:田原】