私の想い・・・

私はこの4月に関西から宮崎県に来ました。「立腰」や「黙想」など初めて聞く言葉が飛び交い、戸惑う毎日でした。そんな中、陸上部の顧問になりました。私の専門はサッカーで陸上には全く縁がありませんでしたが、毎日、子どもたちが一生懸命に取り組んでいる姿を見てパワーをもらっています。そして何より、保護者の方々の支えの素晴らしさに驚きました。

私が今まで住んでいた自宅付近にはバスや電車が10分に1本は通っていて、公共交通機関を使って生活をしていました。通勤も部活の引率も自転車や公共交通機関を使って移動をしていました。部活の引率も学校に集まり、試合会場へはみんなで自転車で行くか、駅に集まってみんなで電車に乗って試合会場に向かっていました。保護者の方が車で送ってくれることなどありませんでした。

自分が学生の頃、両親が試合を見に来てくれても試合が終われば先に帰っていました。教員をしている中で様々な部活動の顧問をしましたが、最初から最後までいる保護者はほとんどいませんでした。

宮崎に来て陸上部の顧問をする中で、朝早くから大会が終わるまでたくさんのサポートしてくださっている保護者の姿を見て、保護者の方々のおかげで部活動が成り立ち、生徒ががのびのびと活動できているのだと改めて感じました。

生徒たちには、いつも大会の送り迎えをしてくれるのは当たり前じゃないということを常日頃から伝えています。思春期ということもあり、なかなか素直に感謝の気持ちを伝えることが難しい時期でもありますが、きちんと感謝の気持ちを伝え、一生懸命頑張っている姿を見せて恩返しをしてほしい・・・、いつもそう願っています。【高岡中:丸田】

Posted by mzc