インドにはヒンドゥー教の聖地であるガンジス川があり、インドの人達は沐浴といって川の中に入り、体を洗い、清めていました。ただ、このガンジス川はとても汚い川として有名で、死んだ動物や亡くなった方、トイレや洗濯の水などもそのまま流されているそう。
自分はインドに行く前から、ガンジス川で沐浴をしたい!という思いがあり、いざ憧れのガンジス川を目の前にすると、ワクワクが止まりませんでした。


しかし、心は準備万全でも、問題だったのは体のコンディション。毎日食べていた本場のカレーのせいか、お水が合わなかったのか、下痢と腹痛と微熱に加えて、冬の寒さで水温も10℃というコンディション。ただ、コンディションは悪くても、せっかくここまで来たんだから飛び込みたい!と思い悩んだ結果、、、
飛び込みませんでした。
インド旅行はとても楽しかったのですが、飛び込まなかった、これだけが唯一の心残りで、「あの時コンディションが整えられていたら…」と今でも思います。いつかまたチャレンジするために、インドに行く理由ができました。
今回はそんな「一歩踏み出す勇気」という話でした。一歩踏み出して、今までと違う事をするには何よりまず勇気が必要です。ただ、勇気をもつだけでは無く、一歩踏み出せるチャンスが来た時にしっかりとした準備が出来ていること。これも大切なことなのだと思いました。
中学生の今は、新しいことに挑戦する機会がたくさんあります。でも、失敗が怖かったり、人と違うことをするのが不安だったりして、なかなか最初の一歩を踏み出せないこともあるかもしれません。ただ、一歩が踏み出せなかったら、後で「あの時こうしておけば良かった」と後悔します。
その「一歩」を踏み出すことでしか見えない景色が見えたり、一歩踏み出したことでしか知らなかった自分に出会えることもあります。もしうまくいかなくても、「一歩踏み出したんだ」という経験は必ず自分の成長につながります。
そしてもう一つ大切なのは、一歩を踏み出すチャンスが来たときに、しっかりとその一歩を踏み出せる準備ができているかどうかです。毎日の練習の積み重ねや心の準備があるからこそ、チャンスをつかむことができます。
皆さんも普段の学校での練習や練習会などで勇気を出して先生にアドバイスを求めに行ったり、練習会で感想を述べる時に勇気を出して手を挙げたり。そのためには普段の練習に向き合う心の準備も必要です。
何事にも失敗を恐れずに、勇気をもって一歩、踏み出してみましょう。新たな未来は、その一歩から始まります。【高千穂中:三浦】