厳しい戦いが待っている…
前回の続きになります。標準記録があがる種目に注目して少し分析をしてみました。以下に示す人数は、新・標準記録をこれまでに宮崎県の中学生が突破した人数です。ただし、これは3+の記録も含みますし、昔の記録はうまく反映されていなかったりしますので、絶対的な数字ではないことをご了承ください。あ、そもそも「3+」この表記で学年が示されている場合の記録は、いつ(何月)に出された記録か分かりますかね?もし分からない人がいたら、周りの人、先生と会話してみてください。
さて、何を感じましたか?走る種目こそ何とか…。新・標準記録に対しても、過去の選手で標準記録を突破できたであろう人たちがいたことが分かりますね。それに比べて…、フィールド種目や女子のハードルを見ると、とんでもない事実が見えてきます。
女子のハードル4人ですよ。4人…。宮崎県の歴史上たった4人しか突破したことのない数字に挑んでいくことになります。どれだけ厳しい現実になるかイメージが湧くかと思います。男子の走幅跳や砲丸投だって5人…。いや~かなり追い込まれる感じですね。
だって今年ですらフィールド種目は、全中出場者ゼロ人という現実があるわけですから。私たちも、相当気合いを入れて、そして頭を使って強化を工夫していかなければなりません。
そう言いながらも、まずは選手のみなさんが”記録を意識”し、そして競技に取り組んでいってもらうことは言うまでもありません。全中への参加標準記録はもちろん、まずは『自己記録への関心』ここからです。
ちなみに人数の後ろの( )の数字の意味が分かりましたかね?それぞれの種目に示される人数の選手たちがどの幅で記録を残していたかです。ここまで説明すれば分かるかと思いますが、当然(○~○)の左側に示す数字は、、、何ですか?分かりますか?ピントきますか?さぁどうですか・・・。はい、県中学校記録になっているはずです。宮崎県の歴代記録を探っているわけですから、そうなりますよね。この類の話には、サクサクとついてこれるようにならないといけません。
【男子】
100m【11″10】 17人(10秒88~11秒09)
200m【22″65】 25人(21秒93~22秒65)
400m【51″40】 13人(49秒74~51秒29)
800m【1’59″50】 8人(1分57秒1~1分59秒29)
1500m【4’08″00】 13人(4分02秒39~4分07秒4)
3000m【8’55″50】 17人(8分35秒69~8分55秒4)
110mH【14″70】 17人(13秒50~14秒67)
走幅跳【6m60】 5人(7m13~6m60)
砲丸投【13m30】 5人(13m94~13m40)
【女子】
100m【12”50】 21人(12秒07~12秒49)
100mH【14″60】 4人(14秒29~14秒48)
走幅跳【5m40】 7人(5m77~5m43)※ここは5㎝ダウン
ということで、話を戻しますが、これだけ厳しい現実と向き合わないといけなくなりますので、怯むことなく強い気持ちをもって一緒に頑張っていきましょう。最初の方で、反映されていない記録があるかもしれないと断りを入れましたが、女子の走幅跳に関してはん?この2選手は5m40は跳んでいただろう…。そう思って、過去の陸マガを手にとって調べました。そしたら、やはりクリアしていましたね。よって、この2名はちゃんと拾っての7人になっています。酒元選手(細田中)と野田選手(吾田中)です。
特に、酒元選手に関しては、地元宮崎で開催された全中で2位に入った選手です。この時は、台風の影響があり、風が強かったのです。5m63という記録で見事準優勝に輝くわけですが、この記録は追い風参考でした。それは覚えていましたので調べました。公認記録で5m40は跳んでいたであろうと…。当時中学2年生ですが、ちゃんと公認記録で5m40オーバーの記録は残っていたという話です。
昔の記録を見たりするのって楽しいですね。でも実際は、時間がないのでなかなかです…。日常的には到底無理です。でもこうやって、ここに投稿するために久しぶりに過去を調べることができ、とてもよい時間になりました。さて、次回は何を書きましょうかね・・・。【専門委員長:田原】