先週、三股中学校ではプール掃除を行いました。2年生がプール内のヘドロとりを中心にプールサイドや更衣室の磨きなど、いわゆるプール掃除のメイン的な活動を行い、その後、3年生が仕上げをする形になりました。

その活動を通して、見えてきたものがありました。それは『人間性』です。仕上げですので、パッと見るだけではなかなか汚れが視界に入りにくく、気づきをもって磨きを行う必要があります。みなさん、プール掃除!と聞けば楽しそうなイメージがありますよね?なぜなら水遊びができる感覚があるからだと思います。そうなのです、、、汚れもあまり目立たない状況ですので、自分でやるべきことを見つけて作業できる人と、ただただブラシやたわしをもって何となく掃除をしている人と・・・、はっきりと分かれますね。

そこで、じっくり作業を観察していると、運動が苦手で、体育の授業ではどちらかというと消極的な生徒たちが一生懸命に作業をしているなぁとふと考えてしまいました。あ~、これはぜひ伝えるべきだ!と思い、授業の終わりに話をしました。君たちが社長なら、どっちのタイプの人間を採用しますか?と。運動が得意で体育の授業では活発に動き目立つような生徒でも、このような活動をするとき「いい加減」に行動してしまうと・・・。まさに学びに向かう人間性の本質が見えたような気がしました。【三股中:田原】