7月29日のミーティングにおいて「チーム宮崎」を結成しました。その時に、九州大会が中止になるとは予想もしていませんでした。本当に残念な結果です。この大会を目標にしてきた選手に対し、どんな声かけをしても今の無念さや消失感は晴れることはないと思います。

ただ、これまで目標達成に向け努力してきたことは消えることはありません。暑い日も寒い日も自分の弱い心に負けることなく練習に励んできたことでしょう。キツい練習の時には逃げ出したい時もあったことでしょう。でも、皆さんはこれまでやり抜いてきました。よく頑張ってきましたね。そんな努力があったからこそ、九州大会出場という結果を残すことができたのです。そして、そんなあなたたちの頑張る姿に、周りの人は元気を貰っています。感動を貰っています。

そして、皆さんは陸上競技を通して多くのものを得てきたのではないでしょうか。専門的な競技力はもちろんのこと、頑張る心、耐える心、協力する心、感謝の心など、きっと心を育ててきたことでしょう。そして、何より皆さんが活動する周りには仲間がいたはずです。キツい練習を共に乗り越えた仲間は一生の仲間となるはずです。さらに、先日のミーティング等においても学校の枠を越えた仲間もできたはずです。

中学校の部活動等を通して多くのことを得ることができましたね。ぜひ、今回の中止の経験も、これからの競技人生の糧にしてくれることを期待しています。皆さんが、これからも笑顔で陸上競技に励んでくれ、幸せな人生を歩んでくれることを心から祈っています。

最後に九州中体連の役員の方々も開催に向け、最大限の努力と検討をしていただいたと思います。心から感謝します。

【女子監督:檍中 日髙】

本来であれば、本日7日(月)は九州大会1日目でした。しかし、台風6号の影響で、一昨日中止が決定。九州大会に行くために、3年間頑張った生徒もいるでしょう。九州大会で活躍するために、一生懸命練習を頑張った生徒もいるでしょう。1週間前の結団式では、予想もしなかった、まさかの中止。男子監督を任された私もそのような生徒と同じで、中止になったことが非常に残念です。今年のチーム宮崎が立てた男子の目標点数181点は、誰が見てもとても高い目標でした。しかし、自分たちで「絶対取ってやる!」と決めた目標。今年の彼らならできると私は密かに自信をもっていました。それなのに中止となり、本当に悔しくてなりません・・・。九州大会の閉会式が終わって、目標を達成し、「よくやったぞ!」と褒めてあげたかったですが、それもできず・・・。そこで、最後に男子監督としてみなさんにある言葉を紹介します。

ラグビーW 杯で活躍した日本代表の稲垣啓太選手の言葉です。「自分でコントロールできない部分にフラストレーションは溜めず、コントロールできる部分に100%取り組もう。」これは、新型コロナウイルスで試合が中止になったときの稲垣選手のコメントですが、今回もそれに似ているなと・・・。コロナも台風も自分ではコントロールできないので、フラストレーション(不安や不満)を溜めるだけ、意味のないものになります。逆にコントロールできる部分(中学生であれば次の試合や将来)に100%の力を注ぎましょう。「九州大会が中止になって残念だ」と思うのも今日まで。台風が過ぎ去った日から、次の試合に向かってまた努力を続けてください。気持ちを早く切り替えましょう。この「残念だ、悔しい」と感じた経験が、今後の陸上人生の大きな糧になると信じましょう。そして、来年こそは宮崎県が1位を取りましょう。みなさんの頑張りを1年間応援しています!!

【男子監督:飫肥中 溝口】

7月29日の練習会の前々日、田原専門委員長から「加納中のグラウンドが・・・」と連絡が入ります。「とても練習ができるグラウンド状況ではない。どうしましょうか?」と。そこで、専門部の先生方が出した結論が下記の写真です。(練習会前日の午前中、専門部会議前に炎天下の中で実施)

誰一人、マイナス的な発言をすることもなく、「生徒のために頑張ろう!」と黙々と作業をする先生方でした。そして、感謝しなければならないことがもう一つ。会場校の教頭先生をはじめ、職員の方々が一緒にお手伝いをしていただきました。

様々な方々に支えられて開催された練習会でした。

気温よりも熱い皆さんの熱気を感じたわくわく練習会。私は短距離ブロックを担当しました。短距離ブロックでは、正しい姿勢の作り方や基礎基本の足の動き、ハードルドリル、SDなどを行いました。実は、簡単な動きでも、徹底して意識することで体がいつもより前に進みます。そのことに気づき、楽しみながら練習をする皆さんの表情がとても印象的でした。練習を進める中で、「学びの特等席を取ろう」という話をしましたが、覚えていますか?例えば、普段の練習や合同練習会で先生方が見本を見せてくださる時、細かい部分まで近くで見て学べるのは前3列ぐらいまでです。ハードルドリルなどで代表の生徒の見本を見る時、姿勢から足の動きまで、すべての動きを確認できるのはハードルの横のスペースです。この「学びの特等席」は席数が限られています。その席を取るには、席の取り合いに負けない速いスタートダッシュが必要です。そのスタートダッシュが速くなるには「学びたい!速くなりたい!」というエネルギーが必要です。そのエネルギーを皆さんから感じました。来年は九州大会、全国大会に行きたい!ベストを出したい!そのエネルギーがわくわく練習会を熱くし、「学びの特等席」を取り合う生き生きとした姿になっていたと思います。私も大きなエネルギーをもらいました。普段の練習でも「学びの特等席」を確保して、自己ベストを更新し、陸上競技を楽しんでください!次の練習会でも一緒に陸上競技を楽しみましょう!待ってます!【久峰中:佐藤】

わくわく練習会は暑い中での開催となりましたがたくさんの選手が参加してくれました。私はハードルブロックを担当させてもらいました。ハードルブロックは、最初に少しだけドリルをした後は、とにかくハードルを跳びました。ドリルでは日頃、学校の練習ではしないリズム、動きのものもあり、苦労している選手もいました。それでもみんな最後の一歩まで一生懸命にやる姿が印象的でした。日々の練習の中でもできないと最後の一台、最後の数歩を誤魔化してしまう。ということがあるのではないでしょうか。今回参加した選手は、みんな誤魔化すことなく丁寧に取り組んでいました。こんな風にこつこつ頑張ることができる選手はきっと強くなるんだろうな、強くなってほしいなと思いながら見ていました。後半は正規よりも短いインターバルのハードルを跳びました。ハードルの独特のインターバル間を走るリズム「0・1・2・3」に苦労している選手もおり、最初は2歩や4歩、5歩で走っている選手もいましたが、最後に走るときにはみんな3歩のリズムを刻みながら走ることができていました。ハードルは跳ぶのが怖いというのもあり、なかなかやってみようとならない種目かもしれません。ですが、跳べたとき、走り終えたときの達成感は気持ちがいいですね。今年度より、秋の中体連も標準記録突破が必須となりました。一人でも多くの選手が標準記録を突破して県大会で活躍する姿を楽しみにしています。【日向中:河原】

練習会に参加してくれた皆さん、暑い中お疲れ様でした。今回の練習会では、4つのブロックを体験してもらいました。私は跳躍ブロックの走り幅跳びを担当しました。この練習会を担当するにあたって、どうしたら、跳躍を体験する人たちに「楽しい!」「やってみたい!」と思ってもらえるか、高跳び担当の長田先生(大宮中)と何度も打ち合わせをしました。そこで、私たちが考えたテーマが「跳ぶって楽しい!」です。せっかくの体験の機会、細々としたドリルをやるよりも、実践的に跳んでみたほうが楽しめるんじゃないだろうかという答えに辿り着きました。

このテーマが達成できたかどうかは、みなさんのアンケートを読んでみたいと思います。 走り幅跳びでは、ロイター板を置いて短助走(7歩助走)で高く、遠くに跳ぶ!を目指しました。最後に記録会を入れたのもあって、白熱した様子も見られました。たった7歩なのに助走を上手くあわせられない、着地がうまくいかないなど、走り幅跳びは、走って跳ぶという単純な種目に見えて、実は色々な技術が必要だということもわかってもらえたら嬉しいです。最後にプリントを渡して話をしましたが、宮崎県中学男子の走り幅跳びの記録は、1977年の記録なので46年間破られていません。今、走り幅跳を専門で行っている人はもちろんですが、今回練習会に参加して興味をもってくれた人の中からこの記録を破る人が現れてくれたら嬉しいです。また機会があれば、跳躍ブロックの練習に参加してみてください!【生目中:北林】

九州、全国メンバーのチーム宮崎結団ミーティングと並行して、第5回目のタレント発掘クリニックを開催しました。今回の会場は加納中学校でしたが、大変有意義な時間が流れました。陸上競技場でなければならない!そんなことはないのですね…。「熱」があれば、素晴らしい時間が共有できることが、今回の練習会を通して実感できました。開講式で、ここにいる1、2年生は次年度に向けての戦いのスタートだという話しをさせてもらいました。来年の九州大会の開催県を知っていたのは…、ほんっっっっの一握りでした。でしたので、長崎県!これをしっかりを頭にたたき込ませてスタートをしました。今回は、1、2年生が主体の練習会が予想されましたので、これまた思いつきではありましたが、短距離、長距離大きく2つに分けて、さらに短距離については、4コースをローテーで回してみよう企画をしました。短距離、ハードル、跳躍、投擲の4つです。浅く広くというイメージにはなりますが、様々な種目に触れるということは非常によい体験になったようです。あわせて楽しかったという声がたくさん聞かれました。1、2年生だけでなく3年生も参加していました。その3年生もとても楽しかったと声を弾ませていました。子ども達の可能性は無限大です。自分が思ってもいないところに、可能性が見いだされることも少なくありません。県全体で強化していく策をもっともっと練っていきたいと思います。いや、練っていかねばなりません。今夏、全国大会の標準記録突破者は8人にとどまりました…。国体開催イヤーとは言え、隣の鹿児島県は28人…。勢いが違います。4年後宮崎国スポやってきます。やってきますが、同じような数字があがっているのでしょうか…。心配になります。もう4年しかありません。計画的な強化策が必要不可欠です。できるだけ早く、第6回目を企画したいと思います。有り難いことに、そんな声もあがっています。あ、そうです。今回は、行政からも視察に来ていただきました。陸上競技って、球技やラケット競技等と違い、小さい頃から競技を行っている人が有利であるとか、今ちからのある人が順調にいくかというと、なかなかそういう競技でもありません。底辺拡大することで、いつどこで誰がタレント選手になるか分かりません。4年しか有りませんが、私達にできる事を精一杯行っていきたいと改めて思った次第です。そうです、閉講式の最後には、九州、全国大会に出場する宮崎県選手団のみんなに、練習会に参加したメンバーからエールを送るという場面も設定しました。とてもよい、1日になりました。それにしても、加納中学校って素晴らしい施設ですね。参加した誰もが思ったことでしょう。大変お世話になりました。会場を提供してくださった加納中学校様、ありがとうございました。【専門委員長:三股中 田原】