こんな思いをもう何回してきたのでしょうね。毎年毎年同じ思いをしています。今年もあっという間の夏でした。諫早での九州大会に始まり、福井での全中まで終わってしまいました。夏が終わりました。何だか切ない気持ちになります。
さて、今年の福井全中は厳しい戦いになりました。昨年は、7人しか標準記録を突破することができなかったのですが、神がかった活躍でした(ここ風の色でもだいぶ前に紹介)。7人のうち3人入賞、しかも全員メダル獲得ですからとんでもないことです。算出はしていませんが、恐らく全国1位のメダル獲得(3位入賞)達成率だったと思います。人数で言うと、今年は昨年の2倍の14名が標準記録を突破して、全国大会へ挑みました。
九州大会の時も話題にしましたが、やはり自己ベストの更新。これがキーワードになります。今回は、参加選手(チーム)それぞれが苦戦をしました。なかなか自己ベストを更新するレースができませんでした。しかし、これが全国大会です。難しいのです。あの場を経験した人にしか分からない難しさです。今回は、なかなか思うような結果が残せなかったかもしれませんが、全員が立派なレースをしてくれたと思っています。そして、この経験を糧に、また宮崎県をリードする頑張りを見せて欲しいと期待しています。何と言っても、2027年宮崎国スポの中心世代ですからね。
そんな苦戦が続いた中での、小林中田中くん(2年生)の活躍は心打たれるものがありました。来年は、沖縄の地で入賞!優勝!を目標に、また一回りも二回りも成長してもらい、近いうちに県中学校記録の更新も期待したいものです。
福井全中は、宮崎県だけでなく、九州ブロックが苦戦をしました。唯一チーム鹿児島が気を吐いた感じです。都会県、福岡ですら寂しい結果に終わっています。とは言いながら、本大会の参加者は2000人超え。実質、過去最高人数となったようです。令和9年の全中からは、種目の見直し等規模縮小を視野に、少し在り方が変わっていく形で進んでいるのですが…。とりあえず、7年、8年が残されています。なかなか宮崎県事情を考えると苦しい、大変苦しいのですが…。ひとまず次年度に向けて標準記録が、軒並みあがる方向で動きがありそうです(ほぼ全種目)。今まで以上に強化に工夫を凝らしていかないといけないな~。大変なことになるな~。そんな事を考えながら福井から帰ってきました。
➀全中男子100m決勝 ②全中女子100m決勝
24日(土)は、2週間ぶりに自チームの練習でグラウンドに立ちました。全中帰りで、色んな思いや土産話をもって部員の前に立ったのでしたが、なかなかのスタート・・・。ひと言でいうと「意識が低い!」です。よって、自分のイメージしたスタートとはほど遠いものとなりました(もっと楽しく話をしたかった…)。まだまだ私と部員とには想いに”温度差がある”ということですね。「全中なんて関係ない~」こんな空気感がひしひしと伝わってきました。もちろん、全員がそうだったわけではない、それは分かっています。しかし、チームとしはまだまだと思います。同時にこの状況は、県全体にも当てはまる空気感なのかもしれません…。人口の少ない宮崎県、人が少ないので当然競技人口も少ない宮崎県。そんな宮崎県の選手が都会県の選手と戦うためには、勝負するためには…。
来年の沖縄全中、その次の山口全中に向けて、また色んな策を練っていきたいと思います。週末にはU16宮崎大会があります。本年度から三重県開催になりますが、全国大会を視野に入れている人達は、しっかりと調整してください。この台風10号でそれどころではないですがね…。関東に向かっていくとかいう当初の予報はどこへやらです。ぎゅ~と進路を変えて、そしてあがってくるという、台風の王道コースへと乗っかっています。無事に大会が開催できるといいな~、そんな思いの方が強くなっていたりもします。みんなで開催の無事を祈りましょう。
そして1、2年生は、新チームでの戦いが始まります。県中学秋季大会の結果が、合宿や選抜練習会へと繋がっていきます。目標を明確にもちつつ、また次年度のチーム宮崎を盛り上げていけるように一緒に頑張っていきましょう!それこそ、先日は三股中でもMTを行いました。同じ話を聞く、同じ時間を共有しても、その翌日、それ以降の行動には、必ず差が生まれます。これは学年など関係ありません。覚悟を決めて、「やる!」と前進していく人は必ずいて、こういった人達が結果を出していくのだろうとも思います。県内どの学校も臨時休業ですよね?時間が生まれたことと思います。目標の再設定、前半シーズンの振り返り、記録分析等々…。時間を有効活用できるといいですね。【専門委員長:田原(三股)】