2枚の写真は、20年前から使っている学級掲示物です。学級担任をしていた時に必ず教室の前に掲げていました。右の写真が学級目標です。中学校での目標は夢実現です。それを1年では「夢を見て」、2年では「夢を追いかけ」、3年では「夢を食う」と段階を追って成長するようにと使っていました。これって陸上の目標設定でも同じことがいえると思います。

4月から新2年生、新3年生に各学校の陸上選手のみなさん。夢を追いかける、夢を食うときがきました。頑張っていきましょう!

それと一緒に下の言葉も学級の前面に貼っていました。私は常々、学級の生徒たちに伝えていたのがチーム力です。学級の中で一人でも向上心がなかったり、意識の低い生徒がいると学級はうまく機能しません。中学生は楽を選びがちです。簡単に流されてしまいます。だからこそ学級づくりで生徒一人一人の意識を変えなければいけません。そのために言葉を大切にしています。私が心に響いた言葉をタイミングよく共有してきました。

これは、陸上のチームをつくる時でも同じことが言えます。みなさんは、この【一秒のことば】を読んで何を感じますか?【小林中:國丸】

今年の大阪マラソンと東京マラソンの共通点は何だか分かりますよね?それは、レース序盤からペースメーカーを置き去りにする独走態勢が、終盤まで続いたことです。大阪マラソンの吉田響選手(サンベルクス)、東京マラソンの橋本龍一選手(プレス工業)による「攻めの走り」には、心底驚かされました。日本記録を大幅に更新する2時間3分台が出るのではないかと、私自身もワクワクしながらテレビに見入っていました。結果として、終盤に失速はしたものの、世界との差を埋めようと果敢に挑んだ姿は、多くの人に勇気を与えたはずです。

マラソンには「30kmの壁」という言葉があります。私自身も経験がありますが、30kmを過ぎると本当に体が動かなくなります。そのため、これまでは「前半は集団の中で体力を温存し、後半の失速を抑えること」がマラソンの常識とされてきました。事実、1999年に2時間6分57秒の日本記録を樹立した犬伏孝行選手(大塚製薬)から昨年12月に2時間4分55秒の日本記録を樹立した大迫傑選手(LI-NING)までに日本記録が8回更新されています。その中で、ネガティブスプリット(後半の方がラップタイムが速い)で日本記録を更新したのが5回。後半のペースダウンを最小限にとどめた選手、あるいは少しでもペースアップした選手が日本新記録を出すというのは、「マラソンの常識」に当てはまります。しかし、1999年には世界記録と日本記録の差は1分程度でしたが、今は4分もあります。従来の「常識」を守っているだけでは、この差は埋まりません。だからこそ、吉田選手や橋本選手のような走りが重要なのです。高い強度で押し切るレースを経験し続けることで、いずれハイペースのまま最後まで走り切れる体と精神が作られていきます。昔のように日本選手がマラソンで世界と戦える日がきてほしいですね。

このことは、宮崎県の中学生ランナーにも同じことが言えるのではないでしょうか。最近の県大会レベルの長距離レースでは、前半から一人で飛び出すような積極的な展開を久しく見ていません。

今年は全中での3000mが最後になります。ぜひ、宮崎県から参加標準記録突破する選手が複数出ることを期待しています。そのためにも、吉田選手や橋本選手のような「攻めの走り」が不可欠です。練習から「攻め」を意識することで、本番でも迷わず一歩踏み出せるようになります。世界を目指す一流ランナーに続き、皆さんも自分の限界を突破してください。応援しています!【椎葉中:溝口】

昨日、道徳の授業できまりについて考えました。みなさんのチームには暗黙のルールやきまりって存在しますか?授業をしながら、あるルールを思い出しました。前任校に赴任してしばらく経った時でした。もちろん陸上部の話です。1年生はくるぶし丈のソックスを履いてはいけない…。ん?何だそれ?そう思いましたが、上級生に対して指導。しかし、説明がつかないルールは・・・。その後、そのルールはなくなりました。

授業の中で問いかけました。じゃあ、部活動で1年生(下級生)が道具を運ぶみたいなルールってない?あ~、あるある。こんな空気感が一気に漂いました。これは暗黙なのか、意図的なのか分かりませんが多くのチームで存在するルールなのかもしれませんね。

そこで、私は話をしました。先生のチームでは、そんなルールは一切認めないと。むしろ上級生が動きなさい。そして後ろ姿で後輩を育てなさい。こんなスタンスでチームを作っていくことを話しました。1年生だし、それが当たり前だと思っていた人も少なくないような反応でした。

もちろん、指導者の考え方もあるでしょうし、ひょっとしたら暗黙のルールになっているチームもあるかもしれませんね。上級生だから偉い?自分達もそうしてきたから先輩になったら威張る?私は、違うと思いますね。人間性、人間力って私も頻繁に口にするワードです。昨日は三浦先生も訴えていました。

先輩だから道具も運ばない、偉そうに命令する。実力(競技力)があるから、周囲(後輩だけでなく同輩も含め)に上から目線で言葉を発する。それはどうなんでしょうね。人間性が高まっている選手と言えるのでしょうか。

昨日もそうでしたが、練習終了後片付けの時です。強くなりたい人は、道具を持てるだけもってさっさと運べばよい!道具すら運ばない人は強くはなれないので~。そんな言葉を発したところです。みなさんのチームはどうですか?毎回、同じ人がたくさんの荷物を運んでいませんか?毎回、何も運ばない人って同じ人じゃないですか?軽い道具ばかり運ぶ人もいますよね…。

さて、タイトルは「きまりって…」でした。みなさんの学校の校則は今、どうなっていますか?校則については、見直しが求められるようになって久しいですが、果たしてきまりが全部なくなったらどうなるのでしょうね。意味のあるきまりなのか、意味のないきまりなのか。色々なことを考える必要がありそうですね…。【三股中:田原】

冬季練習も終盤。いよいよシーズンが見えてきましたね。ここで、もう一度立ち返り。皆さんは強くなるには、何が必要だと思いますか?

練習量?技術?体力?環境? 私は結局、「最後は人間性」だと思います。先のブログで挙げられていた今村先生とも被るところがあります。

ここで言う人間性は、根性論や精神論ではありません。競技力の土台となるものです。
たとえば、
・時間を守る、準備を整える
・道具や用具を大切にする
・挨拶や返事ができる
・仲間や支えてくれる人への感謝が言える
・失敗のあとに切り替えて次の行動を選べる
・人のせいにせず、自分の改善点を探せる
こうした「当たり前」を、当たり前に積み重ねられる選手ほど、試合当日も崩れません。陸上は一発勝負に見えて、勝負を決めるのは当日までの毎日です。

当日に強い人は、特別なことをしているのではなく、普段の当たり前が崩れないのです。そういう姿が見えると、こちらも思わず教えたくなります。そして、そういう子は結果も気になります。声もかけたくなります。その子の良さを他の指導者にも伝えたくなります。そうやって共有されていくと、自然と、より多くの人に注目されるようになります。

記録や順位は大切です。だからこそ、その土台となる人間性を高めること。人間性が行動を変え、行動が周囲を動かし、その積み重ねが強さになります。「結局、最後は人間性」なんです。

ちなみに、先日のクイズ「いつ雲海ができるのか?」その答えは、前日が雨。朝の時間。気温差が10℃以上と大きい、という3つの条件が揃ったときです!【高千穂中:三浦】

先々週に新人駅伝大会、先週に天下一駅伝大会が行われました。タイムが伸びている選手も多く、冬季トレーニングを多くの選手がコツコツと真面目に取り組んできた様子が伺えました。

西都児湯地区は、ほとんどの学校が単独で駅伝チームが編成できない状況にあります。そこを、「どうにかして選手たちに駅伝の襷をつなぐという経験を味わってもらいたい」と、高鍋陸上の小寺コーチを中心として、各チームの指導者で声をかけあって、参加に至ることができました。

今回の大会の様子を見ていて、この襷が今季だけのものではなく、同じ高校に進学して、また襷をつなぐことができたら素敵だなと、しみじみ思ったところでした。

地域でつないだこの襷が、これからも色々な形で受け継がれていくことを期待しています。【高鍋東中:友重】

下の教えは、激動の江戸時代に生きた幕末の志士、橋本左内の教えです。これら五つの項目は、現代の私たちにもそのまま当てはまるものであり、私たちの気持ちを奮い立たせてくれます。佐賀九州中学陸上、山口全中陸上を目指すみなさんも、今の自分を見つめ直し、強い意志をもって前進してください。

一、去稚心「稚心を去る」
自分とその運命を変えようと思うなら、結局、自分の手で何とかする以外に方法はない。その第一歩は「稚心」、つまり「子供っぽい心」を捨て去ることである。
二、振気「気を振う」
負けてたまるか、くじけてなるものかという負けじ魂こそがふる人を変えるエネルギーになる。常にそうした心を持ち、緊張をゆるめず油断のないようにしなければいけない。
三、立志「志を立てる」
夢や目標を持て。自分の心の向かうところをしっかりと決め、一度決心したからには、その方向を目指して絶えず努力するべきである。
四、勉学「学を勉める」
学問を学ぶことは大切である。そして、それを世の中のたつとめに正しく生かすこともまた大切である。
五、択交友「交友を択ぶ」
互いに切磋琢磨できる良き友を選ぶこと。自分を高めてくえられ、心から尊敬でき、何かあった時に、真剣に心配してくれる友達こそ、何よりも大切にするべきである。【小林中:國丸】

1年が早く感じますね。もう、それぞれの学年が終わりに差し掛かり、先輩になったり、最高学年になったり、進学したりする準備に差し掛かっているのではないでしょうか?

さて、年度の終わりが近づく時期は、気持ちが揺れやすい時期でもあります。進路、勉強、人間関係など、いろいろなことが重なりやすく、疲れもたまりやすいです。だからこそ私は、「最後までいい形で終えること」がとても大切だと思っています。

最初は、頑張れますし、やる気もあります。でも、時間がたつと変わってきます。疲れが出たり、慣れが出たり、思うようにいかないことも増えます。それが結果として、少しずつ雑になったり、少しずつ適当になったりしてしまうことがあります。

そして最後に、「なんとなく微妙な終わり方だったな」と感じることがあります。私は、それが一番もったいないと思っています。

最後の印象は強いです。最後の空気は残ります。そして最後の姿は、周りの記憶にも、自分の記憶にも残ります。

ここで言いたいのは、ずっと気合いを入れ続けろということではありません。完璧に頑張れということでもありません。

うまくいかない日があるのは普通です。大切なのは、そういう日でも崩れすぎないことだと思います。

最後に必要なのは、才能や根性ではありません。大切なのは、「誠実さ」です。あいさつをする、時間を守る、人の話を最後まで聞く、困っている人に気づく、余計な一言で誰かを傷つけない、、、。

こういう当たり前を大切にできる人は、最後に強いです。

残りの時間を、いい形で終えるために使っていきましょう。そして、この姿勢を学校で、学級で、部活で、家庭で、生かしていきましょう。【三股中:今村】

新人駅伝大会お疲れ様でした。初めての高原総合運動公園での開催でした。天候にも恵まれ、コースのどこからでも応援ができ、レース展開も確認する事ができる最高の環境でした。

ただ、今回書くのは駅伝の話ではなく、ある中学校の変化の話です。それは新人駅伝の準備をしている時でした。各学校の選手が各々アップをする中、集団で大きな声を出しながらアップする人達を見つけました。みなさんは気づきましたか?あえて学校名は伏せますが、その学校とは今までに合同練習会をさせてもらっていて、ある程度そのチームの雰囲気は知っていました。

練習会をする際に、その先生と互いのチームの事について話をしたりします。その先生は、その時『声が出ない』事をチームの課題にしていました。その会話をしたのは7月頃です。そこから記録会や大会などで朝、声出しをしている様子は見ていて課題に取り組んでいるなくらいの気持ちでした。

しかし、今回の新人駅伝で「あれ、何か雰囲気変わった?」と私は感じました。当の本人達は、気づいていないかもしれないですが、明らかにアップ中「存在感」がありました。声を出す事が課題だったチームが恥ずかしげもなく元気に楽しそうに声を出しながらコースをアップしている姿を見て勝手に感銘を受けました。そこに強制でやっている雰囲気はなく、自分達の空間を作り上げていたからです。ちょっと焦りを感じました💦

駅伝後に自分のチームにもその話をしました。「心が変われば、行動が変わる」「行動が変われば習慣が変わる」・・・という名言があるように積み重ねている者には「意識→変化」が現れるものです。それが「成長」に繋がっていくのですね。私自身も今後に向けてより刺激が入ったお話でした。【本郷中:川内】

最近は暖かい日が続いていますが、2月の前半には「最強最長」と言われる寒波が到来しました。9日(月)の椎葉中では、雪の影響で生徒の約半分が登校できないという異例の事態となりました。私自身、その前日の8日(日)は別府での剣道の大会に出向いていましたが、初めて経験する雪の高速道路に、恐怖を感じながらハンドルを握るという忘れられない経験をしました。初めての雪道運転は、田原先生の濃霧の中での運転と同じくらい、心臓の縮むような思いでした。

さて、その寒波の前の話ですが、椎葉中では2年生を対象にスキー体験教室がありました。みなさんはスキーやスノーボードの経験はありますか?南国・宮崎ですので、なかなか経験がある人は少ないのではないでしょうか。もちろん、宮崎県にある「日本最南端」のスキー場である五ヶ瀬ハイランドスキー場は知っていますよね?

その五ヶ瀬ハイランドスキー場で1日スキー体験教室をしてきました。私自身も、スノーボードは大学生以来、スキーとなると高校生以来、実に約20年ぶりの挑戦でした。「本当に滑れるだろうか」と不安でしたが、意外にも体は感覚を覚えていて、すぐに滑ることができました。スキーも自転車と同じで、一度習得した感覚は一生忘れないものなのかもしれません。生徒の中には初めてスキーをする生徒もいましたが、ほぼ全員滑ることができていました。生徒たちの体得の速さにびっくりしました。転ぶことを恐れず、真っ白な斜面に飛び込んでいく「勇気」と新しいことでも怖がらずにチャレンジすることは大事だなと改めて感じました。

冬季練習もいよいよ終盤になりますが、まだまだ新しいことにチャレンジできます。今は苦しい時期かもしれませんが、今年の夏の目標達成のために、今しかできない努力を、全力で積み上げていきましょう。【椎葉中:溝口】

前半型の選手なのに、スタートダッシュで出遅れてしまいました・・。田原先生の疑問。
自分も理科の教員として、中学生の皆さんにもなんでそうなるの?という疑問を普段の生活からぜひ持ってもらいたいです。中学生の皆さん!!これこそが「生きた学び」なんです!!ということは置いておきます・・。

長田先生が霧の発生の仕組みについてはご解説いただきました(中2、中3の皆さん、覚えていましたか?)ので、まだ習っていない他の皆さんにもわかりやすいように少しかみ砕いて考えてみます。

今の寒い時期、ハーッと息を吐くとどうなりますか?
寒い冬の日に息を吐くと白い息が出ますよね?ですが、夏に息を吐くと白い息は・・・出ませんよね?
あの白い息の正体はなんと「とっても小さい水」なんです。
では、なぜ夏には白い息は出ないのでしょうか??
冬と夏、違うのは・・? そう、「気温」です。
冬は寒いので、息に含まれている水蒸気が冷やされて「水」になって白く見えるのですが、
夏は暑いので、息に含まれている水蒸気はなかなか冷やされず、「水」にならないので白く見えません。

霧も同じです。冬の寒さで地面はキンッキンに冷やされています。
そんな、キンッキンに冷やされているところに、空気の中の水蒸気が触れたらどうなるのでしょうか?
そうです、冬に吐く白い息と同じで、白く見えるようになるんです!
これが「霧」の正体です。

さらに、「霧」に似た現象として、「雲海」を見たことはありますか??
こちらの写真のように山から見下ろしたときに一面に雲が広がっていることがあります。これが「雲海」です。

自分が住む高千穂町でも、「雲海」が見られることがあります。(自分はまだ見たことがありませんが・・。)

それでは、どんな時に雲海は見られるのでしょうか?
「気象予報士」になった気持ちになって、「今日は雲海が発生するでしょう」とこのデータを見て気づくことができれば、素晴らしいです。
このデータから、雲海が発生する3つの条件が眠っています。
それは何でしょうか?ぜひ、皆さんも考えてみてください!!

ヒントは①ある時間、②気温差、③ある天気の後の時です!【高千穂中:三浦】