風の色の意味にもありましたが、私達は風を追い風にしなければなりませんよね。当然、スプリントにおいては、向かい風より追い風の方がスピードに乗って走ることができます。調子の良し悪しもそうですが、やはりスピード感って大事です。牽引道具(中学校ではあまり使用しない)を使ったり、坂道(下り)を使ったりして、本来の自分の力、感覚にはない世界を体感する。こんなこともトレーニングの中では大切です。
”スピード感…。”
部活動のチームMT(ミーティング)や学級で、子ども達が色々な面で成長できるようにたくさんのヒントを与えるべく話をします。チームや学級で平等に…です。しかしです、話をしっかり吸収して、行動に移せるかどうか…。この行動力、実践力によってとてつもない差がついていきます。不思議ですけど、差が出まくります…。
まさに鍵の一つになるのが”スピード感”というワードです。良いなぁと思ったこと(もの)は、即行動に移す、これが基本です。まさに”スピード感”です。我がチームのことで言うならば、私が話した内容で疑問に思ったワードや自分で理解したいことを直ぐに調べたり(翌日日誌にまとめて書いてきます)、よいと思ったことを即実践する人たちがいます。こういった類(たぐい)の人達は、成長が早いです。特に、人としての…。最近、風の色でも流行の人間性ってやつです。
やはり、スピード感のある反応というものは、こちら側も嬉しいですし、もっと色々なことを教えてやりたいな~そんな気持ちが湧くものです。私達は、ロボットではなく人間ですからね。心がかよっています…。当然の循環ですよね。ですので、反応が鈍い、これではNGです。なかなか進歩はないのかもしれません。”スピード感”を意識して生活してみましょう。
実は、これってですね、大人になって社会で上手くやっていく訓練みたいなものなのです。中学校時代に身に付けた、ものごとの考え方、身に付けた価値観、いわゆる人間性は一生の武器になります。私は、そういう思いをもって子ども達に接しています。本当に重要な仕事だと思いますね。人の生き方を左右しますからね。責任重大です。
社会に出たら、仕事に就いたら、色々な頼まれ事をされる場面が出てきます。上司から、同僚から。後輩から相談されることもあるでしょう。そんな時、どのような対応ができるのか…。これによって、周囲からの評価は変わってきます。やはり”スピード感”これは重要です。鍵を握ります。スピード感がある人は、信用、信頼を得やすくなります。逆に鈍いと…。想像すれば分かります。
何が言いたいかというとですね、いま皆さんが取り組んでいること、何気に過ごしているかもしれない中学校生活って極めて重要な社会勉強なのです。大人になったら、今日の話で言うところの”スピード感”が身に付くのか?というと、そうとは限らないと思っています。逆に今身に付けたら、一生ものです。
”スピード感”って人間性の一つだと思うのですが、応援されるような人間性、一生武器になるような人間性を身に付けて欲しいなあと思いますし、そんな武器を身に付けさせてやるべく、これからも子ども達に向き合っていきたいな~と強く思いますね。
そう言えば、教え子シリーズも止まっていますね…。次誰を紹介しょうかな~なんて考えていたらそのままになっていました。また頑張って更新したいと思います。お待ちください。 そして、、、最近、専門部以外の先生方も風の色に登場してくださっています。気づいていますか?学校紹介、チーム紹介も大歓迎です。松濱先生までどしどし原稿をお寄せください。お待ちしています。【三股中:田原】