今年度の通信のタイトルは、「守破離(しゅはり)」です。
この言葉は、もともと武道や茶道などの世界で使われるもので、学びのプロセスを「守(基本を忠実に守る)」「破(型を破り、自分なりに工夫する)」「離(型から離れ、自立する)」という三段階で表しています。
今回、私自身が初めて3学期制の学校に赴任することになり、「3つの学期で、段階を踏んで成長する」というこの考え方がぴったりだと感じました。
1学期 ー 「守」
まずは型を守る時期。あいさつ、返事、姿勢、提出物、時間を守ることなど、当たり前のことをきちんとやりきる力を養います。
2学期 ー 「破」
基本が身についてきたら、次はその枠を越えて、自分なりの考えで行動していくステージです。職場体験や立志のつどいなど、「これからの自分」を考える実践の場を通して、自律的な姿を育てていきます。
3学期 ー 「離」
そして最終段階。誰かに頼らず、自分の判断で行動できる「自立」の姿を目指します。「誰かと一緒」を卒業し、「一人でもできる力」を育てながら、3年生へ、そして未来へと羽ばたいていけるようサポートしていきます。
3学期制という環境だからこそ、一つ一つのステップに意味をもたせ、意識的に取り組む1年にしたいと考えています。
次の方お願いします!【南郷中:北林】