いよいよあと数時間で2024年も終わり。みなさんにとって2024はどのような1年間だったでしょうか。様々な想いを胸に2025も素晴らしい1年にしたいですね。それではよいお年をお迎えください。
あなたにとって走幅跳とは?
ご縁に恵まれ、この度、久しぶりに県外の選手に指導する機会をいただきました。熱心な先生方との再会や、目を輝かせて練習に取り組む選手の皆さんに触れ、多くの刺激をいただいて長崎に帰ることができました。心から感謝しています。
さて、何事にも言えることですが、自分の課題を正しく捉えるには、目指す技能の基本構造を正しく理解することが大切です。走幅跳には、「助走」「踏切」「空間動作」「着地」の 4 局面があることは皆さんご存じのとおりです。今回の練習会では、「踏切」「空間動作」「着地」については、基本的な動作の定着状況を確認しながら、理想的な動作を導く練習を紹介・実践しました。「すり足」「締め」「ふところ感」「7マーク」のキーワードを忘れないようにしながら、各動作の定着に努めてください。また、「助走」については、迷いのない助走を導くための基本的な考え方と作り方を紹介しました。今回の練習会では、冬季練習ということもあり、助走の実践練習は行いませんでしたが、他の3局面が概ね一連のつながりで表現できるようになっていることを前提に言えば、助走が最も記録を決める要素であることは言うまでもありません。この冬、スプリント力の向上から決して目を逸らさず、基礎体力の向上に努め、スピードに磨きをかけてください。全中標準(男子6m60、女子5m40)を目標に据えるなら、100mの記録を、男子は11秒6台、女子は12秒台まで引き上げたいところです。
結びに、「走幅跳において、あなたの個性は何ですか?」と問われたとき、どう答えますか。更には、「あなたにとって、走幅跳とは何ですか?」と問われたとき、どう答えますか。前者への回答としては、踏切の巧みさ、助走スピード、恵まれた体格、一本目の強さ、ファウルをしない調整力、など、答えは様々に考えられますね。では、後者への回答は? ぜひ、自分を、「走幅跳選手としての自分」「今日の練習や試合に臨む自分」「人生という文脈の中における今の自分」など、その時々に応じて俯瞰して捉え、自分の個性を理解し、自分を認め労り、自分の心と上手に向き合いながら、競技スポーツを楽しんでほしいと思います。
今回の練習会は、この練習会をそのとき限りの一過性のものにせず、選手の皆さんのこれからにつながるものにすることを念頭に入れて準備、指導させていただきました。大きく力を伸ばし、九州や全国の舞台で再会できることを楽しみにしています。そのときには、声をかけてくださいね。
【国立大学法人長崎大学教育学部附属中学校 陸上競技部顧問 溝上 元】
相手にうまく伝わらない?!
「その食器、棚になおしといて」と言って、相手が「これ、壊れてないけど・・・」と困惑する場面、想像できますか?
私たちは「片づける」という意味で「なおす」を用います。ところが、「直す=修理する」と解釈されるため、意図が伝わらないことも。今回の「なおす」、実は方言なのです。
知らなかった人も多いですよね?これもまた勉強です!
年末年始も陸上を楽しもう!
パリ五輪で大活躍の2024年、そして、「東京世界陸上」が開催される2025年が、間もなくやってきます!
年末年始は、パリ五輪金メダリストの北口榛花選手をはじめ、日本を代表するアスリートが出演する番組や、トップランナーが出場する大会情報、陸上企画などの番組が盛りだくさんとの情報があります。年末年始も陸上を楽しみながら、2025年を盛り上げていきたいですね。
詳細情報はこちらから
練習納めは、いつですか?
今日、明日が、2024年の練習納めになる学校が多いのではないでしょうか。この一年を振り返ってみると、1月1日に能登半島地震が起こり、8月には台風10号の発生と、本当に多くの自然災害による被害を経験した一年でした。
このブログを読んでいる皆さんは、無事にこの一年を終えようとすることができています。今、ここに、命あることに感謝し、最後の練習を丁寧に終えてほしいと思います。
この一年は、練習会で、走高跳ブロックを担当させていただき、多くの選手の成長に触れることができました。特に、今年の走高跳ブロックは元気があり、やる気があり、積極性もあり、これからの活躍が楽しみです。
来年、2025年は、いよいよ、山之口の新陸上競技場での大会も始まります。皆さんのベストパフォーマンスを楽しみにしています!!【大宮中:長田】
宮崎県の中学生のみなさんへ
今年も貴重な時間を過ごすことができありがたく思っています。私が皆さんに伝えきれなかったことを少し紹介したいと思います。
陸上競技をするとき、一番の味方は誰だと思いますか?それは、皆さん自身の体です。足の動き、腕の振り、心臓の鼓動、呼吸のリズム・・・、すべてが一緒に走る仲間です。だからこそ、練習の中で「自分の体と会話する」ことを大切にしてください。
うまくいかないときは、「どこが疲れているのかな?」「どんな動きが必要なんだろう?」と自分の体の声に耳を傾けてみましょう。そして、調子がいいときは、「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えてみてください。体を大切にしながら、自分を信じて走ることで、より大きな力が生まれるはずです。
短距離走は自分との戦いですが、同時に、自分の体と一緒に挑む楽しい冒険でもあります。皆さんの体と心が一体となって走る姿は、きっと輝いています!これからもその輝きを増やしていってください。
頑張れ!皆さんならきっと素晴らしい未来をつかめます!本当に最高の時間を一緒に過ごすことができ最高でした。ありがとうございました。また機会があれば一緒に陸上しましょう。【長崎県:鳥巣 晋】
大きく羽ばたけ!
『鳥は自分の翼で飛ぶ、自分の夢を実現するものは自分しかいない』
これはイタリアのことわざです。陸上もですが勉強も習い事も目標を実現するためには、自分がどうするかが大切です。周りがアドバイスをしたり、応援をしたり、環境を整えてもあなた自身が行動しなけれな夢が叶うことはないでしょう。
もうすぐ2024年が終わり2025年が始まります。今までなかなか変わることができなかった人は、新年になるのがチャンスです。夢に向かって自分から行動できる人になりたいですね。【日向中:河原】
言葉は人をあらわす
今日で2学期が終了した学校がほとんでではないでしょうか。みなさんにとってはどんな2学期でしたか?
さて、学校生活の中で気になることがあります。それは「言葉」です。美しい日本語を取り戻したい!そんなことを考える2学期でした。言葉は心です。
一つの言葉でけんかして、一つの言葉で仲直り、一つの言葉で笑い合い、一つの言葉で泣かされる・・・。うそのない、誠のこもった言葉こそ大事だと思います。言葉は単にことばの問題ではなく、人間の問題であり、その心を正しく豊かにすることです。
「はい」という素直な心 「おかげさまで」という謙虚な心 「私がやります」という奉仕の心 「すみません」という反省の心 「ありがとう」という感謝の心
言葉は「その人」をあらわす・・・。あなたの言葉は?
冬至とカボチャ
冬至(今年は12月21日)は1年のうちで一番昼間の時間が短い日とされています。この冬至の日に、カボチャを食べると病気をしないという伝承が古くからあります。
このカボチャを食べる、収穫を終え厳しい冬を乗り越えるために、栄養が豊富なかぼちゃを食べる!という意味も含まれていたそうです。また、他にも魔除けや運気上昇のためなど多くの説が存在します。
食べ物や暖房器具が限られていた大昔では、食べ物に祈りを込めゲン担ぎをしていました。このように日本人が大切にしてきた文化や風習にはきちんと意味があり、それを調べると多くの学びがあるかもしれませんね。
喜びの声?悲しみの声?
プラスとマイナスというと数学のようですが、プラスの人生、そして、マイナスの人生として考えてみましょう。例えば、いつも不平不満ばかり言う人はマイナスの人。どんな嫌なことも進んでやる人はプラスの人。失敗していつまでもくよくよする人はマイナスの人。失敗は成功のもと、つまずいた石も踏み台になるという人はプラスの人。
ものには必ず光と影があります。光を見る人は明るい人、影ばかりを見る人は暗い人生を送ることになるかもしれません。「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」・・・、努めて歓喜の声を発して歓喜の人生を送りたいものです。
さて、クリスマス練習会に参加した生徒のみなさん、プラスの陸上人生を送るよう練習会の振り返りを行ってみませんか?アンケートに答えてくださいね。