2年振りの九州大会は充実していました。やっぱり中学生の躍動する姿には感動を覚えますし、元気がもらえます。本当にいいなぁと思いますし、嬉しくなります。今年もチーム宮崎を結成し、九州大会を戦ったわけですが、正直想像以上の戦いをしてくれた選手も多かったです。ランキングは、『良くも悪くも当てにならない』とは、まさにこのことですね…。
九州大会って、各種目16名(チーム)しか参加しませんので、1/2の確率で決勝に進むことができます(実際は確率の問題ではありませんが…)。大会前のランキングで、ベスト8に入ってもいない選手が決勝に残り、さらには入賞(九州大会では6位)するというシーンが見られました。その逆があったことも然りですが…。中学生の可能性って本当に分からないな~と何年やっていても思いますし、今回もまたその思いを再確認できる大会になりました。
大会前に、上位大会で何かを残すには「自己ベスト」を出すことの重要性を説きましたが、参加した選手のみなさんはどうだったでしょうか。「自己ベスト」を更新できた人(チーム)は、自分自身に及第点をあげてもよいのではないかと思います。恐らくですが、自己ベストを更新できていれば、何かしらの結果がついてきていることないですか?ま、そんなものなんですよね。間もなく、福井全中ですが、九州大会でうまくいかなかった人は、さらに大舞台の全国の場で「自己ベスト」の更新を目指して戦ってみましょう。応援しています。
さて、今回他県を圧倒していたのが、伝統の「チーム宮崎応援」です。いやぁ~、素晴らしかったです。来年は、応援団ツアーも企画するのもありだと思いました。応援しながらも、九州レベルのレースを観戦することもできますからね。2日目後半、男子800mの決勝では、鹿児島県の応援を指示しました(トランシーバーでコントロール)。多分、、、子ども達は、何で突然鹿児島の応援だったの?で終わっている人達もいるかと思います(笑)。
先述したことにも関連しますが、九州大会は、基本宮崎県の選手がレースに出ています。もちろん予選は、2(ふた)組とも選手がいます。決勝もだいたい1人(チーム)は残っていますので、当然”宮崎の応援”をします。男子800m決勝には、有衛君(飫肥中)が残っていましたが、欠場することになり…。宮崎県選手はゼロに。そこで、2名がレースに出ていた鹿児島県チームを応援する指示を出すに至りました。
昨年の愛媛全中男子4×100mR決勝、鹿児島県選手団が本県代表西中学校の応援を盛大にしてくれました。『感動しました!』このような光景は、他競技では絶対にあり得ないことだと思います。今回のような、九州大会の応援もそうです。本校の木下校長が、諫早に少し来られ…。そこで、あの応援の場面を見て「凄いと思った。感動した。」と言われていました。単なる個人競技と思われがちの陸上競技ですが、そうではないのですよね…。ある意味独特の競技です。でも、そこに心が動きますよね。本当によい競技です。話を戻しますが、そのお返しというか何と言うか…。鹿児島の応援をして感謝の気持ちを少しでも伝えられたらな~と思った場面でしたね。
『九州は1つ!』切磋琢磨しながら、全国の強豪県(都会県)と戦えるように、力をつけていけるといいなぁと思う九州大会になりました。先月末の、わくわく練習会(in加納中)でも話をしました。1、2年生については、来年の鹿児島大会(九州大会)に向けてスタートを切っています。今、学校閉庁日に入り、どの学校も自主練習期間に入っているのではないかと思います。こういう時の過ごし方がとても大事ですよね。”思いの強さ”が行動の差となって表れます。”本物”になっていく選手が、増えていくことを期待しています。
最後に…。せっかく九州大会に選手として出場できたからこその思いをしっかりと語ってほしかったなぁと思ったりしています。このブログ「風の色」でも紹介があったように、色んな考えや思いを拝見できて嬉しく思ったのですが、一方で提出ができていない人も少なくありませんでした【提出率44%】。こういったことがきちっとできてこそ、真の代表選手と呼ばれるのではないでしょうかね…。【専門委員長:田原】