みなさん、冬季練習は順調でしょうか?私は、少しずつではありますが、来年の目標に向けて頑張っています!久峰中学校は、冬季練習中はできるだけ、土曜日は様々な学校に出向き、他校の陸上部と練習を一緒にさせていただいています。

この目的は、
①新しい価値観に触れ、久峰中陸上部だけの価値観に染まらないこと
②ライバルと練習してモチベーションアップ!
③一緒に練習してくださる学校や送迎してくださる保護者への感謝の気持ちの再確認

です。そんな、合同練習で、11月に住吉中学校に出向かせていただきました。住吉中学校、宮崎中学校、久峰中学校の3校での合同練習です。宮崎中とは今年2回目です!!

昨年から、住吉中学校での練習をお願いしていたのですが、1年越しに実現することができました。住吉中学校の監督は、村北政彦先生です。村北先生との合同練習を通じて、「繋がりってすごいなぁ。自分は本当に人との出会いに恵まれてるなぁ。」ということを再確認しました。

村北先生は、みなさんご存知の通り、前宮崎県陸上競技専門委員長で、私が、初任校で初めて陸上部顧問になった際の専門委員長でもあります。生徒との出会いにも恵まれ、その年の鹿児島県指宿市で行われる南九州合宿に参加することができました。ですが、私は、自分自身の大学時代の経験だけの指導に疑問を感じている時期でもありました。そんな時の南九州合宿。合宿会場までのバス移動の際に、村北先生と同じバスとなりました。片道3時間、往復6時間の道のりです。

新米の私は、このチャンスは逃せないと思い、恐れ多くも、村北先生の隣の席を陣取りました。専門委員長で、さまざまな合宿準備等で疲れているはずの村北先生に、私は、6間質問し続け、話しかけ続けるという暴挙にでました。その時間は、陸上のことはもちろん、教員としての相談もありました。村北先生は、6時間、永遠に続く私との会話の全てに、答え続けてくださいました。(その際は申し訳ありませんでした。)

その時の時間は、本当に貴重な時間であり、今の村北先生との繋がりの原点であり、本当の意味での出会いの瞬間だったと思っています。あの時間があったからこそ、今でも、何か困った時や悩んだときは、陸上のことに限らず、仕事のことも、相談しています。そして、今でも、すべてのことに答えてくださいます。私にとって、本当に大切な繋がりです。

つまり、このエピソードで何が言いたいかというと、、、

あのとき、嫌われるかもという不安の中、勇気をもって隣に座り、6時間喋り続けることを選んだからこそ、今の村北先生との繋がりを作ることができたのではないか、ということです。みなさんも、さまざまな人との出会いが多くあると思います。そこから、ただの出会いで終わらせるか、その人と大切な繋がりを作れるか。大切なことは、皆さんの、一歩を踏み出す勇気かもしれません。

あの人に話しかけてみよう。相談してみよう。質問してみよう。練習に誘ってみよう。そんな勇気が、人との繋がりを作るのかもしれません。逆にその一歩がなければ、たくさんの人と出会っても、人との繋がりは一つもできないのかも。

人との繋がりを作るチャンス潰してませんか?私は、これからも、さまざまな繋がりを作り、その繋がりを大切にしていきたいと思います。冬季練習は、さまざまな人と出会い、繋がりを作るチャンスでもあります!皆さんも勇気をもって行動してみてください!【久峰中:佐藤】

先日の12月14日、大淀中駅伝部が全国中学駅伝で力走している頃、宮崎市では、青島太平洋マラソン(通称:アオタイ)が行われました。全国から(今年は海外ランナーも出場したとか・・・)、それぞれの目的を達成するためにランナーが集まり、宮崎でのレースを楽しんでいましたが、そこには、大会を支える人たちの熱い思いが詰まっています。

私は、数年前から、競技役員の編成を任されています。ボランティアの方々を除く競技役員だけで考えると、およそ120名の方が、まだ夜も明けきらぬ早朝から集合し、競技運営やランナーの安全確保のために配置につきます。そして、最後の関門が閉鎖されるその瞬間まで、それぞれの持ち場で責任を果たしています。12月の冷たい風が吹きつける中、ランナーのために何時間も立ち続けるその姿は、毎年見ても本当に素晴らしいと感じます。

また、レース中、競技役員本部にいる私には、無線機を通じて救護に関する情報が次々と入ってきます。そのやり取りを聞いていると、医療スタッフの凄さがよく分かります。第一報が入るとすぐに、医療本部から的確な指示が飛び、サポートカーやAED自転車隊によって医師や看護師が現場へと急行しています。迅速な対応、的確な処置、そして正確な情報共有・・・その一連の流れは、まさにプロフェッショナルの集団であり、ランナーの命と安全を守る強い覚悟が伝わってきました。

そして、忘れてはならないのが、青島太平洋マラソン事務局の方々の存在です。この方々の努力なくして、大会の成功はあり得ません。毎年受け取る競技役員マニュアルの分厚さを見るたびに、準備にかけられた時間と労力の大きさを実感します。補助員として参加する高校生やボランティアスタッフへの対応、メディアへの依頼、ゲストランナーの手配、当日の運営、さらには警察署をはじめとする関係機関との綿密な調整まで、その仕事は多方面にわたります。すべては『ランナーのために!!』」という一心で尽力されている事務局の皆さんに、心から拍手を送ります。

当日は風が強く、ランナーにとっては厳しいコンディションだったかもしれません。それでも、ゴールへとたどり着いたランナーひとりひとりの表情を見たとき、この大会の運営に関われたことを心から嬉しく思いました。達成感、安堵、喜び・・・その全てが、この大会が多くの人の思いによって支えられていることを物語っています。

走ったランナーの皆さん、本当にお疲れさまでした。そしてまた来年も、きっと素晴らしい大会になるはずです。ぜひ再び、宮崎の地へお越しください。青島太平洋マラソンは、走る人、支える人、そのすべての思いとともに、これからも続いていくのだと思います。【姫城中:安在】

冬季トレーニングの時期です。シーズンとは練習内容も変わり、負荷の強い練習も増えてきていると思います。皆さんは、その練習をどのように行っていますか?
①姿勢は崩れてないか
②体の動かしは小さくなっていないか
③1本1本で全力を出し切っていますか
その練習は、量をこなすことが目的ですか?量をこなすだけが目的なのならば、チームで行う理由はなく、個人練習で十分だと思います。みんなで行うから競争心が生まれ、質の高い練習ができるはずです。1本1本の積み重ねから差が生まれているかもしれませんよ。

さて、皆さんは漫画やアニメを見ますか?私も最近はあまり見れていませんが、面白い教材だと思っています。世の中には「ひゃくえむ」「デカスロン」など陸上をテーマにした漫画もあります。私のおすすめは、「刃牙」です。世界最強の父親との親子喧嘩がテーマの内容ですが、時折、自分の体の使い方にヒントをくれるような内容が書かれていることがあります。
①愚地克巳の「関節」
②花山香の「スピード×体重×握力=破壊力」
③烈海王の「水の上を走る」

これ以外にもたくさんあると思います。
自分の頭で動きをイメージできないものは実現できない。皆さんの来シーズン目指している目標を実現するイメージはありますか?そして実現可能ですか?まずはそこからだと思います。
①目標に対する動きをイメージする。
②そのイメージが実際に実現可能かを考える。
③足りない力を身に付けるために練習を行う。
④妥協しないで継続したことで目標実現

冬季トレーニングの時期だからこそ動き改革に挑戦するチャンス!!頑張ってみてください。【西小林中:信時】

冬至には「ん」のつくものを・・・。

「冬至」ってわかりますよね?1年で昼が最も短く、夜がもっとも長い日が「冬至」です。今年は、明日12月22日だそうです。冬至には「ん」のつくものを食べると、「運」が呼び込めると言われています。あれ?カボチャには「ん」が入っていませんが・・・。いえいえ、カボチャは「南京(なんきん)」とも呼ばれ、「ん」が2つも入っています。

他にも「人参(にんじん)」「蓮根(れんこん)」「大根(だいこん)」「蜜柑(みかん)」「銀杏(ぎんなん)」など。今年の冬至には「ん」のつく食べ物で、幸運をぜひ呼び込みたいですね。

そうそう、冬至にはカボチャを食べ、ユズを浮かべたお風呂に入ると、風邪をひかなくなるという言い伝えがあります。今日は暖かい1日でしたが、インフルエンザの罹患者が例年になく多いとか・・・。今年も登校日はあと3日!明日は、ユズの香りがするお風呂に入り、冷えた体を優しくあたためたいものです。

昨年度に引き続き、今年度も強化練習会の指導に携わらせていただき、光栄に思います。

さて、本練習会では、「助走」「踏切」「空間動作」について、理想的な動きを身につけるための練習方法を実践しながら紹介しました。まずは、「踏切」と「空間動作」について振り返ります。この2つの局面の動作を定着させるために念頭に入れておきたいキーワードとして、「すり足」「締め」「ふところ感」「7マーク」の4つのワードを確認しました。自分が持っている力量を最大限に生かした跳躍を実現するための鍵は、「スピードを失わない技術」の獲得にあります。改めてここに記載する、①「踏切に入る際の、ラスト1歩のすり足侵入」、②「踏み切る瞬間の締め動作」、③「跳びだし局面の7マーク姿勢」を十分に意識して、動作定着に努めてください。

次に、「助走」について振り返ります。今回、私が推奨する方法による助走に挑戦してもらいましたが、手ごたえはいかがだったでしょうか。助走は、「いつも同じ動きができる」「何度でも同じ動きができる」ことが大切です。つまり、雨が降ろうが、追風が強かろうが、向い風が吹こうが、逆転がかかった一本だろうが、どんな局面でも「迷いのない助走」を発揮するためには、精度の高い「自分の中の基準」を作っておくことが大切です。そのためのノウハウが、今回紹介した助走の作り方です。ぜひ参考にしていただきたいと思います。

結びに、「あなたにとって、走幅跳とは何ですか?」と問われたとき、どう答えますか。 一度、自分から、「走幅跳」を、または「陸上競技」を取り除いたら何が残るのかを考えてみてください。「走幅跳選手としての自分」はどんな人間なのか、「走幅跳を取り除いた自分」には何が残るのか、を考えることで、部活動に取り組む意味が見えてくることでしょう。また、競技スポーツには苦しみはつきものです。辛く悲しいときには、「人生という文脈の中における今の自分の経験が持つ意味」を考えましょう。どんな自分も認め労ることが大切です。自分の心と上手に向き合いながら、競技スポーツを楽しんでほしいと思います。

今回の練習会は、この練習会をそのとき限りの一過性のものにせず、選手の皆さんのこれからにつながるものにすることを念頭に入れて準備、指導させていただきました。皆さんが大きく力を伸ばし、九州や全国の舞台で再会できることを楽しみにしています。【長崎市立三重中:溝上】

走高跳ブロックでは、選手一人一人が課題意識をもって練習に取り組みました。課題意識とは、「現状とあるべき理想(目標や期待される状態)とのギャップ(ずれ)に気づき、それを「問題」として認識し、主体的に解決・改善しようとする心の持ち方や態度」のことを指します。

常に、「自分は正しい動きができているか?」、「その動きはいつでもどこでも何本目でも正しくできているか?」、「その動きは誰から見ても正しいと納得してもらえる動きか?」、この3つについて、自問自答したり、仲間と見合ったりしながら、自分の跳躍と向き合いました。中には、初めて走高跳に挑戦する選手もいましたが、経験者と共に学ぶことで、お互いに高め合う雰囲気を作ることができました。

年内の練習会は、これで最後となりますが、来シーズンに向けて、冬の厳しい練習を乗り越えていくための原動力を得られたのではないでしょうか。【大宮中:長田】

全国中学駅伝で優勝した木瀬中学校の優勝インタビューが関心を呼んでいます。私も京都から伊丹空港に帰るバスの中で記事を目にしました。気になったので、帰宅後就寝前に動画を探してみました。

これまでにはないインタビューでした。そして、う~ん・・・。私は最初にそう感じました。翌日は、学校でも話題になりました。自分なりにいろいろと考え、学校が落ち着いていないのかなぁ?と勝手に想像し、自分があの立場の顧問の先生だったら・・・とさえも思ってしまいました。

するとです、その後、「えっ」と思えるような情報が入りました。なんと、木瀬中学校ってとても落ち着いている学校だというのです。そして、あの優勝メンバー、一人一人もとても素晴らしい、礼儀正しい生徒たちとのこと。へぇ~、そうなんだと思わずビックリ!

となるとなんだったのか…。中学生が”日本一”になるってことなんですかね。本当に舞い上がってしまっただけなのかと・・・。日本一とは言わなくても、九州NO.1、宮崎県NO.1、地区大会優勝、、、。結果を出すことができたときに、選手はどんな立ち振る舞いをすることが大切なのか、どんな言葉を発することが適切なのか。そんなことを普段から指導していくことの重要性を改めて再確認させてもらえる機会ともなりました。

それはそうとです。群馬県勢の男子駅伝優勝は10年振り5回目だったわけですが、最近は少し元気がなくなっていました。群馬県といえば、加藤先生(現共愛学園高校)。それこそ前橋富士見中で女子2連覇を成し遂げられた名将です。実は、最近の群馬県中学駅伝のコースは以前、加藤先生らが群馬県中学陸上界をリードされていた時のコースと違っていたのだそうです。昨年度までは…。

しかし、近年の結果を振り返り、本年度からかつてのコースに戻したとのこと。そのコースとは、渋川市総合公園瑞穂建設スタジアムを発着とするクロカンコースです。関東の先生方と話をすると、このコースがまたきついのだそうです。アップダウンがあり、下はウッドチップがメイン。芝ではないようですが、ハードなコースだと。希望ヶ丘(滋賀)よりは、だいぶきつい感じだそうです。

今回、木瀬中学校が優勝したことで、結局そういうことか!っと・・・。地元、あるいは関東では話題になっているようです。県予選がそのコースになるとなれば、恐らく対策をしたでしょうからね。さらには、関東中学駅伝も群馬県開催だったとのことで、県大会、ブロック大会で優勝するにあたり、しっかりと足を作っていたことが分かりました。

現地で実際にレースを見ていましたが、4区、5区の選手の走りは凄かったです。競技場を出たら一気に下ってコースにでていくのですが、だいぶ突っ込んでいるように見えました。落ちてくるだろうとみていたのですが、後続との差は広がる一方でした。それもそのはず連続区間賞。強かったです…。

インタビューのこともあり、ちょっと木瀬中学校にスポットを当てて書いてみましたが、県大会では、さきほど紹介した難コースにおいて「コース新」で優勝し、関東大会でもその記録に迫る記録で優勝。かつて全国制覇した学校の記録を上回っていたということですからね。強いチームだったのです…。あっぱれです!【専門委員長:田原】

みなさんは、全中駅伝を見ましたか。三股中学校女子は、エースを欠く中でチーム全員が一つになってしっかりと襷を繋ぎました。悔しい想いはあると思いますが、来年また滋賀の地を目指して頑張ってくれると思います。大淀中学校男子は、本当に素晴らしい駅伝を展開してくれました。2年連続入賞、そして県勢初のメダル獲得。宮崎っ子でも全国で勝負できることを証明してくれました。それも全区間1桁での襷リレー。本当に感動しました。おめでとうございます!

ところでその日、私は全中駅伝のライブ中継をどこで見ていたでしょう?福岡県大牟田市でライブ中継を見ていました。この日、大牟田市では西日本中学駅伝競走大会(男子50チーム、女子39チーム参加)が行われました。小林中は男子だけ参加しました。

みなさんはすでに来年の全中駅伝の勝負が始まっていることに気づいていますか?私は来年、全中駅伝出場を想定してレベルの高い大会を選手たちに経験させることが大事だと考え、今年、全中駅伝に行けないときはこの大会を通して来年の準備をしようと考えていました。ここに私なりの拘りがあります。

そのほかにも様々な拘りをもって1日1日の練習に取り組んでいます。「練習環境への拘り」です。1カ月前まで短距離選手だった1年生がわずか3週間で3000mを9分50秒台で走りました。練習環境だけではなかなか伸びていきません。その中に「やり切る拘り」と「やらせ切る拘り」がなければ、急激には伸びません。このやり切り、やらせ切りの拘り」については県選抜練習会のとき、京都から来ていただいた藤森中学校の片山先生も話をされていました。長距離ブロックで参加した選手は覚えていますか?やはり強くなるチームや個人は必ずと言っていいほど「拘り」をもって練習に取り組んでいます。

宮崎県の陸上競技を取り組んでいる中学生も「拘り」をもって練習に取り組んでほしいと思います。みなさんに負けないように、小林中も「拘り」をもって来年の全中駅伝出場を目指していきます。お互い頑張りましょう!!【小林中:國丸】

大淀中・三股中のみなさん全中駅伝お疲れさまでした。男子大淀中の選手のみなさん、保護者のみなさん、河野監督、中園コーチ、おめでとうございます。

昨年の8位入賞からさらに進化したチームとなりました。①指導者がいなくても「当たり前の努力」がチーム全体でできていたこと ②強くなるための自己判断が的確であること ③走るのを楽しみながら努力を続けてきたこと ④ライバルの存在 など、たくさんの強くなるポイントを教えていただきました。ありがとうございました。 中園コーチは、中学生時代に県中学駅伝3位チームのキャプテンでした。後輩の面倒見のよい責任感のある選手でした。消防士をしながら学校に足を運び、陸上の指導を続ける姿は、中学時代のチームに対する取組と重なります。今年のチーム作りについては、楽をさせてもらったと謙遜していますが、おそらく河野監督とともに練習メニューの工夫をはじめ、雰囲気作りやコンディション作りについて、かなり考えていたと思います。あれから長い年月が流れましたが、コツコツと努力する選手から素晴らしい指導者になったことをうれしく思います。大淀中のみなさん、改めておめでとうございます。

さて、先日の練習会では短距離ブロックを大淀中の河野先生と選手を半分に分け指導しました。私のコースは、基本的な走りの動作について確認をしました。スキップ系やマイクロハードルを使った動きづくりについては、長年、実施しているものになります。接地や切り返しの感覚と上下の連動がポイントとなるドリルですが、走の基本は今も昔も大きくは変わらない気がします。

パワーアップ組は、選抜練習会に入るレベルの選手もいましたし、体づくりが進むにつれてかなり速くなることが予想される選手もいました。動きを見たときにときらりと光った選手については、来年どんな選手になっているか、記録追跡をしたいと思います。予想を超えてくる選手がたくさんでることを楽しみにしています。顧問の先生をはじめ、いろんな方から指導してもらい、自分の感覚に合う練習を大切にしてください。手本で動きを見せてくれた選手は、自信を持ってください。かなり良い動きでした。具体的には、①腕と脚の動きがあっている ②接地がよく前に進む ③ジャンプがうまく前にすすむ ④切り返しのリズム・タイミングが良い などがあげられます。⑤言われたことをその場ですぐにやってみる人やできなくても、途中であきらめずに続ける人は強くなります。速くなるためにどうしたらよいかを実践しようとしているからです。正しく考え、動いています。

練習会が終わって、住吉中の練習の雰囲気が一段と変わりました。みんな頑張っている。ライバルも頑張っている。来年の自分の目標に絶対に到達したいと改めて思ったからだと思います。インフルエンザも流行っていますが、令和8年度に輝く自分を思い描き、それぞれのチームで冬の間にしっかりと準備を進めてほしいと思います。【住吉中:村北】

大淀中陸上部外部指導者の中園です。主に長距離を担当していますので、顧問の河野先生より依頼を受けて全中駅伝の振り返りをさせて頂きます。

まず結果としては、57分38秒で1位と37秒差の県勢過去最高順位である準優勝でした。プランとしては、1区2区で先頭争い・4区を中心に中盤粘ってアンカー勝負というものでしたが、2区が終わって先頭とタイム差なしの2位と、前半から非常に理想通りの展開になり優勝に届くか?と思わせてくれました。が、ライバルが予想以上の強さでジリジリと離されてしまいました。

ただ、選手達は本当に我慢強く走ってくれて今持てる力をほぼ100%発揮できましたので、優勝には届きませんでしたが悔いはありません。…というただの報告で終わってしまうと、今回の貴重な経験が宮崎県のためにならないですし、この2年大舞台で持てる力を発揮できた理由と思えるエピソードもありますので、せっかくの機会ですので少し長くなりますがここまでの経緯も話させて頂きます。

今年のチームは昨年の全国8位という結果を受けて、子供達が「全国優勝」という大きな目標を立てて新チームがスタートした訳ですが、チーム作りという観点においては私の中では楽をさせてもらった1年だったと思っています。と言うのも、昨年卒業した先輩達が1から作り上げてくれた「自分が強くなるためにやるべき事をしっかりやる、努力するのは当たり前」というチームの雰囲気を後輩達が引き継ぎ、長距離ブロックの男女全員が私が練習に行けない日(本職が消防士なので週に1~3日程度しか行けません)に指導者がいないからと手を抜く事なんて彼らにはありえませんし、また部活の休みの日に自主的に練習をしたりと「当たり前の努力」を続けてくれました。

強くなるために足に不安があると「故障したくないのでメニューをこれに変えたいです」と言ってきますし、「今自分はここが弱いのでメニューを考えてくれませんか」という事も言ってきます。サボる理由ではなく、本当に強くなりたい気持ちが溢れています。また、長距離の天敵・貧血にならないために栄養を考えて食事をしたり(もちろん保護者のみなさんも熱心にサポートして頂いてます)、キツい練習をしてそこからしっかり回復して強くなるために早寝早起きをしたりと、高いモチベーションに波を作らず本当にやるべき事をしっかりと取り組んでくれました。

準優勝したメンバーは小学生時代から陸上をしている子達ではありますが、小学生で市町村対抗駅伝の宮崎市代表として走った子は1人もいません。そんな子達でも走る事を楽しみながらコツコツと努力すれば、大きな成果に繋がるという良い見本になったかなと思いますし、大舞台だからと自分を見失う事なくいつも通りの走りができたのはこの辺の理由があるのではと考えています。

また、今年の宮崎の長距離界では、他校においても田野中の河野くんや太田くん、高岡中の平田くんなど自分が強くなるためのひたむきな努力を続けて中学長距離男子の超一流の証・3000m8分台に到達した子が出ていますので、中学生は考え方や取り組み次第でどうにでも変われる年代だと改めて感じた1年でした。

今回の結果が、これまで「自分にはどうせ無理だ、才能がない」という気持ちになっていた子達の考えに一石を投じる事になれば幸いです。長々と書いてしまいましたが、最後に、特に今年1年は他校の先生方や地域の方々など多方面から私や子供達にお声掛けを頂き、本当に力を頂きましたし大変感謝しています。昨年含めてこの2年間で貴重な経験をさせて頂きましたので、この経験を宮崎県に還元していけるよう引き続き頑張りたいと思います!

それと、まだお話した事ない先生方や、子供達が沢山いらっしゃいますので、いつでも気軽に話しかけて下さい!そして勉強させて下さい!【大淀中外部指導者:中園】