今回、九州中学駅伝に出場して一番印象に残ったのは、「チーム宮崎の力」でした。これまでも九州大会や全国大会で“チーム宮崎”を感じる場面はありましたが、今回は特にそれを強く実感しました。


普段はライバルとして鎬を削っている選手たちが、コース上を走り回り、互いを大声で応援し合う姿――その光景は本当に美しく、胸を打たれました。そして今回は、本校の生徒だけでなく、他の中学校の選手や保護者の方々も朝早く宮崎を出て現地まで駆けつけ、力強い応援を届けてくださいました。その存在も非常に大きかったです。
選手に聞くと、レース中に至る所から
「三股!頑張れ!」
「宮崎!頑張れ!」
「○○ちゃん頑張れ!」
と声が聞こえてきたそうです。その声援が確実に選手の心を押し、今ある力を出し切る後押しになりました。本当にありがとうございました。
さて、レースですが、1区はスタート直後に珍しく超スローペースとなりました。その中でも冷静に判断し先頭を引っ張り、1km通過後に競技場を飛び出していきました。急激なペースアップに対応しきれず遅れはしたものの、後半も粘り、一桁順位で2区へ襷をつなぎました。
2区は自己ベストを更新する見事な走り。3区も後半こそ失速したものの、積極的なレース運びでした。4区も今持てる力を十分に発揮してくれました。5区アンカーではアクシデントもあり、九州・全国大会のアンカー特有の“後ろから強い選手が追ってくる圧”の中で順位キープは容易ではありませんでした。
チームとしての目標は「42分40秒、10位」でしたが、結果は「43分00秒、14位」
それでも今回の駅伝で、
「自分たちは弱い。まだまだ強くならなければ九州・全国では勝負できないこと」
「スタートラインに立つまでの準備の大切さ」
この2つを強く実感することができました。
今回の九州駅伝は選手にとっても私自身にとっても、少し苦い、ただ大変貴重な経験となりました。また、その場所に立てたことは本当に幸せで、たくさんの応援に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
12月14日の全中駅伝に向けて、やれる準備はすべてやり切ります。そして宮崎県代表として、精一杯、駆け抜けてきます!【三股中:福本】







